夫「うちは専業主婦だから」→取引先「外部担当は奥様です」で黙った結果

       
体験談
※本記事はSHUFUFUが独自に制作したコンテンツです。また、本記事内に広告を含む場合があります。
夫「うちは専業主婦だから」→取引先「外部担当は奥様です」で黙った結果 体験談

夫の会社の家族行事に呼ばれるたび、私は厨房とテーブルを行ったり来たりしていた。声をかけられるのは配膳のタイミングばかり。心の中で「それ、私の仕事じゃない」とつぶやきながら、笑って受け流していた。

夫「うちは専業主婦だから」

最初に気になったのは、春の感謝デーでの夫の言葉だった。夫が同僚に向かって「うちは専業主婦だから、難しい話はスルーで」と笑った。私の目の前でだ。

私は在宅中心で、企業イベントの進行管理をしている。工程表を引き、関係者の調整をし、当日は現場で走る。名刺だって持っている。

「それ、ちょっと違うよ。私だって働いて…」と言いかけたら、夫が「今日は楽しんでて。ね?」と肩を叩いた。私は皿を重ねて流しに運んだ。

「名刺いらないよね?」にモヤッ

夏の納涼会では、受付の横で夫が私に小声で言った。「名刺、出す場面はないよね?みんな混乱するし」

「必要なら出すよ。仕事の話を振られたら、名乗らないのは逆に失礼だよ」

夫は曖昧に笑って「まあまあ。飲み物運んでくれる?」。私はうなずいて氷を足した。ここでは言い合わず、言われたことを覚えておくことにした。

会社行事でも「難しい話はパスで」

年末の納会。夫はまた同僚に言った。「妻は家のこと担当。難しい話はパスで」

その横で、私は焼きそばのパックを並べながら、「家のこと担当、便利な言い方だな」と思った。私の仕事を知らない同僚が、「いいなあ、のんびりで」と笑う。私は笑って返し、トングを置いた。

取引先「今回の外部責任者は奥様です」

年明け。夫の会社が新規イベントを外部に委託することになり、数社の提案から、私の勤務先が受注した。私はすぐに上長へ夫との関係を申告。先方にも事前に伝わり、夫は選定や承認の流れから外れたと聞いた。

初回のキックオフ会議。先方の担当者が開口一番、夫側の席を見て言った。「今回の外部責任者は○○さんの奥様です。◯◯社の◯◯さん、よろしくお願いします」

私は立ち上がり、名刺を配った。「本日の進行を担当します。資料の3ページをご覧ください。スケジュール案と、会場レイアウトの前提を書いています」

会議の質問が私へ、夫の手が止まる

席のあちこちから手が上がり、「搬入は何時から可能ですか」「想定来場者の動線は?」と質問が続いた。私は時間を示し、図を指し、必要な判断は先方の担当者に振った。

夫はメモを取りかけて、手を止めた。私と目が合うと、小さくうなずいた。それからは黙って書類を整えていた。

会議の最後に担当者が言った。「ご主人は今回、社内手続きから外れてます。窓口は◯◯さんで進めます」

帰り際、同僚の一人が私に頭を下げてきた。「前に、専業主婦だと聞いたので勘違いしていました。すみません。心強いです」

夫の謝罪と、次の紹介の仕方

その夜、夫が玄関で声を落とした。「見栄張ってた。『うちは専業主婦』って言うと、場が和むと思って。あれ、完全に俺の都合だった。ごめん」

「仕事を隠されるのは嫌だよ。私の肩書きは私のもの。家族行事でも、私を勝手に“家のこと担当”にしないで」

夫はうなずいた。「次からはちゃんと紹介する。というか、もう家族行事に君を“手伝い要員”として呼ぶのはやめる」

数日後、社内チャットで夫が同僚に送っていた。「外部の担当は、◯◯社の◯◯さん。妻がそこの社員だが、今回は社内の承認から外れている。業務は通常どおり進めてください」。私にも転送されてきた。

その後

プロジェクトは予定どおり進み、当日は大きなトラブルもなく終わった。片づけが一段落したとき、夫が差し入れを持ってきて「今日は現場の人に任せる。お疲れさま」と言った。

後日の打ち上げで、夫の同僚が乾杯の前に一言。「今回、外部の力に助けられました」。私は「外部がやりやすいように、社内が整ってたからですよ」と返した。肩書きどおりのやり取りになった。

さいごに

家族の仕事や役割を、本人の確認なく簡略化して紹介すると、相手の努力や信用を損ないます。あなたは家族を誰かに紹介するとき、本人が望む説明を確かめていますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました