1個のサイズが大きく、葉もたっぷりいただける葉物野菜の「白菜」。
冬を中心に寒い季節が旬の野菜ですが、昨今では収穫方法が工夫され、一年中を通して購入することができます。
比較的安定した価格なので、食費を気にせずたくさん食べられるのも嬉しいポイントですよね。
そんな白菜は、どんなレシピにも使えてとっても万能!
箸休めになる浅漬や、体も心も温まる汁物や鍋物、炒め・サラダ等…
今回は、そんな白菜メインに大量消費できる時短・簡単レシピをご紹介します。
併せて、平日の調理が楽になる下ごしらえ方法についてもご紹介していきます♪
基本を確認!白菜の保存の仕方
まずは、生の白菜の保存の仕方について確認していきましょう。
カットされていないまるごと1個の白菜の場合、新聞紙やキッチンペーパー等で包み、冷暗所で立てて保存します。
寒い季節なら、無理やり冷蔵庫に入れる必要はありません。
外側の葉から順に、一枚ずつむいて調理に使用します。
一番外側の乾燥した葉は、調理に使わないからといってすぐに捨てないようにしましょう!
ラップ代わりとして残った白菜を新聞紙と一緒に包むと、より長持ちさせることができます。
1個の白菜を1/2や1/4にカットされた白菜の場合も、ビニールや新聞紙に包んで立てて保存します。
白菜の”芯”が残ると鮮度が落ちる
注意していただきたいのが、白菜の”芯”。
実は、芯を残しておくことで葉の成長が続いてしまい、鮮度が落ちてしまうのです。
そのため、白菜の内側から調理に使うのがオススメ。
「ロール白菜のために大きな葉が必要!」「どうしても外側から使いたい!」なんて場合は、先に芯だけ切り落としておくようにしましょう。
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→電気代を節約するおすすめの方法はこちら平日が楽チン!時短が叶う白菜の下ごしらえ方法
カットして”冷凍保存”すれば、調理の時短に
白菜を調理に使うときに一番面倒なのは、やはりカットの工程。
休日など時間のあるときにカットして、チャック付き袋等に入れて冷凍保存しましょう。
鍋や炒め物なら一口サイズでそぎ切り、スープなどの汁物には細切り、等…お好みのサイズにカットしておけば、調理の際は冷凍のまま使用できて楽チンです♪
ちなみに一度冷凍した白菜は、火が通るとトロッと柔らかい食感になります。
汁物やあんかけ等とろみのある料理に使うのがオススメですよ。
「塩もみ白菜」は味付け簡単で余り物も大量消費!
特におすすめの下ごしらえ方法は「塩もみ白菜」。
カットした白菜を塩もみしておくと、冷蔵庫で5日ほど日持ちします。
下味がついているので、あえ物やサラダ・炒め物等を調理する際とっても便利なんです!
白菜が余ってしまった場合にも、無理なく簡単に大量消費できておすすめです。
塩もみ白菜の作り方
分量
- 白菜…約600g
- 塩…小さじ2
手順
- 白菜を水で洗い、キッチンペーパー等でよく水気を拭いたら、お好みの大きさ・形にカットします。
- 大きめのポリ袋にカットした白菜と塩を入れます。空気を含ませて口を閉じ、よく振って全体に塩を馴染ませます。1時間ほど室温で放置します。
- 袋から出した白菜の水気を軽く絞り、タッパーやチャック付袋等、保存容器に移して保存します。
昆布を入れて塩の量を調整すれば「白菜の浅漬」に
さらに、塩もみ白菜に塩昆布を入れて保存すれば、簡単に白菜の浅漬の完成!
この”塩昆布入り塩もみ白菜”は、さまざまな和風レシピにもアレンジ可能です。
浅漬けの場合は、白菜約600gに対し塩大さじ2程度入れるのがオススメですが、量はお好みで調整してくださいね。
塩もみ白菜を活用!白菜大量消費の時短・簡単レシピ4選
先ほど紹介した「塩もみ白菜」を活用した、白菜が美味しく大量消費できて時短が叶う簡単レシピを紹介します。
生の白菜を使用する場合の分量・手順も記載していますが、ぜひ「塩もみ白菜」で時短調理を体験してみて下さい♪
ささっとあえるだけ♪ 白菜と塩昆の和風ツナ和え
塩もみ白菜があれば包丁不要、材料を混ぜるだけの簡単・時短が叶う白菜レシピです!
毎晩のおかず用に作り置きもオススメです。
作ってから時間を置いても、白菜にツナと塩昆布のうまみが染み込んで美味しいですよ♪
ツナ缶はオイル漬がオススメですが、水煮でもさっぱり美味しくいただけます。
<材料>(2〜3人前)
- 一口サイズまたは細切りにカットした塩昆布入り塩もみ白菜…約300g
- ★ツナ缶…1缶
- ★めんつゆ…大さじ1
- ★(“塩昆布入り”でない場合)塩昆布…ひとつまみ
- (塩もみでない白菜の場合)塩…適量
<作り方>
- 塩もみでない白菜を使う場合、一口サイズのそぎ切りまたは細切りにして、塩もみしておきます。
- 白菜と★の材料をよく混ぜたら完成です。お好みで白ごま・かつお節をかけても◎
白菜だけでご飯が進む!白菜のチョレギサラダ風
材料を混ぜるだけの簡単調理!
