PTAの打ち上げは、子ども抜きで久しぶりに笑ってしゃべって、あっという間に終電間近。お会計はお店でまとめて払って、幹事のママ友が「会計は明日まとめますね」と言ってくれていた。
翌朝、弁当を詰めているとスマホが鳴った。グループに通知が来ている。
「4800円ね」朝イチの通知
幹事の彼女からまとめの連絡。「会費は1人4800円でお願いします。今日中に送金お願いします」。リンクを開くと送金アプリのボタンが出ている。
朝はバタバタだし、毎回こんな感じで済んでいる。私は流れでポンと押し、「送りましたー」と一言入れた。
「12人で割れば4290円?」数字を確かめた
家事が一段落してコーヒーをいれたとき、ふっと昨夜の画面を思い出した。前日に彼女が上げていた予約のスクショだ。「大人12名 合計51,480円」と見えたはず。
気になってグループを遡る。やっぱり「合計51,480円」。解散の直前に上がっていたレシート写真の合計も同じ数字だ。12人で割れば4290円。さっき送った4800円と、510円の差がある。
端数の切り上げにしては大きい。もし手数料や雑費があるなら、内訳をみんなで共有したほうが安心だ。
「明細ある?」二枚の画像を添付
私はグループに書き込んだ。
「念のため確認させて。昨日の予約スクショとレシート、どっちも合計51,480円だよね。12人なら1人4290円かな。他にかかってる分があれば、内訳が分かるように教えてほしいです。レシートもう一度見せてもらえる?」
彼女が以前上げていた予約画面とレシートの写真を、私の投稿にも添えた。責め口調は避け、見えているものをそのまま示す。
既読が増え、「あ、たしかに」「12人だと4290円だね」と、他のママたちからも反応がついた。すでに払った人からは「差分わかったら助かる〜」のコメント。
「計算ミスでした」差額が戻る
数分後、幹事の彼女から返信が来た。
「ごめん! 完全に計算ミス。送金アプリの金額を4800円にしちゃってた。払ってくれた人には510円ずつ返します。金額も4290円に直すね」
すぐにアプリから返金の通知が届き始めた。私のところにも510円が戻ってくる。グループには「返金完了しました」のメッセージと、「まだの人は4290円でお願いします」と差し替えの案内。
私宛てにもDMが来た。「指摘ありがとう。自分で上げたスクショ見返して、あれ?ってなった。次は気をつける」。
「こちらこそ、すぐ直してくれてありがとう。明細が見えると、みんな安心だと思うよ」と返すと、「ほんとそれだね」とスタンプが返ってきた。
「次は二人体制で」小さなルール
数日後、PTA役員のチャットで議題が一つ追加された。幹事の彼女が「次からの会計、明細を共有して二人でチェックしませんか」と提案してくれた。
ルールはシンプル。
- 予約の段階で、人数とコースの金額が分かる画面を共有する。
- 当日のレシート写真も共有する。
- 割り勘の計算はアプリのスクショを添えて、二人で確認する。
これだけで迷いはほぼ消える。次の集まりでは「一人あたり〇〇円」の根拠が並んでいて、全員が迷わず送金できた。
その後
幹事の彼女とは今も普通に話す。子どもの学年が同じで顔を合わせる機会はいくらでもある。今回の件でぎくしゃくするのは避けたかったし、実際、丁寧に確かめて共有するだけで十分だった。
私はというと、通知が来たらすぐ払うタイプから、「一度だけ数字を見るタイプ」になった。誰かを疑うというより、みんなが気持ちよく払えるための手順を大事にする感じに近い。
あの日の510円は、勉強代。思い出すたびに、次に活かせる。
さいごに
お金の連絡は、言い方ひとつで不安にも安心にも変わります。数字と明細を並べて「ここで合うかな?」と確かめるだけで、すっと進むこともありますよね。
同じような場面、あなたならどう声をかけますか? 無理に抱えこまず、やさしい一言で揃えていけるといいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

コメント