忙しいときに便利な冷凍食品や、お得に大量買いした肉や魚など、「冷凍庫」は無くてはならない必需品ですよね。
しかし、気づくと冷凍庫がゴチャゴチャになって「これ、いつ冷凍したんだっけ?」状態で記憶にない食材が出てくるとかありませんか?
食品ロスを減らすために冷凍庫の整理はしたいけど、、、
・お金はなるべくかけたくない
・面倒な方法では続けられる自信がない
…というそこのあなた!
今回の記事では”ズボラさんでもできる冷凍庫の整理・収納方法”をご紹介します!
実際に超ズボラな筆者が冷凍庫の収納・整理を行っている方法なので、お金をかけず(100均だけ!)に簡単にやっちゃいます♩
冷凍庫内で積みあがって”ごちゃごちゃ”
冷凍庫を整理しながら入れてるはずなのに、いつの間にかぐちゃぐちゃに…なんて経験をされている方は多いでしょう。
筆者は、普段からコストコで大量に買い物をするので、なんでも冷凍庫に詰める癖があります。
上に積み上げてしまうので、何が入っているのかさっぱり分からなくなります。
下のものを取り出すにしても、上のものを出さないと辿り着けません。
そうこうしているうちに、冷凍庫から「早く閉めて!」のピーピー音が…
こうやって積み上げてしまうので、時々整理整頓してみると「いつのやつ?」ってものがたくさん出てきます。
もはや発掘作業
埋もれすぎて冷凍焼けしてしまったお肉や、いつのものかわからない魚。
勿体無いとは思いながらも、食中毒になるのは怖いので処分してしまうことも多々ありました…。
節約するために買い込んだのに意味ない状態です。
しかし世はSDGSの時代です。
食品ロスを減らすべく、冷凍庫を美しく整理整頓していくぞ〜!
冷凍庫収納の使い分けポイント
一般的な冷凍庫内の構造は、大容量の「下段」と、引き出しになった「上段」の二段構造になっている冷凍庫が多いかと思います。
この下段と上段の使い分けが冷凍庫の整理に重要なポイントです。
そうは言ってもどうやって使い分けるのか?それがわかっていれば冷凍庫整理が捗りますよね。
次からの項目ではおすすめの使い分け方法をご紹介します。
冷凍庫の下段は「立てて収納」
冷凍庫の下段は深さがあるので、立てて収納できるメリットがあります。
例えば下味をつけてジッパー付きの保存袋に入れている食材などは、平たくして冷凍すると立てて整理しやすくなるので良いでしょう。
その他にも冷凍食品は元々平で整頓しやすいパッケージになっているものが多いので、そのまま立てかける事ができますよね。
立てて収納するだけでなく、冷凍庫の下段は広いのでエリアを分類して保存する事が可能です。
収納ボックスやブックエンドなどを使用して
- 冷凍食品エリア
- 使用頻度が高いものエリア
- 肉・魚エリア
- 下味冷凍エリア
など大まかにでも収納エリアを分類しておくとどこにあるか大体分かるので、冷凍庫をひっくり返して探す手間を削減できます。
冷凍庫の上段は「小さいサイズの物」
冷蔵庫の上段は浅く引き出し式になっているタイプが多いです。
使いかけなどで小さくなった物をまとめて収納するスペースとして、使い勝手が良いです。
また水平に置いて冷凍ができるので、食材を平らに凍らせたい時にも便利です。
自作したお弁当のおかずを小分けにしてタッパーに保存する場合も、平にして冷凍しておきたいですよね。そういう時も冷凍庫の上段がぴったりです。
面倒な収納は続かないからやらない!
冷凍庫の整理をする前に、「こんな収納は面倒だからやらない!」という、おすすめしない方法を先にお伝えしておきましょう。
「面倒」なものは「継続できない」原因になるので無理せずやめましょう。
タッパーなどの容器を多用しない
食材を入れて冷凍できるタッパーは上に積み上げることもできて便利ですし、見た目も統一すると綺麗に見えますが、筆者はおすすめしません。
なぜならタッパーを洗うのがめんどくさいからです!!
