ベンチにリュックを置いて、娘とシャボン玉。離婚して小学生の娘と暮らす私に、交際半年の彼が「少しだけ顔出すね」と公園に来た。娘と会うのは初めてで、私はそわそわしていた。
「パパって呼んで♡」で娘の手が強く
「やっほー。今日からパパって呼んで♡」
軽いノリで、彼は娘の手を取ろうとした。さらに「二人だけの秘密、作ろっか」と笑う。
娘は私の袖をぎゅっとつまみ、私だけを見た。しゃがんで顔を合わせ、「帰りたい?」と聞くと、娘はうなずいて私の手を強く握った。
私は彼にだけ聞こえる声で「今日は帰るね」と言い、リュックを肩にかけて娘と一緒に公園を出た。彼は「え、ちょっと…」と戸惑っていたけれど、私は立ち止まらなかった。
夜「使わないで」と送った理由
帰宅後もざわつきは残った。初対面の娘に“パパ”や“秘密”は重い。私はメッセージを送った。
「娘の前で“パパ”や“二人だけの秘密”は初対面で言わないでほしかった。私たちの関係を進めるのに、娘を利用するようなことはしてないよね?娘が自分から話しかけたり、手を伸ばしたときだけ応えてほしい」
しばらくして彼から「焦ってた。ごめん。次は“ママの友だち”として会わせて」と返事。短い言葉に、肩の力がすっと抜けた。
「ママの友だちで来て」に変わった日
数週間後、人が少ない時間の公園へ。彼は来てすぐ娘の前でしゃがみ、「この前ごめん。びっくりしたよね。今日はママのお友だちとして、一緒に見ててもいい?」と聞いた。
娘は私を見上げ、こくりとうなずく。彼は手は出さず、少し離れた場所でシャボン玉の輪を一緒に眺めた。私が「丸いの飛んだね」と言うと、彼は「大きいね」とだけ返す。
帰り道、娘が小さく聞いた。「またあの人に会う?」
「会ってみたい?」と返すと、娘はうなずいた。次に会うかどうかは、娘が自分から『またね』と言えたらにする。大人の段取りより、ここは娘の意思で決めたい。
さいごに
初対面の子どもの前で距離感を誤ってしまうこと、ありますよね。今回は“秘密”や“パパ”を止め、謝り方と距離の取り方を変えたことで前に進めました。あなたなら、子どもの前で急に距離を詰める行動をされたらどうしますか?「今日はここまで」と言える空気、用意しておきたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。


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