離乳食時期や小さいお子さんがいる時には、特に栄養のバランスを考えて野菜を食べやすく調理するという機会は多いかと思いますが、そんな時に頼りになる野菜「にんじん」や「かぼちゃ」。
しかし、これらの野菜を調理をしていて、まな板への色移りによる「着色汚れ」に困ったことありませんか?
にんじんやかぼちゃなど色の濃い野菜は、まな板に着色汚れが付きやすいですが、食器洗い洗剤では真っ白な状態に落としきれませんし、漂白剤を毎回使うのも面倒に感じます。
特に離乳食の時期は野菜を小さく切ることが多くまな板が汚れます。
でも口にすることができない漂白剤は、なるべく使用したくない。
そこで今回は、漂白剤を使用せずに、簡単にまな板の着色汚れをきれいに落とす方法をご紹介します。
「食用油」でまな板の着色汚れが落ちる
今回紹介するまな板の色移りを落とすのに使用するのは、なんと「食用油」です。
普段から口にする食用油で着色汚れがすっきり落とせるんです!
本当に汚れが落ちるのか検証してみます。
今回使用するこちらの白いまな板は、100円ショップで購入した一般的なものです。
早速にんじんを切って検証していきます。
1度のカットだけで、にんじんの鮮やかなオレンジ色が白いまな板に移ってしまいました。
この着色汚れを落としていきます。
水で流した状態です。
多少鮮やかさが薄くなりましたが、色は落ちていません。
今度は食器用洗剤で洗いました。
先程より少しオレンジ色が薄くなったでしょうか。まだ着色が気になります。
いよいよ食用油を使ってみます。今回はサラダ油での検証です。
着色汚れに直接油をたらし、キッチンペーパーでこすっていきます。
軽い力でくるくると油を汚れになじませると、油にオレンジ色が浮いてくるのがわかります。
キッチンペーパーもこの通り!着色汚れが落ちています。
仕上げにサラダ油を落とすために食器用洗剤で洗って終了です。
にんじんの着色汚れは油で落とせることがわかりました。
スライサーやおろし器にも使える!
着色汚れはまな板だけではなく、スライサーやおろし器にも付きます。
それらに対しても今回の方法は有効なので試してみてください。
ただし長期間着色したままの汚れは落ちにくくなってしまうため、油では落とせない可能性があります。
普段からこまめに汚れを落としておくと、真っ白なまな板で気持ちよく料理ができますよ。
汚れが落ちる理由は「βカロテン」が油に溶けやすいから
にんじんのオレンジ色は、βカロテンによるものです。
βカロテンは、水には溶けにくいため普段の洗浄では落ちにくくなっています。
しかし、油には溶けやすい性質があるため、まな板の着色汚れに油を使う事で、βカロテンが溶け出して汚れが落ちるという仕組みとなっています。
着色汚れがβカロテンまたは脂溶性ビタミンによるものなら、今回の方法を試してみると汚れが落とせるかもしれませんよ。
油を使った着色汚れ落としは簡単
実際に着色汚れを油で落とす方法を試してみましたが、面白いように着色が落ちます!
安心安全な方法できれいになるのは嬉しいですね。
皆さんもぜひ試してみてください。
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