あなたの家の電気代はいくらですか?
毎月電気代を見るたびに「電気代高すぎ…」と家計の圧迫が気になる家庭も多いことかと思います。
しかし、無理な節電は生活が不便になり、別のストレスの原因になってしまってしまいますよね。
電気を利用する量を変えずに節約するには「電力会社の見直し」が重要です!
政府の補助政策終了の影響によって
2024年11月使用分の電気代から更に値上がりです!
地域の電力会社ではなく、1年以上前に新電力会社を契約している人も利用状況を見直してみるともっとお得で安い電力会社が見つかるかもしれません。
今回は、東京電力エリアでサービス提供を行っている電力会社から、3人以上の家族向けにおすすめの電力会社を紹介します。
電力会社を変更することへの不安への回答や、電力会社を選ぶポイントなどを紹介するので、電気代節約のための参考にしてください。
11月分から大手電力会社10社全て値上がり
11月使用分の電気料金は大手電力会社10社全てで値上がりする見通しとなっています。
どれくらいの値上がりになるかの目安として、東京電力の場合に標準的な家庭での料金として
「608円値上がり」になると報告されています。
今回の値上がりの主な原因は…
政府の補助政策「酷暑乗り切り支援」の終了が大きく影響しています。
これまで1kWhあたり最大4円が補助されていたものが11月より補助されなくなってしまったのです。
そもそもの値上がり要因である天然ガスの値上りも、しばらく続くと予測されており電気代が値上がりした状態はしばらく続きそうです。
そのため、早めの電力会社の見直しが電気代を節約するために重要になってくるのです。
電力会社の変更にこんな”不安”感じていませんか?
電力会社の変更で電気代が安くなるかもといっても、なんだか不安という方もいると思います。
電力会社変更前に多くの人が気になる点について回答します。
①電気の質が劣って停電リスクが高くなるのでは?
契約する電力会社によって、電力が安定して供給されないのでは?など電気の質の違いが出るのではと不安を感じる人も多いようですが、電力会社変更による電力の質やパワーに違いはありません。
どの電力会社で契約をしても供給される際に使われる送電線は従来の大手電力会社が管理しているため、電力の供給品質は変わりません。災害時の復旧対応も、地域を管轄する送配電部門が一括して行います。
②手続きが複雑で面倒なのではないか
電力会社の切り替え手続きが複雑で面倒ではないかと心配する人も多いですが、ほとんどがインターネットで簡単に契約申し込みが出来て、現在の契約を確認できる明細書などがあれば5分程度で申し込み完了することが可能なほど簡単です。
現在の電力会社への解約連絡は、新しい電力会社が代行してくれることがほとんどです。(本記事で紹介する電力会社では全て対応)。スマートメーターへの切り替えが必要な場合も、短時間の作業で完了し、費用は事業者側が負担します。
③本当に電気料金が安くなるのか不安
新しい電力会社に切り替えても、本当に電気料金が安くなるのか不安に感じる人も多いです。
事前に料金シミュレーションを行うことで、おおよその節約額を把握することができます。
多くの新電力会社は、従来の大手電力会社よりも安い料金プランを提供しています。
また電気使用量が多い家庭ほど、新電力への切り替えによる節約効果が大きくなる傾向があります。
お得な電力会社の選び方のポイント
電力会社の切り替えをしたいけど、色々な会社があってどこにしたらいいのか分からない!