タッパーって汚れがつくとなかなか落ちないし、油汚れなんて特に落ちないですよね。
洗い物の中にタッパーがあると本当にイライラするので(笑)タッパーは使いません。
ラベリングをしすぎない
収納ボックスにラベリングするとタッパー同様すっきりして綺麗に見えますが、消費し入れ替わる食べ物を保管する場所なので、入れ替えが激しくラベリングしても意味があまりないのでおすすめしません。
収納ボックスにラベリングは必要ないですが、下味をつけたものやお肉など、種類がわからなくなりそうなものにはメモをした方がわかりやすいですね。
例えばこんな感じでマスキングテープに肉の種類や購入日を記載。
ジップロックに直接油性ペンで書いても◎
油性ペンで書いた文字はアルコールで消す事ができるので再利用可能!
アルコールで消す場合、文字と一緒に袋のデザインも消えてしまう事があるので、罫線だけのシンプルなデザインの方が、見た目が綺麗なまま再利用ができておすすめです。
「〇〇専用保存容器」などのアイテムを買わない。
例えば、スライスチーズ専用保存容器・チューブスタンドなど、特定のものを整理するためだけの商品はなるべく避けましょう。
特定の物以外にも使えるのであればいいですが、特定の物専用だと融通が効かず逆に使い勝手が悪く、無駄になってしまいます。
なんでも型にはめようとせず、ラフに構えていた方が整理整頓は続きやすいですよ。
きっちり整理整頓するのは見ていて気持ちがいいですが、実際やるとなるとかなりハードルが高いものです。
継続できなければ意味がないので、手順が多くなるもの・融通が効かないものはカット。
冷凍庫整理の基本準備
冷凍庫を綺麗に整理するためには、道具だけに頼らずとも、ちょっとした準備で収納がしやすくなります。
とても簡単にできるものばかりなのでぜひ真似してみてください!
冷凍ご飯
ご飯は大体同じくらいの量になるようにラップで包んで、できるだけ四角く形を整えると保存しやすいです。
このようにラップで包んで冷凍保存する方は多いと思いますが、形や量がバラバラだとデッドスペースができて収納しにくくなるので、なるべく形や量は揃えましょう。
冷凍お肉
お肉は1回の調理で使う分ごとに、ラップやコストコに売っているプレスンシールで包んで保存しましょう。
スーパーで買ってきたままのトレイで冷凍すると、全てをすぐに使い切らなければいけなくなるので、必要な量ずつで分けて冷凍しておくと便利。
いくらズボラでもこの作業はやっておくと、未来の自分が助かりますよ。
冷凍食品
使いかけの場合は輪ゴムやクリップで止めて保存しましょう。
輪ゴムの方がコンパクトに収納できるので、冷凍スペースが小さい方には輪ゴムの方がおすすめです。
量が少なくなったお弁当用の冷凍食品は一袋にまとめておくと、場所を取らずにすぐ出す事ができますよ。
保冷剤
保冷剤はもらってきた分全てを冷凍庫に入れてしまうといつの間にか量が増えてしまい、場所をとって邪魔になるものです。
持っておく保冷剤は数を決めて余計に貯めずに、凍らせる時にできるだけ平にして場所を取らないように凍らせましょう。
ジッパー付きの保存用袋にまとめておくと、冷凍庫の中で迷子にならずすぐに取り出す事ができて便利ですよ。
100均グッズを使った冷凍庫の整理・収納方法
次からの項目では、100均グッズを活用した冷凍庫の整理・収納術を紹介します。
100均には冷凍庫専用の収納グッズもたくさん取り扱いがありますが、耐冷温度(−18°から−20°)の問題がなければ冷凍庫専用じゃないものを活用してもOK!
