義母「5万だけ払うから端数はナシで」→夫が旅費の明細を並べた結果

       
体験談
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義母「5万だけ払うから端数はナシで」→夫が旅費の明細を並べた結果 体験談

湯けむりの余韻が消えるころ、別のモヤモヤが残っていました。夫の母と3人で行った一泊の温泉旅行。グループチャットで「帰ってから3等分にして、1人分の支払をする」と決めていたのに、2カ月たっても支払いの話にならないのです。

その夕方、義母から電話が来ました。「5万だけ払うから、細かいのはナシで」

私は受話器を持ったまま、グループのやり取りを思い出していました。

「5万で済ませよ?」の電話

計画の段取りは夫が担当。宿と特急の手配は夫のカードでまとめて支払い、帰宅後に3等分してその1人分を支払う——そう決め、義母も「了解」のスタンプを返していました。

ところが帰宅してからの義母は「通帳が見当たらないの」「今月は出費が重なってて」「来週まとめておろすね」と、少しずつ先送り。私は「では来週で」と返しつつ、グループの書き込みをスクロールしてはため息が増えました。

2カ月が過ぎたところでの「5万でいいでしょ」。私は言いました。「お義母さん、みんなで決めてましたよね」

「払うって言ってるじゃない。家族なんだから、端数は切るものでしょ」

「今度払う」の延長は終わりにする

通話を切って、私は夫に経緯を説明しました。グループのスクショ、私が送った「3等分でお願いします」のメッセージ、既読の表示。

夫はうなずいて言いました。「数字を一緒に見ようって伝えよう。口頭だとこのまま流される」

私たちは翌日、わが家で話す約束を取り付けました。夜のうちに準備。夫はノートPCに宿の予約確認メールを開き、特急の購入履歴を表示。カードの利用明細は銀行アプリからPDFを出して、必要なページをプリントしました。私は財布の奥にあった入湯税のレシートを見つけて封筒に入れ、連絡グループの「3等分」の画面をスマホで開いたままに。

テーブルにはA4の紙。夫が「宿」「特急」「現地で現金」の3行を書き、合計欄を空けておきました。

夫「金額、順に確認しよう」

翌日、義母がやって来るなり、明るい声で封筒を置きました。「5万、持ってきたわ」

夫はあいさつのあと、テーブルの紙と画面を示しました。「母さん、順番に見てほしい」

宿の予約メールには、1泊2食3人分の合計額と部屋タイプ。特急の購入履歴には3人分のチケット代。現地で払った入湯税のレシートも並べます。夫はそれぞれの金額をA4の紙に書き入れ、電卓で足しました。

「合計が21万6千円。3人で割ると1人7万2千円。母さんの分は7万2千円」

義母は目を丸くしました。「そんなに? 家族で出かけたんだし、ちょっとは母親にまけるものでしょ」

夫は数字を指で押さえました。「端数って、数百円とかの話だよね。今日は2万2千円違ってる。しかも、このカードは俺の名義で、今も引き落とし待ち。立て替えてるのはうちだよ」

私はスマホをテーブルに置き、画面を見せました。「出発前に『帰ってから3等分でお願いします』って送ってます。ここ、既読が付いてますよ、お義母さん」

義母は封筒に触れた手を止めました。

義母「じゃあ今、振り込むわ」

義母はバッグからスマホを取り出し、「現金はやめる。今ここで振り込むわ」と言いました。夫が通帳の表紙を見せ、「この名義と番号で合ってる」と口に出して確認します。

義母はアプリに数字を打ち込み、「7万2千円、でいいのね」とこちらを見ました。

夫はうなずきました。「うん。今日入ると助かる」

送金の完了画面が表示され、私のスマホにも入金通知が届きました。義母は小さく息を吐き、「ごめんね。昔の旅行はざっくり割ってて、その感覚で言っちゃった」と言いました。

夫は落ち着いた声で続けました。「これからは最初にルールを決めよう。参加するなら、見積もりが出た時点で前払い。そうすれば、誰の負担も残らない」

「分かったわ。次からはそうする」義母はうなずき、持参した5万円はバッグに戻しました。

その後、前払いのやり方に切り替え

数週間後、義母から「秋にまた行こうか」とメッセージ。夫は「いいね。見積もりが出たら母さんの分は前払いでお願いね」と返し、金額と締切日を書いたメッセージを送りました。

指定の日、義母からちょうどの金額が振り込まれ、「今回は早めに送ったから、よろしくね」とスクリーンショットが届きました。やり取りは短く、気がラクでした。

あの日にしたのは、約束と金額を同じテーブルに並べて、3人で確認したことだけ。声を荒らげなくても、話は進むんだと実感しました。

さいごに

数字と約束を見える形に出すと、家族のお金ごとも早く片づくことがあります。うやむやにしがちな場面、あなたにも心当たりはありませんか。次に同じ状況が来たら、最初に決めておきたいことを一つだけ言葉にしてみる。あなたなら、何を選びますか。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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