電力会社を選ぶ際のポイントを紹介します。
家庭での電気使用量によって電力会社を選ぶ
電力会社によって、電気料金を算出する仕組みが異なります。
電力使用量が少ないときは、あまり安くない電力会社であっても、電力使用量が大きくなると大きく安くなるものがあります。
そのため電力会社を選ぶ上で、家庭で使用している電力量をご利用明細などからチェックしておきましょう。
もし電力量がわからない場合には、世帯人数からおおよその電気使用量を確認してみてください
電気を使用する時間帯や生活スタイルに合わせた料金プランを
電力会社を選ぶうえで、各電力会社やプランで用意されている料金プランは主に4種類。
従量電灯プラン | 24時間同一の電力量単価が設定された最も一般的な料金プラン。 基本料金と電力使用量に応じた従量料金で構成されています。 使用量が増えるにつれて単価が上がる三段階料金制を採用していることが多い。 |
時間帯別料金プラン | 一日を2つや3つの時間帯に分け、それぞれの時間帯ごとに異なる電力量単価が設定されています。 夜間の電気料金が安く設定されていることが多く、オール電化住宅などにおすすめ。 |
定額制プラン | 一定量までの電気使用量であれば、料金が固定。 電気使用量が多い家族や、電気使用量がほぼ一定の家庭におすすめです 定額範囲超過分は従量になるが追加料金の単価設定が安め。 |
市場連動型プラン | 電力市場価格に連動して30分ごとに料金が変動。 市場価格が安い時間帯に電気を使用することで、効果的な節約が可能。 |
自分の家がどのような電気の使い方になるかわからない場合には「従量電灯プラン」を選択するとよいでしょう。
日中は家にいることが少なく、夜間での電気消費がメインの場合には「時間帯別料金プラン」で夜間料金が割安に設定されているものを選ぶとお得です。
家族が多い場合やペットを飼っているなど、常に一定以上の電力量を消費する家庭では定額制がおすすめ。
電気代をできるだけ節約したい場合には、電力需要に合わせて電力消費をコントロールすることで大幅な節約が可能な「市場連動型プラン」がおすすめです。
世帯人数が3人以上の家庭におすすめの電力会社
電力会社やプランの選択には、世帯人数によって影響する電力消費量によって効果的に節約ができる電力会社が異なります。ここでは世帯人数が3人以上の家庭におすすめの電力会社を紹介します。
家族が多く電力消費量が多いほど節約効果が高くなる傾向があります。
【電気代シミュレーションについて】
条件①:東京エリア
条件②:比較対象:東京電力エナジーパートナー従量電灯B
条件③:実施時期:2024年10月
条件④:電気料金のみ、セット割等は適用せず
条件⑤:毎月同じ電力消費と想定(1人:233kwh、2人:304kwh、3人:375kwh、4人:445kwh)
※算出金額は目安です。算出時の「燃料費調整額」「再エネ賦課金」などの違いによって変動がある場合があります。正確な金額については直接各電力会社で確認してください。
1位:LoooPでんき「スマートタイムONE(電灯)」
世帯数 | 月間消費電力目安 | 平均月額 | 東電差額(月) | 東電差額(年) |
1人 | 233kWh | \7,631 | -\369 | -\4,427 |
2人 | 304kWh | \10,037 | -\373 | -\4,472 |
3人 | 375kWh | \12,402 | -\1,004 | -\12,047 |
4人 | 445kWh | \14,724 | -\1,641 | -\19,694 |
・市場価格に応じて電気代が安くなる
・電気+ガスのセット割で電気料金単価1円割引
・契約アンペアが高くても料金の違いなし
基本料金・燃料調整額がずっと0円で、電力量料金単価が30分ごとに変動する市場連動型の料金プランが特徴。
電気代は、市場での需給バランスによって価格が決定する仕組みとなっています。
電気代が安い、朝から昼間の時間帯に電力消費量の多い家事を済ませると電気代をかなり抑えることが可能。
基本料金がないので利用するアンペアが大きくても料金の違いがないので、契約アンペアが大きい家庭ほど利用メリットが大きくなります。
ただし切り替え後のアンペア変更は出来ないので、アンペア変更を希望の場合には切り替え前の現在の電力会社で変更を行ってから切り替えが必要です。
シミュレーション金額は、Looopでんきでの利用状況データを参考に算出した概算値となるので、実際には時間毎の電気使用量をコントロールすることで更に電気代を節約することも可能!