冷凍庫専用じゃないものは、冷凍庫で使わなくなったら他の場所での収納グッズとしても再利用できますよ。
区分(積み重ね収納ボックス)
冷凍庫内のエリアの区分や立てて収納しやすくするためにボックス対応の収納を活用します。
100均グッズを買いに行く前に冷凍庫の収納スペースのサイズをちゃんと測っていきましょうね。
今回は、冷凍庫下段用に
【ダイソー】積み重ね収納ボックス(15.2cm×21.5cm×8.3cm)
【ダイソー】積み重ね収納ボックス(深型15.2cm×21.5cm×16.3cm)
こちらのスタッキングできる収納ボックスを2つずつ購入しました。
どちらも耐冷温度は−20°となっています。
冷凍庫の下段に、深型に浅型を載せて使用します。
深型には、背の高い味付け済みのお肉や魚を収納しました。
浅型の方には塩鮭と小分けしたお肉などを収納します。
ボックスなら、その時の冷凍庫の収納状況によって柔軟に変更できるところも、ズボラには嬉しいポイントです。
仕切り(フリーザーエンド)
ダイソーに冷凍庫専用の仕切り「【ダイソー】フリーザーエンド(13.9cm×14.3cm×14.5cm)」が売っていました。
収納ボックスを置いて空いたスペースに使うつもりですが、収納ボックスの中にも仕切りを作る事ができる便利なアイテムです。
先ほど「専用の物は使わない」と言いましたが、仕切りは別です。なぜなら収納スペースを自分の好みに調節する事ができるからです!
空いたスペースに2つ使用しました。
しまうものによってサイズを調節できるところが優秀です。
見えにくいですが、立てて収納したいジップ袋入りのひき肉、冷凍餃子、冷凍ほうれん草の大袋などを収納しました。
ひき肉や餃子は、底に重ねて置き続けると冷凍焼けしたり餃子の皮が割れてしまったりするので、立てかけて冷凍する方が便利です。
専用のフリーザーエンドではなくても、ブックエンドが余っている場合には代用として使う事も可能です。
金属製のブックエンドだと、冷やされて保冷効果も上がりますよ♩
平らに冷凍(アルミトレー)
液状のものを冷凍保存したい場合は、アルミトレーに乗せて平らに冷凍するのがおすすめです。
平にすることで、立てて保存がしやすくなり効率よく収納が可能です。
アルミは熱伝導率が高いため、冷却効果が高まり短時間で冷凍することが可能です!
冷凍ご飯に(すっきり収納スリムケース)
【ダイソー】すっきり収納スリムケース(深型 クリア幅8.8cm×奥行き30cm×高さ9cm)
耐冷温度:−20°
ご飯の保存用ボックスとして使えそうだと思って購入しました。
商品名の通りスリムなので、冷凍庫の限られたスペースでも設置しやすそう。
ご飯以外にアイスの収納にも便利そうですよね♩
上段の整理用に(フリーザートレーワイド)
【ダイソー】フリーザートレーワイド(幅16.9cm×奥行き22.4cm×高さ4.9cm)
耐冷温度:−20°
上段の整理用に冷凍庫専用のトレーを購入しました。
こちらの商品は、スタッキングできるて、横に連結が可能です。
冷凍庫の整理ができました
早速紹介した100均グッズを活用して整理してみました!
無印良品にも似た収納ボックスが売られていますが、100均で揃えたのでかなり安く揃えることができました。
整理する際に、冷凍庫の中身を全部出して掃除してから収納したので、すっきり綺麗になって気持ちよかったです♩
冷凍庫下段 ビフォーアフター
スペースの広い下段には、お肉や魚・味付けしてある食材・量が多く大きい物を中心に整理しましたよ!
ビフォー
上に積まれて何が入っているのかわからない状態。。。
全て出してみるとこんなに入っていました。
アフター
収納ボックスはスタッキングできるものを使用したので、上と下に重ねて収納しましたよ〜
下段の下はこのような感じに、背の高いものを立てて収納しています。
収納ボックスの外のスペースはフリースペースのような感じで、入るものを入れられるように使いました!
