赤ちゃんを1枚の布で包みこんで、密着した抱っこができる「ベビーラップ」。
肩ベルトやバックルの着いたベビーキャリアとはひと味違った魅力があります。
街中で見かけて気になるものの、「着けるのがむずかしそう…」と諦めている方もいるのでは？
この記事では、
・ベビーラップのメリット・デメリット
・ベビーラップの選び方
・おすすめのベビーラップ
を紹介します。
ベビーラップとは？
ベビーラップとは、1枚の布を大人の身体に巻きつけて、赤ちゃんを包み込むように抱っこやおんぶができる抱っこ紐のこと。
身体を密着させているため重心が安定し、赤ちゃんにとって心地よい姿勢を保つことができます。
スリングとの違いは？
同じような抱っこ紐としてスリングが挙げられますが、スリングは片側の肩にたすき掛けをして使用するものです。
ベビーラップは両肩に布をかけ、上半身全体で体重を支えるため、肩や腰にかかる負担が軽減されやすい構造になっています。
1枚の布でできているので、汚れてもすぐに洗濯できて乾きやすいのも嬉しいポイント。
デザインも豊富で洋服を選ぶ感覚で抱っこ紐選びを楽しめます。
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ベビーラップには、主に2つの種類があります。
「Tシャツタイプ」と「一枚布タイプ」があり、それぞれの特徴と注意点を紹介します。どちらが自分に合うか比べてみてくださいね。
Tシャツタイプ
Tシャツのように頭からかぶって着るタイプは、装着が簡単なのでベビーラップ初心者の方におすすめです。
洋服の一部のようなデザインが人気を集めており、コニーやスモルビなどが有名ですね。
注意点としては、対面抱っこのみの対応なので、おんぶや前向き抱っこがしたい方には向きません。
また洋服のように個人に合わせたサイズを選ぶため、パパママで兼用しづらいのが気になるところ。
新しいモデルではサイズ調整が可能な商品も出てきているので、チェックしてみましょう。
一枚布タイプ
長い帯のような一枚布を身体に巻きつけて使うタイプは、何通りも巻き方があり、対面抱っこもおんぶも可能です。
子供の成長に合わせて長さや巻き方を調整できるので、子どもが大きくなっても長い期間使用できるのも◎。
抱っこ以外にもひざ掛けやおむつ替えシートの代わりなど、さまざまな使い方ができますよ。
ディディモスやボバラップはオシャレなデザインが豊富なので選ぶのも楽しいですね。
使いこなすまでには少し練習が必要な点と、長い布なので外出先などで巻きなおす場合布が床についてしまうので、慣れるまでは注意が必要です。
ベビーラップのメリット
メリット①密着度が高い
他の抱っこ紐にはないベビーラップの最大のメリットは、赤ちゃんとの密着感。
ベルトやバックルなどが無く、布だけで包み込むのでママやパパとピッタリとくっつくことができ、赤ちゃんはとても安心するといわれています。
メリット②新生児から使用可能
赤ちゃんの頭からお尻まですっぽりと布で覆うため、首のすわっていない赤ちゃんでも抱っこできるものが多いです。
新生児に良く使われる横抱きのスリングと違い、顔が出ているので呼吸がしやすく、足を大きく開いた状態で抱っこするので股関節脱臼の心配も減るでしょう。
メリット③重さが分散されて疲れにくい
布を両肩にかけて使うので上半身全体で体重を支えることができ、ベルトが肩や腰に食い込むこともないので身体の負担が減ります。
特に一枚布タイプの場合、巻き方によっては赤ちゃんの体重を分散させてくれるものもあり、より快適に使用することができます。
メリット④軽くてコンパクトだから持ち運びに便利
ベビーキャリアやヒップシートなどの抱っこ紐は付属品が多く、重くてかさばることもありますが、ベビーラップは布一枚でできているので軽くてコンパクトなのが魅力のひとつ。
ただでさえ赤ちゃんとのお出かけは荷物が多いので、外出時には重宝します。
ベビーラップのデメリット
デメリット①慣れるまでに練習が必要なものも
一枚布タイプのベビーラップは、長い布の扱いに慣れるまでは装着に時間がかかります。
まずは赤ちゃんに見立てたぬいぐるみや米袋で練習すると感覚をつかみやすいですよ。
慣れないうちは外出先での巻き直しも困難なので、最初は近所へのお散歩など短時間で済ませるようにすると良いでしょう。
デメリット②夏場の蒸れや暑さが気になる
