「お肌の悩み」は年齢を問わず、女性は何かしらの悩みを抱えていると思います。
その悩みの中でも、もっとも多くの女性が悩んでいる問題が「毛穴」
10代から20代の女性を対象にした調査で「毛穴について悩んでいますか?」と質問したところ実に約75%の女性が「悩んでいる」「とても悩んでいる」と回答するほど多くの女性が悩んでいることがわかります。
毛穴に悩みがあると、メイクも楽しめませんし、自信も失われてしまいます。
「毛穴レスのつるんとした肌になりたい!」でも、むやみやたらにケアしても改善されなかったり、逆に肌にダメージを与えて悪化してしまうケースも。
でも、毎日忙しい主婦はあまり自分に時間を使えないのも現実だし、サロンでケアする金銭的余裕もありませんよね。
出来る事なら「自宅でケアしたい!」それが日々頑張る多くの女性の本音だと思います。
そこで今回は毛穴の悩みの中でも特に多い「毛穴の黒ずみ」について詳しく解説。
自宅での正しいケアで、つるつるお肌を手に入れましょう!
毛穴の黒ずみ「いちご鼻」とは?その原因は?
毛穴悩みの中でも深刻な悩みといえば「毛穴の黒ずみ」です。
顔の中心である、鼻にできやすく「いちご鼻」と言われ非常に目立つやっかいな肌トラブルですよね。
いつも通りケアしてもなかなか消えてくれることもなく、ファンデーションを塗ると消えるどころか目立つことも・・・。
解決するためには、鼻の黒ずみについて仕組みや原因を知ることが大切です。
毛穴の黒ずみの一番の原因は肌のターンオーバーの乱れです。
ターンオーバーの乱れとは何かと言うと、肌は通常一定のサイクルで生まれ変わっています。このしくみを「ターンオーバー」とよび、このサイクルが乱れることにより様々な肌トラブルの原因になります。
ターンオーバーが乱れた肌は、体内から水分が蒸散するのを防ぐバリア機能が低下してしまい、過剰に分泌した余分な皮脂をスムーズに排出できなくなってしまいます。
すると、肌に残っている古い角質が余分な皮脂を毛穴の出口で塞いでしまいそれが「角栓」となります。
そうしてできた「角栓」に落としきれなかったメイクや空気中の汚れなどと混ざり、空気に触れて酸化してしまうことで黒ずみとなってしまうのです。
毛穴の黒ずみを触るとざらっとした手触りの場合この「角栓」による黒ずみですが、毛穴から生えている産毛が毛穴の黒ずみに見えてしまっている場合もあります。
産毛は、角栓がない場合は生え変わりのタイミングで抜けるのですが、角栓が毛穴を塞いでいると、産毛が抜けることができず、角栓が混ざってしまい黒ずんで見えてしまいます。
その場合でも、産毛を剃ったり、角栓もむりやり押し出したりするのはやめてスキンケアによるケアをしましょう。
参考:共立美容外科
毛穴の黒ずみに効果的な洗顔方法
毛穴のケアは大切ですが間違った洗い方では、汚れは溜まる一方。まずは毛穴ケアの基本である洗顔を見直してみましょう。
まずはいつもやっている洗顔を思い出してみてください。以下に自分に当てはまる洗い方はありませんか?
□毛穴の汚れがより落ちる気がして、こすり洗いをしている
□洗顔にすごく時間を掛けている
□熱いお湯で洗顔している
洗顔のポイントはいかにお肌に刺激を与えないかが重要です。
上記に当てはまるような洗顔をしていると、皮脂を落とし過ぎてしまいます。
皮脂を落とし過ぎたお肌は、乾燥し、その乾燥を補おうと皮脂が過剰分泌してしまい、毛穴に皮脂汚れが溜まってきて、やがて角栓へと姿を変えてしまうのです。
洗顔には毛穴パックのような即効性はありませんが、正しい洗顔を日々積み重ねることで毛穴の汚れは落としきることができます。正しい洗顔の方法をご紹介します!
毛穴の黒ずみに効果的な洗顔方法
蒸しタオルで毛穴を開く
まずは、毛穴の汚れをしっかり落とすために「蒸しタオル」で毛穴を開きます。
蒸しタオルの作り方は簡単!
- タオルを濡らしたら固く絞る
- 固く絞ったタオルをラップに包む
- 電子レンジ500wで30秒~1分温める
※やけどに注意してください。
蒸しタオルはお肌に乗せるのは1分ほどにしてください。
温め直して一度に何度も蒸しタオルを、お肌に乗せるのはやめましょう。
長い時間何度も蒸しタオルをやったほうがより毛穴が開きそうな気がしてしまいますが、1分で十分毛穴は開きますし、温めすぎると乾燥してしまい逆に肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。
蒸しタオルで毛穴を開いたら、洗顔スタート!
洗顔料をしっかり泡立てます。
しっかり泡立てることで泡と肌の間にクッションができ洗顔の肌への摩擦から守ってくれますし、肌には目に見えない凹凸がたくさんあります。
よく泡立ててキメが細かくなった泡は毛穴の奥まで入り込み、汚れをしっかり洗ってくれます。
泡立てた、たっぷりの泡で、まずはTゾーンからこすらず泡を肌に乗せるイメージで洗っていきます。そのまま泡を転がすようにフェイスラインを洗い、乾燥しがちな目元・口元・頬は軽く洗っていきます。
時間をかけた方が、汚れがしっかりとれると思いがちですが、その分お肌へのダメージになってしまいます。
泡をのせている時間は1分ほどにして、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。
洗い残しがあると、洗顔料が汚れと混ざり、毛穴に詰まってニキビや肌のざらざらの原因に。せっかく正しい洗顔をしてもお肌のトラブルになってしまうこともあるので「洗い流し」は非常に大事です!
