ママ友「聞いたことない大学だね」「採用されたの意外(笑)」→後日「えっ」ランチでフリーズした理由

       
体験談
※本記事はSHUFUFUが独自に制作したコンテンツです。また、本記事内に広告を含む場合があります。
ママ友「聞いたことない大学だね」「採用されたの意外(笑)」→後日「えっ」ランチでフリーズした理由 体験談

保育園の送り迎えで顔見知りになったAさんは、数分話しただけで私を「下」に見てくる人だと分かった。笑顔のまま、言葉の端々で相手を傷つけるタイプだ。

「どこの大学?」「 聞いたことない(笑)」

最初は世間話のつもりだった。

「お仕事、続けてるんですか?」

「はい、フルタイムで」

「えらいですね〜。どこにお勤めで?」

会社名を言うと、Aさんは「へぇ、知らないな」とだけ。すぐに出身大学に話題が移った。

「大学は?」

大学名を言うと、Aさんは笑って首をかしげた。「どこの大学? 」

悪気がない顔をしているから、一瞬迷う。けれど、刺さる。

「〇〇県にある大学です」

「そっか。 聞いたことないな(笑)」

その「そっか」の言い方が、妙に引っかかった。

数日後、また門で会ったときはこうだった。

「フルタイムって、正社員ですか? すごいですね、よく採用してもらえましたね」

言葉だけなら褒め言葉。でも「あなたの身の丈で?」という含みが、声色に混ざっている。

私は「おかげさまで」とだけ返し、娘の手を握って門を出た。

「ランチ行こ。いい店あるよ」

PTAの係が同じになり、Aさんから「打ち合わせも兼ねて、ランチ行きませんか」と誘いが来た。

断る理由もない。駅近にできたばかりのカフェに連れていかれ、窓際の二人席に通された。

「ここ、雰囲気いいでしょ。知り合いに教えてもらって」

メニューを開いたところで、また仕事の話が始まる。

「正社員って、プレッシャーありますよね。私は無理で、扶養内にしたんです。まあ、フルタイムじゃないと採用されない所もあるから、しょうがなく続けてる人もいますけど」

「しょうがなく続けてる人」——私のこと? ぼかした言い方を選ぶのが上手い。

水が運ばれてきて、私は「どうでしょうね」とだけ答えた。言い返すより、距離感を測るほうが今は大事だと思った。

「紹介パネル、確認お願いします」

そのとき、カウンターから店長らしき男性が近づいてきた。

「あの、もしかして……〇〇さんですよね? 先日、講座の件でメールした者です」

来月、このカフェで地域の子育て支援団体が主催する講座がある。私は講師として依頼を受け、会場担当の店長と代表者に、名前・顔写真ありのプロフィールと会社名、肩書をメールで送ってあった。今日この席に私がいるのは偶然だけど、名前と日程、そして顔写真が頭にあったのだろう。

「ちょうどよかった。講師紹介のパネル、刷り上がったので、デザインの確認をお願いできますか」

A4のデザイン案がテーブルに置かれた。私の名前の下に、会社名と「開発リーダー」という肩書が、はっきり印字されている。

「問題なければ、このまま進めます」

「ありがとうございます。大丈夫です」

店長は軽く会釈して戻っていった。

「……開発リーダー、って」

二人とも、しばらくメニューをめくる手を止めた。

Aさんが先に口を開く。「……開発リーダー、って」

「チームのまとめ役みたいなものです。プロジェクトの進行とか。来月の講座も、その流れで声をかけていただいて」

私はそれ以上の説明を足さなかった。必要なことだけ言って、パネルを店員さんに返す。

Aさんは紙を目で追ったまま、少し間を置いて「そう、なんですね」とだけ。さっきまでの「しょうがなく続けてる人」の続きは、出てこなかった。

注文を済ませると、話題は子どもの好き嫌いに移った。Aさんは「うち、トマトがダメで」と笑い、私は「うちはきのこ派です」と返した。仕事や学歴の話は、一度も出なかった。

ランチ後、Aさんの話題が変わった

その日の打ち合わせは滞りなく終わり、「またね」と別れた。

それからの送り迎えで、Aさんは当たり障りのない会話しかしなくなった。天気、今週の給食、園の掲示。短い立ち話で解散。

ぎこちなさは残る。でも、私にはそれで十分だ。

謝罪が欲しいわけでも、仲良くしたいわけでもない。最初から人をものさしで測るような話題を投げてこなければ、それでいい。

その後の講座と、私の小さな決めごと

講座当日、会場の入口に、あの紹介パネルが立っていた。参加者の多くは子育て中の親で、質疑では「家で使っているアプリの工夫」をたくさん聞かれた。私は、家事の合間のスキマ時間に開発のレビューをどう回すか、チームで情報をどう整えるか、現実に使っているやり方だけを話した。

会の最後に、団体の代表が「働き方はいろいろ。比べないで、自分のペースで」と言って締めた。その言葉に、少し救われた。

帰り道、私は自分の中で一つだけ決めた。送り迎えで学歴や仕事を持ち出されても、乗らない。必要なら話すけれど、試すような問いかけには、軽く笑って流す。それだけで、日常はだいぶ落ち着く。

そして今も、Aさんとは軽い挨拶を交わすだけだ。目的が同じなら、それでいい。

さいごに

相手を肩書きや出身で測ってしまうこと、私たちにも心当たりがありますよね。けれど、日常で交わしたいのは小さな助け合いと言葉の温度です。無理に仲良くしなくても、傷つけない距離は選べます。あなたなら、どこで話題をそっと切り替えますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

コメント

週間アクセスランキング

母「仕送り増やせ、親不孝者!」⇒僕「送金先、母さん名義だよ?」…仕送りの行き先が判明
「妻なんだから当然でしょ?」連休の台所が私だけ地獄…夫の前で“量”を出したら変わった
「ついでに乗せてってよ」無料送迎扱いの自分勝手ママ友。子どもの”正直な一言”で撃退した話
法事のあとに義母が「嫁なんだから多めに出して」?後出し請求を見える化した結末
義母「せっかくだから松コースで♡」義父「地酒は全種類!」私のおごりと知り遠慮ゼロで注文→お会計で夫が顔面蒼白になったワケ
「名前はお義母さんが決めるから」産後の病室で候補リストを広げた義母を止めた、意外な人物
義母「今週中に出て」私「鍵を置いて退去します」即退去すると…義母からSOS!そして義妹は?
「休みの日ぐらい一人にさせてよ」休みの時間は夫だけのもの?お望み通り一人にさせてみたら?
義母「跡取りを産めないなら帰って」→私「では別れます」…4年後、義母が頭を下げたワケ
「地方出身?私たちとは別テーブルで♡」と排除した女性4人組→その後4人が青ざめたワケ
タイトルとURLをコピーしました