お好みで白髪ネギを加えても美味しい、チョレギサラダ風の和え物。
にんにくと中華だしが効いた味付けは、白ごはんはもちろんお酒にもぴったり。
白菜を大量消費しての作り置きの副菜としてもオススメです。
<材料>(1〜2人前)
- 細切りにした塩もみ白菜…約150g
- ★ごま油…大さじ1
- ★中華だし…小さじ1
- ★にんにくチューブ…約1cm
- ★(塩もみでない白菜の場合)塩…少々
- ★白ごま…小さじ2
- 韓国のり…1枚
<作り方>
- 塩もみでない白菜を使う場合、細切りにしておきます。
- ★の調味料をよく混ぜます。塩もみ白菜またはカットした白菜にあえます。
- 韓国のりをクシャクシャにして細かくし、1に混ぜて完成です。
お弁当にも◎ 白菜と厚揚げの和風炒め
シャキ・クタッな白菜と、食べ応えのある厚揚げが相性抜群な一品。
塩昆布の旨みが染み込んだ白菜を使うことで、簡単に深みのある味わいになりますよ。
使用する調味料が少なく、とっても簡単。朝の忙しい時間にも作れちゃいます。
しっかり火を通して、お弁当の作り置きおかずにもオススメです。
<材料>(1〜2人前)
- 一口サイズにカットした塩昆布入り塩もみ白菜…約200g
- 厚揚げ…1枚(約150g)
- めんつゆ…大さじ1
- (塩もみでない白菜の場合)塩…約2g
- (“塩昆布入り”でない場合)塩昆布…ふたつまみ
<作り方>
- 塩もみでない白菜を使う場合、一口サイズのそぎ切りにしておきます。
- 厚揚げは1〜1.5cmほどの厚さの、一口サイズに切りましょう。
- 熱したフライパンに油を引き、中火で厚揚げを焼いていきます。白い断面がきつね色になってきたら、白菜を加えます。
- 1〜2分ほど炒めたら(場合により塩と塩昆布、)めんつゆを入れ、フライパンの蓋を閉じ、更に2〜3分弱めの中火で熱します。お皿に盛り付けて完成です。(※塩もみ白菜でない場合は、白菜に火が通るまでしっかり熱しましょう。)
サッと炒めてトロッと美味しい♪白菜の中華炒め
材料と調味料をサッと炒めるだけで簡単な、白菜の中華炒めです。
ひき肉と細切りの食材を使うことで、短時間で火が通ります。
さらにとろみをつけることで、ご飯にのせても美味しいメインのおかずに♪
大量の白菜も美味しくペロリと食べれてしまいますよ。
今回はしょうがを効かせた味付けですが、お好みでにんにくを入れても美味しいですよ。
<材料>(2~3人前)
- 細切りにした塩もみ白菜…約150g
- 豚ひき肉…約150g
- ぶなしめじ…1/2株(約50g)
- 人参…中2/3本
- ★中華だし…小さじ1
- ★しょうがチューブ…約3cm
- ★醤油…小さじ1 ※(塩もみでない白菜の場合、醤油…小さじ2)
- ★みりん…大さじ1
- ★こしょう…少々
- ★(塩もみでない白菜の場合)塩…少々
- ☆片栗粉…小さじ2
- ☆水…100ml
<作り方>
- 塩もみでない白菜を使う場合、細切りにしておきます。
- 人参は細切りに、ぶなしめじは石づきを取ってほぐしておきます。
- 熱したフライパンに油を引き、豚ひき肉を中火で炒めます。全体的に火が通ったら、人参を加えて更に1~2分炒めます。
- きのこと白菜を加え、全体的に火が通ったら、★の材料を加えます。
- 全体に味が染み込んできたら、☆を水溶き片栗粉にして加えます。お皿に盛り付けたら完成です。
白菜は下ごしらえのひと手間で、平日の調理を楽チンに
寒い時期を中心に一年を通して、さまざまなレシピで活躍する「白菜」。
調理の中でも面倒な「カット」の工程を先にやって保存しておくだけで、忙しい平日でも簡単・時短で食事の準備ができちゃう万能食材です。
更に塩で下味をつけておくと、炒めもの・和え物がすぐに作れてとっても便利。
白菜定番の鍋や汁物だけでなく、さまざまなレシピのレパートリーが増えるきっかけにもなりますよ。
ぜひ当記事を参考に、白菜を簡単美味しく味わって下さいね!
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