【2024年最新】電気代を安くして節約するには?電力会社の選び方のポイント6選

       
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「電気代をもっと安くしたい」

「電力会社がたくさんあって、どこがいいのかわからない」

近年の物価高で、そのような悩みを抱える人は少なくないでしょうか。

2016年に電力自由化が全面的に始まって以降、電力の分野には多くの民間企業が参入してきました。

ガスとの合算プランなど販売形態も様々なものがあり、それぞれの家庭に最適なプランが分かりにくいのが現状です。

そこで今回は、電力会社の違いや選び方をご紹介します。

少しでもお得な会社やプランを選んで、家庭の電気代をしっかり節約していきましょう。より豊かな生活をおくるヒントになれば幸いです。

家庭の電気代についての調査結果

家庭の電気代についての調査結果

そもそも一般的な家庭では、毎月どの程度電気代がかかっているのでしょうか。

電気代の平均額

総務省統計局が取りまとめたデータによると、2024年8月の二人以上の世帯の電気代の平均額は、12,225円でした。

一方のガス代は、同じ月の平均額は3,404円。
エアコンを使う夏場とは言え、電気代は毎月の家庭の支出の中では大きなウェイトを占めていることが分かります。

電気代は値上がり傾向に

次に、過去の同月での電気代の平均額も調べてみました。

電気代平均額

多少の増減はあるものの、基本的に電気代は右肩上がりに増加しています。

2020年と比べると2024年の支出は約27%も増えており、電気代はこの数年値上がり傾向にあることが分かります。

電気代値上げの理由は

電気代値上げの理由には

  • 燃料価格の高騰
  • 円安の影響

など様々な要因があります。

日本政府も補助金を度々出してきましたが、今後も価格高騰の背景にあるウクライナ戦争や酷暑などの気候変動による電力需要が続くことが予想されます。

各家庭ごとに、電気代を安く収めるための対策が必要です。

大手電力会社と新電力会社の違い

大手電力会社と新電力会社の違い

電気は、以前は地域ごとに定められた東京電力や関西電力といった特定の大手電力会社からしか購入ができませんでした。

「自分が子供の頃は電力会社は地域に1つしかなかったのに、今たくさんの電力会社があるのはなぜなのか」と思う人も多いかもしれませんね。その理由は、電力自由化にあります。

電力自由化とは、特定企業に独占されていた電気事業への自由な参入を促すために行われた法改正や制度改革のことです。

2000年から徐々に企業や施設を対象とした自由化が進み、2016年には一般家庭も対象となり、好きな電力会社を選んで契約できるようになったのです。

この電力自由化により、ガス会社や通信会社など、これまで別の業界にいた多くの企業が、新たに電力事業に参入してきています。

それでは、実際には大手電力会社と新電力会社には、どのような違いがあるのでしょうか。

大手電力会社の特徴

大手電力会社とは一般的に、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力の10社を指します。

かつて電力自由化が行われるまでは、それぞれの地域ごとに、独占して発電から送電、小売りまでを担っていました。しっかりとした経営基盤があり、倒産や撤退の可能性も極めて低いと言えます。

大手電力会社は社会的な信頼感はありますが、過去から継続してきたオーソドックスな料金体系のため、新電力に比べると割高になるケースがあります。

新電力会社の特徴

電力自由化以降参入してきた電力会社は、一般的に新電力会社に分類されます。

基本的には、自社の発電システムや工場などの自家発電の余剰分、電力の卸市場に出される電気を買い取って調達しています。

新電力というと電気のクオリティが気になる人もいるかもしれませんが、すでに設置されている送電網を使用するため、新たに電線を引く必要はなく、どこから購入しても電気の質は変わりません。また、停電率も大手と新電力で違いはありません。

多種多様な業界の企業がさまざまなプランを設定しているため、環境のことを考えた電力を使用したり、自分のライフスタイルにあわせたものを選択することができます。

必ずしも電気代自体が安くなるプランばかりではないですが、大手電力会社から乗り換えることにより、ガス代や通信費とのセットプランで全体のインフラコストを下げられる可能性があります。

安定性の大手、多様なプランの新電力

大手電力会社は、経営基盤の安定性が魅力です。

その一方で新電力は、数多くの企業があり、経済産業省の資源エネルギー庁に登録されている小売電気事業数は、2024年11月時点で743社にも上ります。

様々な業種が電力業界に参入することによって、各業種が独自の電気料金サービスを打ち出しており、自分の生活スタイルに合わせたプランが選べるのが最大のメリットです。

新電力は大小さまざまな企業があり、倒産や事業撤退の心配もありますが、もしもの際は大手電力会社が一定期間電気を供給してくれるというきまりがあります。電力会社を乗り換える際の1つの安心材料と言えるでしょう。

