向かいに住む50代の男性が、最近ちょっと頭から離れない。
悪い人じゃないと思う。でも——なぜか私の財布と心が、じわじわと痛んでいる。
最初は「町内会費、500円だけ」だった
きっかけは先月の町内会の集まりだった。
「あ、今日小銭持ってなくてさ。500円、立替えといてもらえる?」
気さくな笑顔でそう言われると、断る雰囲気でもない。
500円だし、とその場で出した。
普段もよく会うし、次の集まりのときまでに返してくれるだろう——そう思っていた。
2回目は「うちの分もついでに刷っといて」
数週間後、自治会の連絡プリントを印刷することになって、向かいのご主人から「うちの分もついでに刷っておいてよ」と頼まれた。
インク代や紙代なんて数十円の話だ。
「いいですよ」と答えながら、頭の片隅では——あの500円、まだ返ってきてないな、とうっすら思っていた。
でも言えない。
「あの500円どうなりましたっけ」なんて口にしたら、なんだかケチみたいで。
近所づきあいって、こういうところが難しい。
3回目は「自販機で一本買っといて♪」
そして先週。
地域の草刈り作業が終わったあと、ご主人がこともなげに言った。
「あー喉渇いたな。悪いけど自販機で一本買っといてよ、あとで返すから」
……あとで返すから。
その言葉、前も聞いたな。
130円を渡しながら、私は心の中で計算しはじめていた。
500円+数十円+130円。合計で700円いかないくらい。
大した金額じゃない。本当に。
でもなぜか、じわっとモヤモヤが積み上がっていく。
「催促したら角が立つ」と自分に言い聞かせる日々
返してと言えばいいだけの話、なのはわかってる。
でも近所だから。これからも顔を合わせるから。
「そんな細かいこと気にするの?」と思われるのも嫌だし、険悪になるのはもっと嫌。
だから毎回「まぁいいか」と自分を説得させるようにしてはいるが、モヤモヤが胸に残る。
——これって、私だけじゃないよね?
金額が小さければ小さいほど、言い出しにくい。
でも回数が増えれば増えるほど、じわじわしんどくなる。
近所づきあいの「立替え問題」って、実はこういう小さな積み重ねが一番ツライんだと思う。
さいごに
「大した金額じゃないから」と自分をなだめるほど、モヤモヤだけが静かに増えていく——そんな経験、一度はあるんじゃないでしょうか。悪意のない相手だからこそ余計に言い出せない、近所づきあいの難しさってありますよね。あなたなら、4回目が来たとき、どうしますか?
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。



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