コストコといえば大容量でコスパ抜群の商品が多いですが、今回紹介するのは「USAチルドビーフ カワムキ タン」つまり「牛タン」です。
バーベキューにコストコの牛タンは欠かせない!といわれているほど、大人気の商品です。
牛タン1本がまるごとチルドになっている、夢のような商品ではあるものの、見慣れない形状なだけに下処理はどうしたらいいんだろう?と今まで購入に至ってない方もいるのではないでしょうか?
この記事では、
・牛タンの大きさ・値段
・コストコ牛タンの下処理方法
・おすすめの切り方
・味や肉質の感想
など、紹介するので最後まで見てくださいね!
コストコの牛タンはどんな商品?
今回紹介する「USAチルドビーフ カワムキ タン(牛タン)」はコストコの精肉コーナーに売られている、牛タンが1本まるごとチルド状態で真空パックされた商品です。
自宅にあった卵と比べてみましたが、この大きさ伝わりますか?
とにかく大きくて迫力満点!この牛タンの重さは1キロちょうどでした。
牛タンは、牛1頭から約1キロほどしか取れない大変希少な部位です。
その牛1頭分のタンがまるごと1本で売られているので、牛タン好きにはたまらない、夢のような商品なのです!
こんなに大きい牛タン見たことがない!
とにかく大きいコストコの牛タンですが、真空パックの状態でのサイズを計測してみます。
長さが約21センチ
根本側の幅が約8センチ強
厚さは約7センチ
重さも大きさもビッグサイズのまさにコストコ!といった商品。
コストコの牛タンは2種類!価格はお得?
今回購入(2024年4月)したコストコの「USAチルドビーフ カワムキ タン」は、100グラムあたり税込548円。
自宅最寄りのスーパーではスライスされた状態のものが100gで約1,000円で販売されていました。
比較すると、コストコの牛タンは地元スーパーの牛タンの約半額と非常にお得!
コストコには、今回紹介の真空パックの物とは別に、スライスされた状態の牛タンも売られていて、そちらは100グラムあたり税込658円でした。
100グラム90円の価格差があるので、1キロ分で考えると900円の差があります。
もちろん、下処理をするのが面倒、すぐに食べたい!という方はスライスを買うのが最適かと思いますが、下処理も意外と簡単にできますので、これから下処理について説明していきますね!
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→電気代を節約するおすすめの方法はこちらコストコの牛タンブロックの下処理&カット方法
スーパーの物よりも安く、スライス状態のコストコ牛タンよりもお得な「牛タンブロック」ですが、購入のハードルを高めているのが「下処理」ですよね?
しかし、実際にやってみると時間はある程度かかるものの作業は単純で簡単な、コストコ牛タンブロックを美味しく食べる下処理&カット方法をお知らせします。
洗う・浸す・切る・スジ取り・冷凍・切るの6工程!
「USAチルドビーフ カワムキ タン(牛タン)」の下処理は、洗う・浸す・切る・スジ取り・冷凍・切るの6工程です!工程が多いように思いますが、ひとつひとつの作業はとっても簡単!料理が苦手・・・という方でも挑戦できる手軽さです!
①流水で洗う
まずはパックから取り出して流水で洗います。
この時、溝の部分までしっかり洗い流します。血の塊などがたまにあるので奥までしっかり洗っていきましょう。
このひと手間が牛タンの生臭さをなくしてくれます。
②2~3回水を取り替えながら水に浸す
しっかり洗い流したら、水に浸して血を抜きます。この時、牛タンがすっぽり全部隠れるくらいまでの水と塩を大さじ1~2杯を入れましょう。
1時間ほど経つと、少しずつ水の色が赤に変わっていくので取り出して洗いましょう。
血が出たりないと感じた場合は2~3回取り替えてください。
次に、キッチンペーパーで水を拭き取ります。しっかり水分がなくなるまで拭き取りましょう。これで、血抜きの作業は完了です!