電力会社を選ぶ時に注意したいポイント

電力会社を選ぶ時に注意したいポイント

電力会社を選ぶ際のポイントをまとめました。

供給エリア内か

まず確認しなければいけないのが、供給エリア内かどうかです。
新電力会社は全国展開しているところもあれば、地域限定のところもあります。

気になる会社がある場合は、公式サイトで供給エリアを確認しましょう。また、エリアによって利用できる料金プランが異なることもあるので、併せて確認してください。

会社の経営基盤の安定性

新電力会社は多数ありますが、中には経営基盤が弱い会社もあります。
帝国データバンクの調査によると、2021年から2024年にかけて倒産・撤退した新電力会社は、全体の16.9%程に及んでいます。

前述したとおり、倒産しても大手電力会社から電力の供給は受けられますが、新たに電力会社を探したり、契約先変更をする手間が発生します。

経営の安定性を確認するには、企業の実績や顧客数、口コミをチェックしましょう。
初めて契約する会社の場合、他の事業で安定した基盤があるか、大手企業の関連会社か、などが見極めるポイントです。

知らない会社で怪しいと思っても、実は大手企業の子会社である可能性もあります。信頼性の高い会社を選ぶことで、安心して長期間利用できるでしょう。

電力会社から営業の電話や訪問を受けた場合は、その場で決めず、あとからしっかりどんな会社か調べるようにしましょう。

ガスとのセット割契約

ガスとのセット割契約

電気とガスがセットで契約できる電力会社もたくさんあります。

同じ会社でまとめることで割引が適用され、月々の光熱費を抑えられる可能性があります。
また、請求書や支払いが一本化されることで管理が楽になるのも利点です。

ただし、電気とガスをセットで契約するには、住所がそれぞれの供給エリアに含まれていることが条件です。電気とガスでは供給エリアが異なることもあり、両方の供給エリアに含まれていなければ申し込むことができません。

また、電気とガスを別々にしたほうが、電気代・ガス代が安くなる場合もあります。
家族構成や電気使用量によっても異なるため、電気だけ、またはガスだけを個別契約した場合と比較して検討しましょう。

割引やポイント、違約金の有無

割引やポイント、違約金の有無

多くの新電力会社は、家族割や長期契約割引、楽天ポイントやPontaポイント、dポイントなどのポイント還元などの特典を提供しています。
自分の生活環境に合わせ、より受けとるメリットの大きい電力会社やプランを選ぶと良いでしょう。

その際は、表面的な特典だけでなく、基本料金や使用量単価が割高になっていないかも確認しましょう。特典の内容と電気料金全体のバランスを考えることが大切です。

また、中には契約の条件として、契約期間が定めてあり、早期解約時に違約金が発生するケースもあります。長期的な視点で契約条件をしっかり確認することが重要です。

ライフスタイルに合っているか確認する

ライフスタイルに合っているか確認する

自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことも重要です。

例えば、

  • 夜間に電気を多く使う家庭には夜間割引があるプラン
  • 在宅時間が長い場合は基本料金が安いプラン

が適しています。

また、電気の使用量が多いか少ないかによっても適切なプランは異なります。
さらには、新電力の中には環境に配慮した実質再生エネルギー100%のプランを用意している会社も多く、自分のライフスタイルや価値観に合うものを選ぶことも可能です。

まずは、自分の過去数カ月分の電気使用量や利用時間帯を確認しましょう。

他社と十分に比較検討する

自分の電気使用量や優先したい項目が見つかったら、最後に複数の会社やプランを十分に比較しましょう。

結局今の電気代と比べていくら安くなるのか、自分の使用状況に最も適したプランを見つけることが大切です。各電力会社のウェブサイトやシミュレーターを活用するのがおすすめです。

また、料金だけでなく、契約条件や違約金、サポート体制も確認しましょう。焦らずじっくり検討することで、自分にとって最適なプランを見つけることができます。

まとめ

電気を無駄に使わないように節約を心がけても、快適な生活を送るためには、どうしても一定量の電力を使用する必要があります。
そんな状況の中で、高騰する電気代による影響を少しでも減らすためには、契約する電力会社の見直しが有効です。

電気代節約のために見直してみてはいかがでしょうか?

コメント

  1. ガスと電気が一緒に契約できる会社があるのは初めて知ったので、相方と電気会社について議論してみるのもありだなと感じました。

  2. かわいいね

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