公式ホームページの「でんき予報」で、時間毎の料金単価の変化を確認しておくとよいでしょう。
実際に契約をしてみたものの思うように節約できなかったという場合でも、「契約期間なし」「解約金なし」なのですぐに解約し変更できるので安心です。
会社名 | 株式会社Looop |
提供エリア | 全国(※沖縄・離島を除く) |
メインプラン | 市場連動型プラン |
セット割引 | あり |
オール電化 | なし |
ポイント還元 | なし |
解約・違約金 | なし |
支払い方法 | 口座振替 / クレジットカード |
2位:idemitsuでんき「Sプラン」
世帯数 | 月間消費電力目安 | 平均月額 | 東電差額(月) | 東電差額(年) |
1人 | 233kWh | \7,814 | -\186 | -\2,232 |
2人 | 304kWh | \10,100 | -\310 | -\3,720 |
3人 | 375kWh | \12,856 | -\550 | -\6,600 |
4人 | 445kWh | \15,578 | -\787 | -\9,444 |
・ガソリン代・EV充電が割引
・入会キャンペーン(電気料金割引やポイントが貯まる)
ガソリンスタンドでおなじみの出光興産株式会社が提供する電力サービス。
継続利用ポイントや節電ポイントなど、利用しているだけで「楽天ポイント」「Pontaポイント」「dポイント」から好きなポイントが貯まります。
貯めたポイントはapollostation(ガソリンスタンド)で使用することが可能。
ガソリン・軽油が毎月「-2円/リットル(上限100リットル)」の割引を受けることが出来ます。電気自動車をご利用の場合は毎月200円の割引になります。
基本料金は10A毎に311.75円(40Aの場合は1,247円)
120kWh以上の電力量料金が東京電力の電力料金より安くなっているので、たくさん電気を利用している家庭の場合にはお得になりやすいです。
家族がいて、車を所有している家庭の場合には契約メリットの高い電力会社です
会社名 | 出光興産株式会社 |
提供エリア | 全国(※沖縄・離島を除く) |
メインプラン | 従量電灯プラン |
セット割引 | あり |
オール電化 | あり |
ポイント還元 | あり |
解約・違約金 | なし |
支払い方法 | 口座振替 / クレジットカード / 請求書(払込票) |
3位:東京ガス「基本プラン」
世帯数 | 月間消費電力目安 | 平均月額 | 東電差額(月) | 東電差額(年) |
1人 | 233kWh | \7,850 | -\150 | -\1,800 |
2人 | 304kWh | \10,182 | -\228 | -\2,736 |
3人 | 375kWh | \12,948 | -\458 | -\5,496 |
4人 | 445kWh | \15,680 | -\685 | -\8,220 |
・ガス・電気セット割で電力利用料が多いほどお得
国内最大の都市ガスを提供する東京ガスが、関東エリアで運営する電力です。
2023年5月時点で新電力販売量(低圧)1位を達成し多くの家庭から利用されている実績のある電力会社です。
この人気の理由は、電気料金が安いだけでなく東京ガスならではの「ガス・電気セット割」という制度があります。
この制度では基本料金と電力量料金の合計額の0.5%を割引してくれるので、電力利用料の多い家庭ではメリットが大きいです。
ただし、ガス料金に対する割引はないので注意してください。
また電気料金とガス料金をまとめて支払うことができるので、支払いがバラバラにならないので管理しやすい点も支持されています。
基本料金は10A毎に295.2円(40Aの場合は1,180円)
東京ガスの電気の難点としては、契約可能エリアが首都圏の一部の都市のみに限定されている点です。
また東京ガス以外のガスを契約している場合も対象外となります。
会社名 | 東京ガス株式会社 |
提供エリア | 関東広域 |
メインプラン | 従量電灯プラン |
セット割引 | あり |
オール電化 | あり |
ポイント還元 | なし |
解約・違約金 | なし |
支払い方法 | 口座振替 / クレジットカード / 請求書(払込票) |
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