同僚リーダー「自分で情報拾って」→私「除外された履歴、人事に出します」その後

       
体験談
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同僚リーダー「自分で情報拾って」→私「除外された履歴、人事に出します」その後 体験談

朝の定例会議のはずなのに、私のカレンダーだけ予定が空白だった。
部署のチャットも静か。ドアの向こうで議題が始まっているのが分かるのに、私は資料を抱えたまま廊下にいた。

半年だけど、もう慣れた。問題は、慣れることじゃないと思った。

「自分で情報拾って」と突き放され

広報チームに入って半年。キャンペーンの広報面は私が担当で、現場の取りまとめは同じ年次の同僚がリーダーだ。

ある日、仕様変更の共有が会議で決まっていたらしい。私は知らずに旧仕様で原稿を進めてしまい、リーダーに呼ばれた。

「またズレてるよ。自分で情報拾って」

私は「会議の招待が届いていません」と伝えた。すると彼は肩を上げてこう言った。

「そこまで手は回らない。会議は流動的だし、各自で拾うのがうちのやり方」

うちのやり方。入ったときに聞いた手順書では、関係者一括の連絡グループがあり、会議はそのグループに一括招待と書いてある。私も最初は入っていた。

連絡から外されたまま、責任だけ乗せられる

その日から、私だけ妙に抜かされているのが続いた。

・朝の定例が私だけ招待なし。
・資料の置き場所が別フォルダに変更され、URLが回ってこない。
・レビューの締切だけは私宛に来る。

一度、チャットでリーダーに送った。「会議の招待に追加してください」。

返ってきたのは「人数を絞る。君は議事録を読めば足りる。情報は自分で拾って」。

書き起こしは後日、しかも要点だけ。決定の理由や顧客の反応が抜ける。現場を握っているのは会議にいる人たちだ。

別のメンバーに直接頼んだこともある。「次から私も入れてください」。その人は「もちろん」と言い、当日の朝にDMで会議URLを送ってくれた。「招待にあなたの名前がなかったので、取り急ぎ」と一言添えて。

私の名前がない。つまり、どこかで誰かが外している。

一度だけ正面から聞いた

抜け漏れのたびに叱られるのは私だ。原稿は修正すれば出せる範囲で、取引先に迷惑はかけていない。でも、これが続けば事故になる。私は腹を決めてリーダーに一度だけ聞いた。

「連絡グループから私が外れていますか? 会議の招待も届きません。入れてください」

リーダーは画面も見ずに言った。「今はスピード重視。君は補助でいいから」

補助。担当を振られているのに、その一言で外に置かれる。これ以上ここで言い合っても、元に戻りそうにない。

私はその場で深追いをやめた。代わりに、手元にある事実を集めた。

・招待メールが届いていない日付の一覧を自分のカレンダーから書き出した。
・「追加してください」に対するリーダーの返信を保存した。
・メンバーから届いた「招待にあなたの名前がなかった」DMをそのまま取っておいた。
・最初の配属時に渡された手順書の「連絡グループは全員一括」のページをコピーした。

私はプロジェクトの資料を期限どおりに出し、不足している情報は関係者へ確認して補った。感情的に抗議して仕事を止めれば、「外して正解だった」と言われかねないと考えたからだ。

「共有から外された記録を人事に提出します」

週明け、課長に時間をもらった。会議室に課長と人事の担当者が来て、私は封筒を出した。

「連絡グループと会議招待から、私の名前が外されています。『自分で情報拾って』という指示のもとで、私だけが情報に触れられない状態です。共有から外された記録を人事に提出します」

課長は紙をめくり、人事は「確認します」と言った。私はここで初めて、会議の当日朝に廊下で立っていたこと、DMでURLをもらって入室したこと、その後に「次回はオブザーバー扱いで」と言われ招待が来なかったことを順番に話した。

数週間後、人事から呼ばれた。社内の管理ログで、連絡グループから私のアカウントを外した操作が特定の日に行われていたという。操作をしたのはリーダーだった。会議招待の宛先から私を削除した履歴も残っていた。

呼び出しのあとに起きたこと

人事はチーム全員からも聞き取りをしたらしい。私にDMでURLを送ってくれたメンバーは、「招待にあなたの名前がなかった」と伝えた事実をそのまま話してくれた。

その週の終わり、私は希望していた制作寄りの部署へ正式に異動が決まった。必要な引き継ぎは、タスク単位の一覧と作業の手順書を社内のフォルダに置き、課長に共有して完了。対面の打ち合わせを求められたが、「記録が残る形でお願いします」と伝え、チャットと文書で済ませた。

リーダーは、人事の面談のあともしばらくは現職に残っていたが、数週間後、取引先から課長に直接「返事がない」と苦情が入った。イベント告知の修正をリーダーが受け取っていたのに、先方への返信も社内共有も止まっていたという。

課長は受信メールと先方の連絡時刻、チーム内の共有の有無を突き合わせた。そこで、私が提出した共有遮断の記録と、今回の顧客連絡の放置が同じ人のところで止まっている事実が揃った。

ほどなく、課長から全員に通知が出た。「〇〇案件のリーダー交代」。肩書きが外された。

新部署では必要な情報が届くように

新しい部署では、連絡グループは部署単位で固定され、会議の招待も担当者へ一括で届く。必要な資料は担当者全員が閲覧でき、メンバーを外す場合は理由を記録する決まりだった。

最初の大型案件で私は校了までの流れを決めて、締切を一つも落とさなかった。レビューでも「判断が早い」と言われた。やっていることは前と変わらない。ただ、必要な情報に普通にアクセスできるだけで、仕事はちゃんと終わる。

前のチームからは、「今は落ち着いた?」とだけメッセージが来た。私は「おかげさまで」と返し、あとは仕事に戻った。

あのリーダーから個人的な連絡はない。こちらももう、私的なやりとりをする用はない。異動の決定をもって、私の中では終わっている。

さいごに

必要な連絡から特定の人だけを外す行為は、仕事の遅れだけでなく孤立にもつながります。自分だけ情報が届いていないと気づいたら、あなたはどの履歴を残し、誰へ相談しますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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