お盆の義実家への帰省、旦那さんとお子さんには楽しみなイベントでも、お嫁さんにとっては自分の実家に帰る気持ちと同じ感覚では帰れないですし、気が重くなってしんどいと感じる方は少なくありません。
しかし、結婚生活を続けるうえで長い付き合いになる義実家の家族との関係なのでアレコレ気にしてしまいますよね。
でも、あまり気を使い過ぎて頑張りすぎるとストレスで続かなくなってしまい、結果的にそこから「義実家に行きたくない」だったり「義両親が嫌い」等のきっかけにもなりかねません。
義実家との関係性は良好に保ちながら、できるだけストレスなく無難に過ごしたいですよね。
そこで、今回は「義両親との頑張り過ぎない付き合い方・マナー」をご紹介します。
是非、参考にしていただけたら幸いです。
義実家への手土産
頻繁に義実家に行く機会がある場合は、改めて手土産を持っていく必要はないと思いますが、お盆と年末年始くらいしか帰省しない場合は、手土産の持参をおすすめします。
手土産の金額の目安は、2,000〜3,000円程度のものであまり高価なものは気を使わせてしまうのでやめておきましょう。
そして、手土産を選ぶポイントは2つあります。
常温で日持ちするもの
一つ目は「常温で日持ちするもの」義実家に義両親夫婦だけで暮らしている場合、急いで消費しなければならないものは避けましょう。
また、他の家族と同居している場合でも、冷蔵庫で保管しないといけない物だと冷蔵庫に空きがないというトラブルが起きる可能性があります。
せっかく選んで持って行った物でも、相手にとって迷惑になってしまうのは避けたいですね。
個包装になっているもの
二つ目は「個包装になっているもの」。
開封したら食べきらないといけない食品は、貰っても困らせてしまう可能性があります。
義実家に住むのが義両親のみの場合は、特に注意が必要です。
義実家での食事のお手伝い
「お手伝いすることはありませんか?」と義母に訪ねても「大丈夫だから、ゆっくりしてて」と返されるよくあるパターン。
「義母の本音は?」と気になってしまう方も多いと思いますが、この返しをされた時は素直に言う事を聞くのが無難。
台所は義母のテリトリーなので、「自分以外の人に入ってほしくない」、「干渉されたくない」と思っている義母も少なくないと思います。
それでも、何もしないのはやっぱり無理という方は具体的な聞き方をおすすめします。
「この漬物、お皿に移しますか?」「この食器は片づけますか?」など具体的に何を手伝うか相手に伝えることにより、頼む側も頼みやすくなるのかなと思います。
義両親との食事中の会話
出来上がったお料理には「美味しい!」や「味付けが最高」などお料理の感想を伝えましょう。
作り方を知っているお料理でも、コミュニケーションと思ってレシピを聞くのもいいと思います。
少しめんどくさく思ってしまうかもしれませんが、自分も人にお料理を作って無言で食べ続けられたら良い気持ちはしないと思います。
美味しいと言われて作り方を聞かれたら、悪い気はしないと思います。
自分だったらどうされたら嬉しいかな?と思いやりを持って行動してみると、自然と優しさが相手にも伝わり、お互い気持ちのいい食事の時間になると思います。
義両親との会話のネタに困ったら
無言の時間がないように、面白い話をしなければなど、会話の内容には悩んでしまいますよね。
「最近本当に暑いですね」「この間の大雨は大丈夫でしたか?」など天気の話や最近話題のニュースの話など、世間話で十分です♪
それでも、義母や義父の性格によっては会話が続かなくて逆に気まずくなってしまうこともありますよね。
そんな時おすすめの話題は「旦那さんの幼少期の話」です。
口数が少ない義母や義父でもこの内容には会話の花が咲きやすい内容です。
無理のない内容と家族なんだから無言の時間があっても普通のことと、思ってもいいと思います。大切なのは、変に相手を持ち上げたり、自分をよく見せようなど背伸びをせず、無理はしないことです。
義実家での宿泊滞在の場合は適度に外出を
日帰りや一泊二日ほどの滞在ならあまり時間はありませんが、数日間の宿泊の予定の場合は適度に外出するのもおすすめです。
ずっと一緒に過ごしていたら、あなただけでなく義実家のご両親もお互いに疲れも溜まってしまうのは当然です。
ショッピングモールや、近所を散歩程度でもいいので、お互い離れる時間を作ると少しの時間でもリフレッシュになります。
普通のスーパーでも、普段行っていないスーパーだと新鮮に感じたりもします。
外出することで、また会話のネタができたりもするので外出はおすすめです!