冷凍庫上段 ビフォーアフター
冷凍庫の上段は収納スペースが浅いので、細かいものや冷凍ご飯など下段に入れると埋もれてしまいそうなものを中心に整理しました。
ビフォー
出してみるとこんな感じ。
細々とした雑多なものが多いですね〜
アフター
フリーザートレーワイドとすっきり収納スリムケースを使用しました。
おおっ
整頓したらゆとりが生まれて、何がどこにあるか分かりやすくなりました!
すっきり収納スリムケースにしまったご飯は形が歪だったので場所をとっていますが、形を整えて冷凍するようにすればもっと入りそうです。
使いやすさを考えたルール決め
各家庭での冷凍庫の利用方法や頻度に合わせて収納場所などにルールを決めておくと、使いやすく整理しやすい冷凍庫にできます。
ここでは一般的な利用例を想定したルールを紹介します。
古い順に並べる
適当にしまってしまうと、古いものを使い忘れて奥底に追いやられて忘れてしまうことも。
基本的には、古いものは手前やわかりやすい位置などに収納して、先に使ってしまいましょう!
筆者は左から古いもの、右に行くにつれ新しいものの順番で並べました。
エリアを分ける
エリア分けに関しては、あまりきっちりやりすぎると融通が利かずにデットスペースができてしまうことも。
きっちりやりすぎず、例えば解凍した後火を通さない食材の近くに生肉を置かないなどの、最低限のルールを決めておく位にしておくほうがハードルが高くなりすぎず続けやすいですよ。
月に1度確認
冷凍庫に「何が入っているか忘れて新しいものを買ってきてしまう」「貰い物をとりあえず突っ込んで忘れてしまう」という、ズボラあるあるがあります。
月に一度は冷凍庫の中を整理し直すと良いでしょう。
これだけ綺麗に整理しても、月日が流れるとまたごちゃごちゃしてきます。
掃除も兼ねて見直しを行うと、食品ロスも減らせますし無駄な買い物も減らせます。
あっ、、、もらったグリーンピースが出てきた…
細かく気にしすぎない
ルールと言ってもズボラのルールなので、きっちりしたルールは決めるべきではありません。
あくまでラフに、続けられることが目標です。
肩の力を抜いて楽しみながら収納ができると良いでしょう。
整理すると電気代節約にも
冷蔵庫の電気代は、物を入れすぎると冷気の効率が下がってしまうので、ゆとりをもって収納するほうが電気代が抑えられます。
しかし冷凍庫の場合は、なるべく隙間がなく物が詰まっている方が冷気を保ちやすく、電気代が抑えられる効果があるんですよ!
かといって詰めすぎると見失って食品ロスにも繋がりますのでほどほどが一番。
整理整頓を習慣化しておくと、どこにものがあるのかすぐにわかるので冷凍庫を開けている時間も短くする事ができます。
整理整頓して、隙間なく詰める!
これが冷凍庫の電気代を節約するコツです。
まとめ
冷凍庫の整理はいかがでしたか?
まず冷凍庫の収納スペースのサイズを測って、収納ボックスを探しに行くところがなかなかハードルが高い(面倒…)んですが、一度買ってしまえばずっと使えるものなので重い腰をあげて買いに行ってみてください。
整理整頓すると丁寧に収納する習慣がつきやすいですし、冷凍庫の中のものを全部出して掃除するのもスッキリして気持ちがよかったです!
ズボラだからこそ、管理しやすくしておくことは楽することに繋がりますよね。
さらに、冷凍庫の中が魔窟化しないよう整理整頓を心がけていると、電気代も節約できる事が分かりましたよね♩
冷凍庫を整理整頓するといい事がたくさんありますので、これを読んでいるズボラなあなたも是非やってみてください!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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