「有休は無効、社長命令で解雇だ」娘の運動会当日に部長から鬼電!でも隣には人事本部長が!?後日、部長の末路

       
体験談
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「有休は無効、社長命令で解雇だ」娘の運動会当日に部長から鬼電!でも隣には人事本部長が!?後日、部長の末路 体験談

校庭の白線のにおいと、娘のゼッケンの紐。場所取りしたシートに腰を下ろした瞬間、カバンの中でスマホが震えた。
今日は有休。部長の承認ももらって、娘の運動会に来ている。それでも着信画面に出る部長の名前に、嫌な予感がした。

「今日の有休?無効だ」と鳴り続ける電話

スピーカーにせず、校門の外へ少し離れて出る。「すみません、今日は申請済みの休暇日です」
「無効だ。至急戻れ。社長の指示だ」
一方的に切られ、すぐまた鳴る。「出ないなら、なにか処分を考える。運動会か?」

私は数日前に提出した休暇申請のメールを開いた。部長の「承認します」の返信もある。画面を見ながら、もう一度かけ直した。
「承認済みです。今日のことは、前から…」
「俺が無効と言ったら無効。社長も怒ってる。お客様が来る。お前しか段取り知らないだろ」

背後から、娘のクラスの入場曲が流れ始めた。私は校門の影に身を寄せ、「本日の連絡は人事を通してください」と伝えた。それでも着信は止まらない。

「社長命令で解雇」連続着信の脅し

「社長命令で解雇だ。身の振り方考えろよ」
連続で飛んでくるメッセージ。社長の名前を盾にするのは、部長のいつもの癖だった。前にも「子どもの行事で休むのは甘え」と言われたことがある。

私は娘の出番を見逃したくなくて、通話を短く切り上げた。「今日は出社しません。必要なら人事へお願いします」
「俺が人事と話つける。出てこい」

そのやり取りを、シートに戻った私の横で見守っていたのが、同じクラスの保護者の佐伯さん。数週間前の保護者会で、話の流れから同じ会社だと分かった。名刺交換もしていないけれど、「人事本部で働いている」とだけ聞いていた。肩書までは知らなかったが、この場で本人が名乗った。

「困ってるみたいですね」
「有休が無効だって。承認メールもあるのに」
私がスマホの画面を見せると、佐伯さんの表情が変わった。

「その電話、私に代わって」隣の保護者

「その電話、私に代わってもらえますか」
「個別の業務名には触れず、休暇の扱いだけ伝えます」と佐伯さん。私は端末は手元に置いたまま、スピーカーに切り替えた。

「もしもし。人事本部の佐伯と申します。今、社員の家族行事の場にいます。承認済みの年次有給休暇に対して『無効』『解雇』といった連絡を複数言われていますか」
電話の向こうで一瞬、時が止まったのがわかった。

「どちらの佐伯さんですか」
「人事本部長です。こちらで承認メールを確認しています。労務管理上、本日の直接連絡は控えてください。急ぎの業務は、所属長同士でお願いします」

私は承認済みメールを拡大して見せた。件名、提出日、部長の「承認します」の文言。佐伯さんは、私のスマホ画面を指しながら続けた。
「『社長命令で解雇』という発言がありましたね。事実確認します。社長には私から連絡します。以後、この社員への脅し文句と出社強要はやめてください」

「人事本部の者です」と名乗った瞬間

「いや、それは…その、表現が強かっただけでして。解雇なんて本気じゃ…」
部長の声が小さくなる。咳払いが混じった。

「強い言い方の問題ではありません。今日は休暇日です。連絡の頻度、内容、いずれも規程違反です。急ぎの案件があるなら、あなたが責任者として段取りし直してください」

「お客様が…彼女がいないと…」
「あなたが管理職です。引き継ぎが必要なら、前日までに確認するのが役目です」

数秒の沈黙の後、部長は「わかりました」とだけ言って通話を切った。

佐伯さんは私に向き直り、小さく会釈した。「今日はスマホはしまって、競技を見てください。この後、人事から正式に連絡します」
私は深く頭を下げた。入場門から娘がこちらに手を振っている。私は手を振り返した。

処分通知と、変わった朝

翌週、人事本部から面談の案内が来た。私は承認メールと、当日の着信履歴とメッセージ本文のスクリーンショットを提出した。決定打は、あの日のやり取りを人事本部長がその場で聞いていた事実と、同じような圧を受けた同僚の証言だった。承認メールの存在と、休暇中の出社強要・解雇をほのめかす文面が、処分の直接の根拠になった。

社内には「年次有給休暇の取得・連絡に関する再周知」と「職場での嫌がらせ防止」の通達が配信された。数週間後、人事から結果の知らせがあった。部長は降格・減給。管理職研修の受講と、担当からの外れが決まった。私の直属の上司は別の課長に代わり、業務の引き継ぎも、二人三脚でやり直した。

処分の連絡が来た日、朝の会議室は静かだった。新しい上司は「まずはカレンダーの休暇を全員で共有しよう」と言い、私の来月の半日休暇まで確認してくれた。

家では、娘が運動会の写真を何度も見返している。「ママ、走るの速かったでしょ」
「うん。ちゃんと見たよ」
あの日、私は家族と過ごす時間と、働く権利をどちらも手放さずに済んだ。

その後

その後、社内の雰囲気は少し変わった。朝一番の打ち合わせで、上司が「来週の子どもの参観で午後不在にします」と自分から口にする。誰かの休みを「仕事より優先?」と冷やかす声は、もうない。

私は自分のデスクに小さな付箋を貼った。「運動会は来年もある」。予定に合わせて動くのは、社員のわがままじゃない。段取りと理解があれば、会社は回る。あの日、隣に人事のトップがいたのは偶然だけど、会社としての筋を通してくれたことに救われた。

さいごに

承認済みの有休を「無効」と言い張るのは、ただの無茶ぶり。会社の仕組みが、私物化されたら困りますよね。
家族の行事と仕事の段取り、どちらも大事にしたい気持ち、よく分かります。
同じ場面に出くわしたら、承認記録を残し、まず社内の相談窓口へつなぐことが自分を守ります。あなたなら、休暇中に不当な出社を求められたとき、誰へ相談しますか。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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