外出がなかなか出来ないという方は、こっそりつまむ自分だけのおやつなどを持参して少しでもストレスを解消するようにしてみましょう。
”できる嫁”にならない
義実家ではしっかりした嫁でいなければ、失礼がないように過ごさなければとつい無駄なエンジンを入れてしまいがちです。
先回りして何かしようとしたり、アドバイスのつもりが自分の知識を押し付けてるように思われてしまったり、そうなると「可愛げがない嫁」と相手には映ってしまい本末転倒に。
義実家では「教えてください」スタンスを大切にしたほうが、自分の気持ちも楽になりますし相手も穏やかな気持ちで接してくれるようになります。
とっくに知っている知識でも「なるほど」と言ってあげれば角が立ちませんし、自分達より長く人生を経験している方ですから意外にも、なるほどと思える知識を教えてくれることもあります。
とはいえ、昔と今は違うので違和感を抱くのは当たり前です。「へ~そんな考え方もあるのか」くらいでいいのです。
旦那さんには頼らない
義実家に行ったら旦那さんは子どもに戻ります。
思春期にでも戻ったのかのように、ゲームをやりだしたり、ゴロゴロしながらスマホとお友達状態になったり・・・
自分の育った場所に帰ってきたのですから、日々のストレスや仕事の疲れなど何も考えずにのんびりしたくなるのはわかりますが、嫁の立場からするともう少しサポートして!とイライラしてしまいますよね。
しかし、それはもう仕方がない事と開き直りましょう。
最初から期待せず一人で義実家に泊まりに来たくらいに開き直れば、意外にもイライラせず過ごせます。
お互い、自分たちの実家に帰ったときはのんびりすると約束を交わし、お互い様にするのもいいと思います。
義実家には帰らない
ただ気を使うから帰省するのが憂鬱という方もいると思いますが、なかには「会うと嫌味しか言われない」などの理由で義実家とは距離を置きたいと思っている方もいると思います。
そんな方は、旦那と子供だけ帰省させて自分は家に残りましょう。
お子さんがまだ乳幼児であったり、母親と離れることを拒んだ場合は「旦那だけ帰省」でいいのです。
旦那だけ帰省すれば、旦那さんも思う存分子供に戻ってダラダラできたり、友達と飲みに行けたりとリフレッシュできますし、ご自身ものんびり過ごすことができます。
ご実家に行かない理由は、仕事や、実家での用事、子供の用事など、なんでも大丈夫。
最初は「嫁が来ないなんて」と批判したり、ネガティブなリアクションを取られると思いますが、義両親にとって本当に帰ってきてほしいのは息子と孫です。
遊びに来て顔を見たその瞬間から嫁が来ない事への不満は忘れてしまいまいます。
義母や義父の攻撃に耐えられないという方はこのくらい割り切って自分を守る事も大切です。
とはいえ、ご自身が悪く映らないようにするためにも、旦那に手土産を持たせたり、お子さんがお世話になったときは御礼の電話や手紙は忘れずにやっておきましょう。
まとめ
今回は、「義実家の家族との付き合い方」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
とはいえ義実家に帰るのはしんどい、という気持ちが拭えないという方もいるかと思います。
そもそも義実家に行く意味や役割を考えて見ると、私たち日本人は、お盆とお正月の年に2回ご先祖様を迎えます。
そもそもお盆とはご先祖様に感謝をする日。
子どもがいるのは、旦那さんのおかげです。
そして、その旦那さんが生まれたのは間違いなく義父と義母のおかげです。
お子さまがいる方は特に、命のリレーがあったからこそ可愛い我が子に会えたのですから。
そう思うと、義両親を大切にしようと思えてくるかもしれません。
できるだけ無理をしてストレスを抱えずに、義両親と良好な関係を楽な気持ちで、義実家で過ごせるように参考にしていただけたら幸いです!
コメント
帰省は毎年多いときは複数回行う行事で、そのたびに我慢の時間を過ごすことは嫌ですね。私は、日帰りで年一回と決めています。