彼のことは好きだ。子どもも、かわいいと思う。なのに最近、週末が来るたびに少しだけ気持ちが重くなっている。
付き合い始めたのは半年ほど前。彼は30代のバツイチで、小学校低学年の子どもがいる。それは最初から知っていたし、覚悟もしていたつもりだった。
「今日も一緒にいてあげて」が毎週の合言葉に
最初の頃は、たまに三人でごはんを食べる程度だった。子どもと話すのは楽しかったし、「懐かれると嬉しいな」くらいに思っていた。
でも最近は違う。彼から週末に連絡が来ると、ほぼ必ずこのパターンになる。
「今日も一緒にいてあげてくれる?喜ぶから」
最初は「いいよ」と答えていた。でも気がつけば——
公園に連れていく。宿題を見る。お風呂上がりにドライヤーをかけてあげる。
気がつくと私が「お世話役」になっていた。
彼は? そのあいだ仕事の書類を片付けてるか、ソファでスマホをいじっている。
「子どもが君を気に入ってるから(笑)」
あるとき、少し遠回しに「最近、二人の時間ってあんまりないよね」と話してみた。責めるつもりはなかった。ただ、正直に思っていることを伝えたかった。
返ってきた言葉が——
「でも子どもが君のことすごく気に入ってるんだよね(笑)。それって大事じゃない?」
笑顔で言われた。悪気はないんだと思う。でもその言葉が、なんだか胸にひっかかって離れない。
——「気に入られている」ことが、断れない理由になっている。
子どもへの情を使って、うまく丸め込まれているような気がした。気のせいかもしれない。でも一度そう感じてしまうと、「好意」と「都合よく使われている」の境目がよくわからなくなってきた。
これって恋愛なのか、と考えてしまう夜
別に子守りが嫌なわけじゃない。彼の子どもは本当にかわいいし、懐かれているのは素直に嬉しい。
ただ、ふと思う。彼は私のことを「好きな人」として見ているのか、それとも「子どもと相性のいい便利な存在」として見ているのか。
週末に二人でどこかへ行こうという話は、いつの間にか出なくなった。会えない日に「今日はどんな一日過ごしてる?」と聞いてくれることも、減った気がする。
子どもを挟むと関係が安定しているように見える。でも、それって本当に「付き合っている」ということなのだろうか。
答えはまだ出ていない。彼が嫌いになったわけじゃないから、なかなか切り出せないでいる。ただ、週末のたびにうっすら積もっていくモヤモヤは、正直、誰かに「わかるよ」と言ってほしかった。
さいごに
好きだから「NO」と言えない——そのやさしさが、気づかぬうちに自分を後回しにさせてしまうことって、ありますよね。「懐いてるから」という言葉は嬉しいようで、ちょっとずるい気もします。あなたなら、この状況にどう向き合いますか?
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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