「軽なの? ご主人どこ勤務?」会うたび詮索するママ友→夫本人にまで聞いた結果

       
体験談
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「軽なの? ご主人どこ勤務?」会うたび詮索するママ友→夫本人にまで聞いた結果 体験談

朝の保育園の駐車場。

私は軽自動車から子どもを降ろし、荷物を抱えて玄関へ向かおうとしていた。

そこへ、同じクラスの母親が笑顔で近づいてきた。

「軽なんですね。小回り利いて便利そう」

そこまでは普通の会話だった。

でも、次に聞かれたことに少し引っかかった。

「で、ご主人って何の仕事してるんです?」

「ご主人、どこ勤務?」

最初は世間話だと思った。

保育園では、送迎の時間が重なる保護者同士で仕事の話になることもある。

私は、「普通の会社員ですよ」とだけ答えた。

ところが、それからも会うたびに似たことを聞かれた。

「正社員?」
「転勤ある会社?」
「結構大きいところ?」

私が曖昧に答えると、「別に気にしなくていいのに」と笑う。

その一方で、

「うちは車2台あるんだけど、私は大きいほう乗ってるの」
「主人の会社、福利厚生が結構いいんだよね」

と、自分の家の話はよくしていた。

一度や二度なら気にならなかったと思う。

でも、何度も続くと、「この人は何を確認したいんだろう」と思うようになった。

「役員なら、ご主人の仕事も聞いておこうかな」

その頃、保育園の家庭も参加する地域行事の準備が始まった。

私は保護者側の担当の一人になっていた。

ある日、打ち合わせ用のグループチャットに招待されたあと、例の母親から個別にメッセージが来た。

「当日の役割決めたいんだけど、ご主人って何系の仕事なの?」

私は、

「夫も当日は手伝えますけど、仕事は関係なく、空いているところで大丈夫です」

と返した。

すると、

「でも仕事によって得意なこと違うじゃないですか。せっかくだし参考にしたい」

と返ってきた。

確かに、経験のある人に得意な作業をお願いすること自体はおかしくない。

でも、必要なのは「力仕事ができる」「受付ができる」「パソコン作業が得意」といった情報であって、勤務先や肩書きではない。

私は、「できることを本人に聞いておきます」とだけ返した。

打ち合わせでも、また同じ質問

週末、公民館で打ち合わせがあった。

夫も当日の手伝いをする予定だったため、一緒に参加した。

テーブルには進行表と、受付、会場設営、案内などの担当表が置かれていた。

話し合いが始まり、それぞれができることを確認していく。

夫は、

「午前中から行けます。荷物運びでも受付でも、空いているところをやります」

と伝えた。

すると、その母親がすぐに聞いた。

「ご主人って、結局何のお仕事なんですか?」

夫は少しだけ間を置いた。

「会社員です」

「いや、そうじゃなくて。職種とか役職とか」

周りにいた人たちも、少しこちらを見る。

夫は特に困った様子もなく言った。

「仕事と今日の役割は関係ないと思うので、ここではちょっと。必要なら、できる作業を聞いてください」

その場が一瞬静かになった。

相手は、「あ、ごめんなさい。そこまで聞くつもりじゃなかったんだけど」と笑った。

私はそこで初めて、はっきり言った。

「前から勤務先とか役職を何度か聞かれてたけど、私もあまり答えたくなかったんですよね。行事の役割なら、できることだけで決めません?」

責めるような言い方にはしなかった。

でも、笑って流すのもやめた。

「できること」で役割を決めた

その後は、担当表を見ながら普通に話し合った。

重い荷物を運べる人。

受付に長くいられる人。

子どもの対応が得意な人。

掲示物を作れる人。

それぞれができることや時間帯を出し合い、担当を決めていった。

夫は会場設営と撤収を手伝うことになった。

仕事で何をしているかは最後まで話さなかった。

それでも、行事の準備には何の支障もなかった。

むしろ、それで十分だった。

帰り道、夫が言った。

「ずっと聞かれてたの?」

「うん。車とか仕事とか、いろいろ」

「答えたくないなら答えなくていいんじゃない?」

あまりにも普通に言われて、少し笑ってしまった。

本当に、その通りだった。

翌朝、少しだけ距離が変わった

次の日、保育園の駐車場でその母親と会った。

「おはようございます」

向こうから声をかけられた。

私も、「おはようございます」と返した。

それだけだった。

夫の会社について聞かれることも、車の話をされることもなかった。

その後も、必要な行事の連絡は普通に来た。

打ち合わせで気まずくなったからなのか、私が答えたくないと伝えたからなのかは分からない。

でも、以前のような詮索は減った。

行事当日

地域行事の日。夫は予定どおり、朝からテーブルや荷物を運んでいた。

私は受付を担当した。

例の母親も別の場所で案内係をしていた。

忙しくなると、誰がどんな会社に勤めているかなんて、本当にどうでもよかった。

必要なのは、

「今、受付足りてる?」
「これ運べる?」
「次はどこ手伝う?」

そんな会話だけだった。

終了後、片づけをしていると、彼女が私のところへ来た。

「この前は、ごめんなさいね。ちょっと聞きすぎてたかも」

私は、

「いいえ。仕事とか家のことは、あんまり細かく話したくないんです」

と答えた。

「そうなんですね」

それで会話は終わった。

急に親しくなることもなかったし、相手の考え方が全部変わったかどうかも分からない。

でも、それでよかった。

私が決めた距離

それから私は、その人と必要以上に距離を縮めていない。

会えば挨拶する。

保育園や行事の連絡には普通に返す。

でも、家庭の収入や夫の勤務先など、話したくないことを聞かれたら、

「そこは内緒」

と答える。

以前なら、角が立たないように曖昧に笑っていたと思う。

でも、答えたくない質問に答えないことは、相手を嫌うこととは違う。

軽自動車に乗っていることも、どんな服を着ているかも、夫がどこで働いているかも、保護者同士の付き合いの上下を決める材料ではない。

朝、いつもの駐車場で車のドアを閉める。

私はそのまま子どもの手を取り、園の玄関へ向かった。

前より少しだけ、人との距離を自分で決められるようになった気がしている。

さいごに

何気ない世間話でも、勤務先や収入、家族の肩書きなどを何度も聞かれると、負担に感じることがあります。

相手に悪意があるかどうかを確かめなくても、「そこは話したくない」と伝えていいのだと思います。

相手を言い負かしたり、もっと立派な肩書きを見せたりしなくても、自分が話す範囲は自分で決められます。

もし保護者仲間から家族の勤務先や収入を何度も聞かれたら、あなたならどこまで答えますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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