義姉「家の格が違うのよ(笑)」→私「全部お任せで」当日の末路

       
体験談
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義姉「家の格が違うのよ(笑)」→私「全部お任せで」当日の末路 体験談

義実家の台所に立つと、手が勝手に動く。買い出しの順番、席の並び、子ども用のお皿。誰に言われたわけでもないのに、気づけば私がやっていた。

そこへ、華やかなワンピースの義姉がヒールの音を鳴らして入ってくる。「主催は私だから、名札は私の名前で」——胸の中で、また始まったと思った。

義姉「家の格が違うのよ(笑)」

はっきり違和感になったのは、お盆の集まりだった。提灯を飾り終えた私に、義姉が満面の笑みで近づく。

「飾り、いい感じじゃない」

「ありがとうございます。和紙の色、合わせてみました」

「うん、主催は私だけど、センスは伝わるわ」

帰り際、耳元でひと言。「家の格が違うのよ(笑)。外の人は気楽でしょ?」

その瞬間、手が止まった。私は夫の妹ではない。義姉にとって私は“外”。その言葉が刺さった。

義姉「全部よろしく。主催は私ね」

秋、義父の退職祝いが決まった。家族が「店どうする?」「ケーキは?」と口々に言う中、義姉が私の肩を軽く叩く。

「あなた、いつも上手にやるじゃない。退職祝い、全部よろしく。主催は私だから、案内状には私の名前で」

私は必要なことだけ聞いた。「予算は決まってますか? アレルギーの確認は必要ですか?」

返ってきたのは「とりあえず高級っぽいとこで」。これまで私がやってきたのは、人数の確定、子ども用メニュー、駐車場、帰りのタクシー、席札、手土産、写真役。表向きは義姉、段取りは私。その形に、もう無理だなと思った。

夜、夫に言った。「義姉から“全部よろしく”。主催は自分だって」

夫は少し黙ってから言った。「もう受けなくていい。無理するのはやめよう」

私「全部お任せで。今回は欠席します」

翌日、義姉にメッセージを送った。

「ご依頼の件ですが、主催が義姉さんとのことなので、段取りはすべてお任せします。私は今回は欠席します。義父にはお祝いの品を別途お渡しします」

すぐ電話が鳴る。

「え、欠席? 嫁がいないと困るじゃない」

「主催の義姉さんが取り仕切る会だと伺いました。『外の人』とも言われましたし、私は今回は失礼します」

「そんなつもりで言ったんじゃ…」

「必要があれば夫に連絡してください」

それだけ伝えて電話を切った。夫からは「俺が行って様子を見る」とだけ。私は義父に個別でお祝いの品と手書きのカードを届けた。

店員「ご予約、4名足りません」

当日、私は子どもと家で過ごした。夕方、夫から短い連絡が続く。

「店にいるんだけど、席が足りない。予約が4人少ない。子ども椅子もゼロ」

「ケーキ、持ち込み不可って。店に話が通ってない」

「挨拶の順番が決まってなくて、始められない」

アレルギーの人の前に海老フライが置かれ、義母が慌てて店員に相談。店員は伝票をめくりながら「ご予約、4名分が入っていないようで…」と申し訳なさそうに言った。

義姉は「ちょっと待って」とグラスを並べ直すけれど、誰に何を頼むかが決まらない。義父の同期が時計を見て、「すまないが、先に失礼するよ」と立ち上がる。

夫が義姉に聞いた。「帰りのタクシー、手配してある?」

「してない。駅まで歩けるでしょ?」

年配の方がコートを羽織り始め、義母は店員に頭を下げ続ける。いつもなら私がやっていた「席札を置く→乾杯の合図→食事→ケーキの火→写真→帰りの流れ」が、どこにもない。

私にも電話が来たが出なかった。夫から「大丈夫。今日はこのままやらせる」とだけ届いた。

義姉「ごめん。人数、数えてなかった」

翌日、義実家に呼ばれた。玄関で義姉が頭を下げる。

「昨日はごめん。『個室なら何とかなる』って決めつけて、人数の確認もしなかった。店にも細かい確認をしてない」

義母が小さくため息をついて言う。「あなたがいないと、こんなに回らないなんて思わなかった。『外の人』なんて言ったってきいたわ、ごめんね」

私は伝えた。「私がやっていたのは、みんなが気持ちよく過ごせるように調整することです。主催はどなたでもいい。でも、段取りを任されるなら、名前だけ出されるのはやめてください」

夫が提案する。「今後は外部のケータリングも使おう。役割を紙に書いて分担しよう」

義姉はメモに書き込む。「ケータリングの見積もり、私が取る。席の配置は決めきれないから、相談する」

次は“客”として参加

次の集まりはケータリングにした。会場設営は業者、進行は義姉と夫で分担。私は出席者を確認するだけ。

「今日は楽しんでいって」と義姉。料理は時間どおりに並び、アレルギー表示も見やすい。

私は写真を数枚撮って、義父の隣でゆっくり食事をした。帰り際、義姉が小声で言う。

「あの時、『家の格』とか言って悪かったと思ってる。手柄も横取りしてた」

私はうなずいた。「分担が決まれば、うまくいきます」

以前のように私ひとりに集中的に頼るやり方は、ここで終わった。

さいごに

見栄と丸投げが混ざると、家の集まりはすぐ止まります。役割を書き出して、できないところは外に頼む。これだけで場が変わりました。

「手伝い上手」に任せきり、心当たりはありませんか。あなたなら、どこから軽くしますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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