赤ちゃんと密着する分、夏場は汗や蒸れが気になるところ。
メッシュ素材や薄手のタイプなど、最近では夏でも快適に過ごせるベビーラップが増えています。季節に合わせて使い分けてみるのも良いですね。
ベビーラップの選び方
ここまでベビーラップの特徴を紹介してきましたが、実際にどんなタイプを選べば良いのか、選び方のポイントを見ていきましょう。
自分に合ったタイプを選ぶ
まずは「Tシャツタイプ」か「一枚布タイプ」から、自分に合ったタイプを選びましょう。
抱っこ初心者の方や、セカンド抱っこ紐として検討中の方は、手軽に装着できる「Tシャツタイプ」がおすすめ。おんぶやお出かけなど、長時間使用する場合には「一枚布タイプ」で身体の負担を軽減しましょう。
肌に負担がかからない素材
布が肌に密着した状態で使用するため、なるべく肌に負担がかからない素材を選ぶと良いでしょう。
デリケートな赤ちゃんの肌には、コットン素材がおすすめです。
夏場の暑い時期にはメッシュ所在やリネンなど、涼しげな素材だと蒸れや汗も軽減できますね。
デザイン
タイプと素材が決まったら、自分の好きなデザインを選んでみましょう。
「Tシャツタイプ」は無地でシンプルなものが多く、「一枚布タイプ」は柄物でカラフルなデザインがたくさんあります。
ベビーラップは上半身を布で覆うため、服とのコーディネートによっては見た目の印象が大きく左右されやすいので、普段のファッションに合わせやすいかどうかを考えて選ぶと良いでしょう。
おすすめベビーラップメーカー・ブランド6選
ここからは、おすすめのベビーラップを6つ紹介します！
装着のしやすい「Tシャツタイプ」と密着度が高い「一枚布タイプ」のそれぞれのおすすめ商品を紹介しますので、どんな商品が自分に合うか比較してみてくださいね。
【コニー】FLEX AirMesh（Tシャツタイプ）
Tシャツタイプの代表格といえば、コニーのベビーラップ。
カラーバリエーションも豊富で、シンプルでオシャレなデザインが人気を集めています。
サイズ調整機能がついているため、家族で兼用可能です。
ヘッドサポート付きなので、新生児の赤ちゃんにも安心して使用できますよ。
【ポグネー】ステップワン エア（Tシャツタイプ）
紫外線を吸収し、反射する特殊なUVカット加工を生地に施しているため、紫外線の85％をカットしてくれる優れもの。
メッシュ生地なので夏場の使用にはもってこいですね。
紐を引いて調整するだけのシンプルな構造なのも嬉しいポイント。腰ベルト付きなので肩や腰の負担も軽減されます。
【ネンネラテ】 ベビーキャリア（Tシャツタイプ）
赤ちゃんが思わず眠ってしまうような、リラックスできる素材感が特徴のネンネラテ。
軽くて柔らかい伸縮メッシュ素材で年中快適に使えます。
ヘッドサポートやサイズ調整機能、セーフティクロスで新生児の赤ちゃんでもしっかりと支え、寝かしつけの心強い味方になってくれますよ。
【ディディモス】ベビーラップ（一枚布タイプ）
ドイツの老舗ディディモスのベビーラップは、シンプルな一枚布タイプ。
オーガニックコットン100％をはじめ、シルク混、麻混など天然素材を厳選して使用しています。
長時間でも快適に使用でき、自由自在な巻き方で抱っこもおんぶも腰抱きも可能です。
【ボバ】ラップ ベビーキャリア（一枚布タイプ）
コットン95％に、5％のスパンデックスというストレッチ性のある素材を使うことで、快適で伸縮性のあるフィット感に優れた使い心地のベビーラップです。
【モービー】モービーラップ（一枚布タイプ）
世界中のセレブ御用達ブランド「ペチュニアピックルボトム」とコラボして作り上げたモービーのベビーラップはオシャレでスタイリッシュ。
国際股関節異形成協会(IHDI)が推奨するM字姿勢の抱っこが可能で安全に使用できます。
まとめ
赤ちゃんとぴったりくっついて密着抱っこができる、ベビーラップ。
お互いのぬくもりをしっかりと感じることができて、赤ちゃんにとっても、ママやパパにとっても幸せを感じられるベビーアイテムです。
身体への負担が軽減されるだけでなく、オシャレなカラーやデザインが多く、ファッションアイテムとして選ぶのも楽しいですね。ご自身に合ったベビーラップ選びに、ぜひ参考にしてみてください。
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