③部位ごとに切り分け
牛タンをひっくり返すと、白っぽい、スジの部分があるので、その面を上にします。
黄色で囲った部分には赤身が多いので、まず切り離してしまいましょう。処理が楽になります。
このような感じで包丁の刃を入れて、削ぐように切り離してみましょう。
上下、どちらも切り離すと、このような感じになります。
この、切り離した部分は赤身が多めなので脂が少なく、歯ごたえがあります。
④スジ取り
次に、黄色い枠で囲った部分を切り離していきましょう。
この白い部分はスジで、あるのとないのでは、全然食感が違います。
この切り離す作業は、下処理の工程の中で一番手間のかかる作業ではありますが、全てのスジを取った後の達成感が味わえると共に、段違いに牛タンがおいしくなるのでぜひ手間を惜しまずにやってくださいね。
赤身を切り離した時と同様、白い部分を持ち上げて、少しずつ削いでいきます。
まず大きめの部分からスジを取ってから、その後に細かい部分をやると作業が慣れてくるので、効率よく作業ができますよ。
全部スジを取るとこんな感じ!
綺麗な赤い部分だけが残りました。
スジの部分は、商品の大きさによって異なるとは思いますが1キロ中150g程度でした。
可食部としては約850g程残ったことになります。
⑤牛タンを丸くして冷凍する
切り終えたら、そのまま切ってしまうのもOKですが、時間がある場合は表面が固まる程度に一旦冷凍して、半解凍の状態で切ると切りやすくなります。(食べ残しは再冷凍はしないように注意)
やり方は簡単で、大きな部分を丸く整えてラップに包みます。そのまま冷凍庫に入れて2~3時間。すると、外側が少し凍ってカットしやすくなるのです!
なお、最初に切り分けた2本の牛タンは、500円玉ほどの断面なの太さなので、冷凍せずにそのままカットできます!
⑥お好みの厚さにスライス
外側が固くなってきたら、いよいよスライスです!
お好みの厚さに切っていきましょう。
全部切り終えるとこんな感じ!
今回、冷凍している時間があまり確保できなかったのですが、表面は固まっていたので、とても切りやすかったです。
ブロックの牛タンは下処理の手間があって、スジを取った後の可食部の量で考えるとスライス済みの牛タンの方が魅力のようにも思えてしまうのですが、好みの厚さにスライスできるのが最大の魅力ですね!
子供用と大人用で厚さを変えたり、部位によって切り方を変えるなど自由に楽しめます。
牛タンの部位別の特徴について
我が家では、部位にこだわってカットはしていませんが、牛タンは部位によって肉質が異なり、それぞれにおすすめの食べ方があります。
自分で好きにカットできるからこそ、部位ごとに楽しんでみるのも良いですね。
タン元
- 位置: 牛の舌の付け根部分
- 特徴: あまり動かさない部分で、非常に柔らかく脂が乗っています。霜降りのものもあり、特上タンとして扱われることが多いです。
- 食べ方: 厚切りにして焼くのがおすすめで、シンプルに塩こしょうで味付けすると素材の良さを引き立てます。
タン中
- 位置: タン元とタン先の間
- 特徴: 適度に柔らかく、脂身と赤身のバランスが良いです。焼肉店では並タンや上タンとして提供されます。
- 食べ方: 焼肉で薄切りにして食べるのが一般的です。さっぱりとした味わいを楽しめます
タン先
- 位置: 牛の舌の先端部分
- 特徴: よく動かす部分で、筋繊維が多く硬めの赤身です。味が濃く、臭みがあることもあります。
- 食べ方: 煮込み料理(シチューやスープ)で柔らかくし、旨味を引き出すのが一般的です
タン下
- 位置: 舌の下側
- 特徴: 筋が多く、肉質は硬めです。
- 食べ方: 長時間煮込むことで柔らかくなり、タンシチューなど煮込み料理に適しています
気になる味や食感は?
下準備が終わればお待ちかねの調理タイムです!
我が家は、バーベキューで炭火で焼いていただきました。
軽く塩こしょうで下味をつけてから焼きます。とってもいい色に焼き上がりました!
今回は、牛タンに合うネギ塩だれを作っていただきました。
気になるお味ですが、まさに焼肉店の牛タン!
牛タンの歯ごたえはしっかりありつつも、こどもでも噛みきれるほど柔らかいお肉です。
脂がほどよく乗っているので、ジューシーさもあります。
また、自分の好みの厚さでカットできるので、厚く切れば、一枚一枚が食べ応えのある牛タンになり、高級焼肉店で厚切り牛タンを食べていると錯覚するほどの満足感が味わえます。
我が家は、夫婦と子ども2人の4人で、お家バーベキューをしましたが、気がついたらあっという間に半分もなくなっていました。そのくらい、おいしい牛タンなのです・・・!
ネギ塩だれのレシピ
今回牛タンと一緒に食べた、ネギ塩だれのレシピをご紹介します!
材料
- 長ねぎ 1本
- ごま油 大さじ2
- 塩(岩塩などおいしいものだとなお◎) 小さじ⅓
- にんにくチューブ 1センチ
- ブラックペッパー 適量
- 鶏ガラスープの素 小さじ1弱
- (お好みで レモン汁 少々)
作り方
- ネギをみじん切りにして水にさらしておく
- 1の水気を切ったら、楚辺手の材料を入れてよく混ぜ合わせる
※さっぱりと食べたいときは、レモン汁を少量入れるのがおすすめ!
これだけで完成です!ネギをみじん切りにする以外は、とても簡単な作業ばかりです。
こんな感じで、焼いた牛タンにたっぷりネギを乗せて食べるのが絶品です!とても簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。
他の食べ方や保存方法は?
「USAチルドビーフ カワムキ タン」ですが、焼肉やバーベキューだけでなく、タンシチューやカレーでいただくのもおすすめです。
今回は、細く切り離した赤身の部分も厚めにスライスして焼いて食べてしまいましたが、赤身の部分やタン先の部分は煮込んで調理することで柔らかくなります。
また、食べきれなかった際は、ラップに包んで冷凍しておくことが可能です。
スライスしてから冷凍するもよし、塊のまま冷凍するのでもOKです!
用途別に調理が可能なので、部位事にまとめて冷凍した方がわかりやすいかもしません。また、スライスした状態のものについては、カット後に使用する量をまとめてラップに包んでおくと、包む手間が省けます!
もちろん、手間でなければ1枚ずつラップに包めば、解凍も短時間で済むので、次回の調理前は手間が省けると思います。
なお、冷凍の際の日持ちは1ヶ月前後ですのでなるべく早く食べ切るようにしましょう。
おいしい牛タンを見分ける方法はある?
同じ商品でも、できればおいしいものを選びたい!と誰もが思っているはず。コストコの牛タンを見てみると、思った以上に色の見た目にもばらつきがあります。
赤身の色は、新鮮なものは鮮やかな赤紅色をしています。逆に鮮度が落ちると赤黒くなるので、赤身の色で鮮度を判別してみてください。
また脂身の色は、白色または薄いピンク色が理想的で、黄色く変色している場合は鮮度が低い可能性があります
赤身部分に脂肪が小さく散らばっている霜降りの牛タンは、柔らかく脂の甘みが感じられるため、上質なものとされています
賞味期限はどのくらい?真空パックだから長持ちするの?
気になる賞味期限ですが、購入日を含めて7日間です。
やはり真空パックなので、空気に触れる面も少ないため、7日間と精肉としては長めの設定でした。
週末に購入し、翌週末のバーベキューなどでもOKなところがうれしいですね!下処理にも時間がかかるので、前もってGETして下処理ができる、というのもメリットです。
まとめ
いかがでしたか?今回はコストコ「USAチルドビーフ カワムキ タン(牛タン)」をご紹介しました。
コストコの牛タンはブロックタイプとスライスタイプがあるので、そのときのシーンや時間によって選ぶ事ができるのがうれしいポイントだと思います。
少し手間はかかりますが、牛タンブロックの下処理は意外と作業自体は簡単だったり、お好みの厚さにカットできるなど、メリットもたくさんあります。
ぜひ、コストコの「USAチルドビーフ カワムキ タン(牛タン)」を買って、家族や友人とワイワイ盛り上がりましょう!最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
牛タンは、バーベキューする際には必ず購入。
手間はかかりますが、その分、噛みきれるし、牛の嫌なニオイがしないです。
スジは、タンシチュやダシに使います。
厚切りタンは、深めに裏表に包丁入れて、たんぽぽみたいにしておくと、噛みきれますよ。
これ本当にめんどくさい。
でも本当に美味しいからよく買っちゃいますw
牛タンが好きでよく買っていたのに
部位があったことを知らず
普通に薄切りにして食べてました…笑
次から部位ごとに切ってそれぞれ色んな食べ方に挑戦してみたいと思います!
厚切りにすると弾力も抜群。下処理の血抜きも、水につけておくだけでだいぶ違うので、水につけておくだけ。それを数回繰り返して少しだけ冷凍庫で寝かすと切りやすいです。
サイコロステーキ常に切って、オイスターソースで葉野菜と炒めるのもおすすめです。