物価高騰の今、スーパーで並ぶ野菜がどれも高くて「どれを買ったらいいの?!」なんて途方に暮れてしまいますよね…。
そこでオススメしたいのが、低価格で食費節約にピッタリな野菜。
一年を通して安価・安定した価格な上、お料理にも使いやすい!そんなオススメの野菜3種をご紹介します。
長持ち&美味しくいただける保存方法や、オススメレシピの提案もありますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみて下さいね!
野菜の買い出し前の食費節約ポイント
「安いから」「まとめ買いがお得だから」と、ついつい食材を買いすぎてしまうこと、ありますよね。
でも、使い切れずに食材を腐らせたり捨ててしまうのは、とっても勿体ない!
必要な食材を必要な分だけ購入するのも、食費節約の一つです。
買い出しの際には、以下のポイントに注意しましょう!
消費・賞味期限内に使い切れるか
消費期限・賞味期限を確認し、期限内に使い切れるか確認しましょう。
難しそうであれば、より少量のものを購入するか、購入後すぐに冷凍保存することをご検討下さい。
同じ食材を家に余らせていないか
長持ちする食材や冷凍保存した食材でも、必ず美味しさの期限はあります。
同じ食材を異常に余らせていないか、今本当に買う必要があるのか、今一度確認してから購入しましょう。
すぐに使わない場合、キチンと保存できるか
すぐに使わない場合や大量買いで一度に使いきれない場合は、美味しさを長持ちさせるために、正しい方法で保存します。
冷凍保存やタッパーに入れ替えて保存する、それだけのスペースが確保できるか確認しておきましょう。
旬の野菜や豊作の野菜は、まとめ買いと冷凍保存を掛け合わせて、”賢く・美味しく”お家で楽しむのがオススメです!
食費節約にオススメの野菜3種
ここで、一年を通して安価・安定した価格の、食費節約にオススメな野菜3種をご紹介します。
食費節約の定番!低価格食材「もやし」
節約食材といえば、定番の「もやし」。
野菜炒めでシャキシャキの食感を楽しんだり、スープやあんかけの味が染み込んだ”くったり感”を楽しんだり…調理方法一つで様々な食感が楽しめるのが魅力です。
おひたしやナムル等、もやし”だけ”で出来るレシピがたくさんあるのも嬉しいですよね!
筆者の利用するスーパーでは、一袋200g入りで、20~30円前後で販売されていました。
また、消費期限は購入から3日後でした。
使いやすさピカイチ!「きのこ」
続いては「きのこ」。
定番のぶなしめじ、香り高いまいたけやしいたけ、肉厚さが魅力のエリンギ、味が染みこみやすいえのきたけ等…種類は様々ですが、どれもリーズナブルな価格。
スープや炒めもの等レシピの脇役だけでなく、炊き込みご飯・鍋・肉詰めなど、レシピの主役としても優秀な食材です。
一番使いやすく手頃な「ぶなしめじ」。
筆者の利用するスーパーでは、1株あたり70~100円前後で販売されていました。
同じぐらいの価格だと、「えのきたけ」が1袋200gで70~90円前後。
やや割高ですが、筆者がよく利用するのが「まいたけ」。1パック約100gで120~170円前後です。
きのこは生鮮野菜と同じ扱いで、明確な消費・賞味期限は設定されていません。
冷蔵庫で保存する場合は、購入から1週間程度を目安に食べきるようにしましょう。
低価格&繰り返し収穫で更にお得に♪「豆苗」
こちらも言わずと知れた、食費節約の定番食材「豆苗」。
年間を通して価格変動が少なく手頃に購入できるのはもちろん、根本を水に浸しておけば、再収穫した豆苗を食べられるのが最大の魅力です!
1袋分のお値段で、2回・3回と楽しめちゃうのは嬉しいですよね。
購入したばかりの新鮮なものであれば、生のままサラダにしてシャキシャキ感を味わったり…再収穫した2束目・3束目は炒め物やスープに入れたり…
細い形状を活かして、春巻きや肉巻きにもオススメ!
使い方は無限大なのが心強い野菜です。
筆者の利用するスーパーでは、一袋あたり可食部100gのものが、90~110円前後で販売されていました。
豆苗は生鮮野菜なので、明確な消費・賞味期限は設定されていません。
冷蔵庫で保存する場合は、購入から3日程度を目安に食べきるようにしましょう。
美味しく長持ちさせる!節約野菜の保存方法
特売やまとめ買いでたくさん購入した野菜。すぐに使わないものは、その日のうちに冷凍保存をするのがオススメです。
鮮度が高く美味しい状態で保存できるだけではなく、調理に使いやすい状態で保存すれば、平日の手間も減らすことができますよ!
また「すぐには使わないけど、数日後に使うかも…」なんて場合の、オススメの冷蔵庫での保存方法もご紹介します。
もやし:すぐ使わない場合は袋ごと冷凍保存を
冷蔵保存方法
足の早いもやしを冷蔵保存する際は、野菜室ではなく、より冷えたチルド室で保存しましょう!
他の野菜と一緒にうっかり野菜室に入れないよう要注意。
未開封であれば、爪楊枝等先の尖ったもので、袋に10ヶ所ほどプスプスと穴を開けます。
もやしが呼吸しやすくなり、傷みにくくさせる効果がありますよ。
また、1度開封したものは、タッパー等で綺麗な水に浸して保存しましょう。
冷凍保存方法
消費期限より後に使うことが分かっている場合は、開封せず袋ごと冷凍庫へ!
一度開封して余ったもやしは、チャック付き袋等に入れ替えてから、冷凍保存しましょう。
料理に使う際は、凍ったままでOK。
きのこ:チャック袋に入れて冷凍保存がオススメ
冷蔵保存方法
一度開封したものは、きのこの表面が乾燥しないよう二重に袋に入れ、野菜室で保存しましょう。
再度使う際には、ぬめりけや異臭がしないか…腐っていないかを確認してから、調理に使います。
冷凍保存方法
実はきのこは、冷凍すると”うまみ成分や栄養価がアップする”と言われています。
その日のうちに使わない場合、冷凍保存した方がより美味しくいただけるかもしれません。
調理にすぐ使えるよう、石づきを取り除いて一口サイズにします。しいたけやエリンギは5mm程度のスライスにしましょう。
数種類のきのこを組み合わせて、”きのこミックス”を作るのもオススメ!お好みのきのこをチャック付き袋に入れ、冷凍保存します。
炒め物やスープ等の料理に使う際は、凍ったまま投入してOKですよ。
豆苗:切ったものを冷蔵・または冷凍保存
再収穫する場合は、切る前に要チェック!
一度根本から切った後も、上手くいけば再収穫が可能な豆苗。
再収穫したい場合は、次に葉茎が伸びる場所の「脇芽」を残してカットしましょう。
切り落とした後の根本は水を張った食品トレー等に入れ、日当たりの良い暖かい場所で育ててあげましょう。
水は1日に1回、暑い時期には2回取り替えてあげるのが理想的です。
上手に育てられれば、2回ほど再収穫することが可能です!美味しい上に何度も楽しめるなんてお得で嬉しいですよね。
自分で育てるうちに、愛着が湧いてなんだか可愛いく思えてくる…なんてことも?
冷蔵保存方法
開封前の豆苗は、立てて野菜室で保存します。
一度カットした豆苗は、タッパー等で綺麗な水に浸して保存しましょう。
2~3日に一度水を取り替えれば1週間程持ちますが、早めに使い切るのがオススメです。
冷凍保存方法
食べやすい大きさにカットした豆苗をさっと水洗いし、よく水気を切ります。
チャック付き袋に入れたら、そのまま冷凍保存しましょう。
加熱調理の際は、凍ったまま使用可能です。
節約野菜を使った食費節約簡単レシピ4選
ここまで紹介してきた野菜を使った、オススメの食費節約簡単レシピをご紹介します。
どのレシピも冷凍からそのまま使えるので楽チン、時短にもなりますよ!
レンチンして混ぜるだけの簡単節約調理「もやしのナムル」
もやしと調味料だけで作る簡単・美味しい”ナムル”。
今回はネギを加えていますが、もちろんもやしのみでも美味しくいただけます。
他にも、鶏ササミやきくらげ等のきのこを加えても美味しいですよ!
電子レンジで加熱して混ぜるだけなので、忙しい朝や、夕ご飯の”あと1品”にもぴったりです。
<材料>(2人前)
- もやし…1袋(200g)
- 長ネギ(白い部分)…1/2本
- ★中華だし…大さじ1
- ★ごま油…小さじ2
- ★醤油…小さじ1
- ★塩…少々
- 白ごま…少々
- (お好みで)にんにくチューブ…1~2cm
<作り方>
1.長ネギは5〜6cm幅に切ったものを繊維方向に細く切り、白髪ネギを作ります。
2.もやしはさっと水洗いをし、もやしとネギを700Wの電子レンジで3分温めます。(※ワット数に応じて時間は調節して下さい。)
3.★の調味料を入れよく混ぜます。お好みでにんにくを入れても美味しいです。
※練りタイプの中華だしを使用する場合は、2分レンジで加熱→調味料を加えた後に残り1分加熱すると、ダマが残らず味が染み込みやすいですよ。
4.最後に白ごまを振りかけたら完成です。
具だくさんが美味しい!「きのこと鮭のバター醤油パスタ」
きのこと鮭を使った、具だくさんでボリューミーな和風パスタです。
バター醤油が染み込んだきのこと鮭は香りがよく、お店のような味わいに!
今回は鮭の切り身を使いましたが、鮭フレーク等で代用しても◎ きのこはお好みのものをご使用下さい。
<材料>(2人前)
- 鮭の切身…1切
- お好みのきのこ…100~150g
- パスタ…200g
- 醤油…大さじ1.5
- バター…10g
- ★バター…10g
- ★めんつゆ…大さじ3
- ★にんにくチューブ…2~3cm
- ★塩…少々
<作り方>
1.パスタはたっぷりのお湯で、規定の時間茹でましょう。
2.熱したフライパンにバター10gを溶かし、鮭の切り身を焼きます。中火で2分焼いた後、ひっくり返してもう片面を弱めの中火で1分半焼きます。
3.最後に、菜箸やフォーク等でお好みの大きさにほぐしましょう。ながら、皮と骨を取り除きます。
4.お好みのきのこを加え、鮭と一緒に炒めます。(※冷凍保存していた場合は、解凍せずそのままフライパンで炒めてOK!)火が通ったら、醤油を加えて汁気が無くなるまで炒めます。
5.茹でてザルに上げたパスタを、ボウル等の耐熱容器に移します。”3”と★の調味料を入れ、よくあえて完成です。
ごはんが進む一品「なめたけ風 卵炒め」
甘じょっぱく味付けしたえのきたけを、卵と一緒に炒めてとろっと仕上げたごはんが進む一品です。
卵なし・えのきたけのみで作る場合は、調味料少なめ・味付けを薄めにするのがオススメ。
さっと作れる上にごはんが進むので、お弁当のおかずや朝食のおかずにもピッタリですよ♪
<材料>(2~3人前)
- えのきたけ…1袋(約100g)
- 卵…2個
- ★醤油…大さじ1
- ★砂糖…小さじ2
- ★みりん…大さじ1
<作り方>
1.えのきたけは石づきを切り落とし、2等分に切って手でほぐします。
2.油を引いたフライパンを熱し、えのきたけを中火で炒めます。しんなりしてきたら、★の調味料を加えます。
3.汁っぽさがなくなりえのきたけがくったりしてきたら、溶いた卵を加えて炒めましょう。卵を入れたら弱火にして、手早くかき混ぜて完成です。
豆苗が苦手な方も試して欲しい「豆苗のツナマヨ炒め」
豆苗は安くて美味しい一方で、独特の匂いや風味が苦手と感じる方も。
今回はそんな方でも美味しくいただけるよう、ごま油で炒めた後、ツナマヨで味付けをしています。
豆苗の香りを楽しみたい方は、マヨネーズなし・醤油多めでアレンジしても◎
豆苗もツナ缶も、年間を通して価格が安定した食材。ご家庭のレパートリーに加えてみては?
<材料>(1〜2人前)
- 豆苗…1袋(約100g)
- ツナ缶…1缶
- ★醤油…小さじ1
- ★マヨネーズ…大さじ1
- (あれば)白ごま…少々
<作り方>
1.豆苗は根本から切り落としたら、2等分に切り水洗いします。
2.フライパンにごま油を引き、豆苗を中火で炒めます。
3.豆苗がしんなりしてきたら、ツナ缶と★の調味料を加えます。全体的に汁気が飛んだら完成です。お好みで、白ごまをかけていただきましょう。
正しい保存方法で美味しさ長持ち!あなたも食費節約上手に
物価高騰中であっても、毎日の食生活には欠かせない”野菜”。
そんな時には、今回紹介した”安定した価格・低価格な野菜”を普段のレシピに取り入れてみましょう。
どの野菜も、サラダやスープ、炒め物など…さまざまな料理に使えるのでとってもオススメ!
保存方法を工夫することで、美味しく長持ちさせることも可能ですよ。
どれも簡単に実践できる方法なので、みなさんもぜひ実践してみて下さいね!
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