30回ほどすすいだら、髪の毛の生え際、目頭下、鼻の付け根、フェイスライン、顎裏など洗い残しが多いポイントを鏡で泡がついていないかしっかりチェックしましょう。
洗顔の後に、冷たい水で顔を洗うと毛穴が引き締まると聞いたことがある方は多いと思います。確かに引き締まることは引き締まるのですが、一時的なもので、温度や体温などで30分ほどで元に戻ってしまうので、あまり意味はありません。
洗顔のあとの水気の拭き取りにもポイント
このときゴシゴシと擦るのではなく、水分をタオルに吸い込ませるイメージで顔の水分をとっていきます。
タオルでゴシゴシ擦ることで肌の表面に小さな傷ができ、そこから雑菌などが入り込むと肌トラブルに直結してしまいます。
この時使うタオルは、使いまわしのタオルではなく清潔なタオルを使うようにしましょう。不衛生なタオルで顔を拭いていると細菌が繁殖し炎症の原因になってしまいます。
洗顔とは、関係ないのですが枕カバーも直接肌に触れるため清潔にしておきましょう。
ちなみにサロンでの毛穴洗浄は
サロンで毛穴洗浄をする場合に一般的に受ける施術は、毛穴吸引、ケミカルピーリング、ウォーターピーリング、光フェイシャルです。
毛穴洗浄の施術をサロンで受ける場合、2週間〜1ヵ月に1回の頻度、または肌トラブルのひどい方や効果を早く実感したい方は1週間に1回サロンに通わないといけません。
費用面では、毛穴吸引は1回2,000~3,000円ほどで施術可能なサロンもありますが、1週間に1度通うことになると結構な金額に。
また、毛穴吸引だけでは効果はいまいち、効果が期待できないので他の施術も組み合わせると金額はどんどん上がっていきます。
そうなると主婦にとって継続的にサロンに通うのは現実的ではないのかもしれません。
やはりホームケアが一番継続できる方法です!
絶対にやってはいけないお手入れ方法
角栓を無理に押し出す
角栓が詰まっていると見た目が悪いだけではなく、メイクのノリが悪いなどの原因にもなります。
毛穴をつまんで角栓を押し出すと「角栓がスポッと取れてなんだか病みつきになる」と癖になってしまっている方もいると思います。
しかし、角栓は無理やり取り出せば取り出すだけ逆に詰まりやすい毛穴になってしまいます。
その理由は、私たちの手や指には清潔にしているつもりでも想像以上の細菌がついているからです。とくに爪の先は、きれいに洗っても細菌を完全に落とすことはできません。
そのような状態の指で、毛穴を押し出すことにより肌に傷がつき炎症を起こしたりする可能性があります。最悪、その傷が色素沈着により跡になって残ってしまうこともあります。
はがすタイプの毛穴パックやスクラブを毎日使う
はがすタイプの毛穴パックは、目に見えて効果が実感できますし、確かに黒ずみを除去することが可能です。
しかし、黒ずみを除去することと同時に、周りの皮膚に大ダメージを与える結果となってしまいます。その他のデメリットとしては、毛穴が開きっぱなしになり、炎症を起こしてしまう場合もあります。
スクラブ洗顔は、使った後は肌のザラザラ感がなくなり絶大な効果があったように思えますが、肌の表面の角栓は落とすことができても、根本的な解決には至っていません。
それどころか、毎日使うと肌への負担になってしまいます。
化粧水をパタパタとパッティングする
洗顔の後、化粧水をコットンに含ませてパタパタとパッティングしていませんか?
何度もパッティングすることで肌に浸透しているように思えますが、実はこの行為はNGです。
肌トラブルはとにかく摩擦が大敵!コットンを利用することはいいことなのですが、パッティングをするのではなく、よく化粧水を含ませてパックをするのがおすすめです。
毛穴汚れが起こりにくくする方法
毛穴汚れはケアして一度改善してもまた繰り返してしまう可能性があります。
そのため角栓を「つくらせない」そんな対策が必須になってきます。
メイク落としの後には洗顔を
メイク落としでは、「汗や皮脂」といったお顔の汚れを落とすことはできません。
メイク落としでは「メイク」しか落とすことができないため、メイクを落とした後は、必ず洗顔しましょう。
しっかり保湿
乾燥しやすい肌は角栓ができやすいため、しっかりと保湿することが大切です。
化粧水を塗ると肌がしっとりするため、それだけで保湿できているように思いがちですが、実際にはうるおいがまだまだ不足している場合も。
そうすると、肌の乾燥が進みキメが粗くなってしまい毛穴も目立つようになってしまう可能性があります。さらに乾燥が進むとそれを補うように皮脂が過剰分泌してしまい、それにより毛穴に皮脂が詰まりやすくなってしまいます。そのためスキンケアは季節関係なく、しっかりと保湿をしましょう。
生活習慣を見直す
角栓や毛穴の黒ずみを予防するには、毎日の丁寧なスキンケアだけではなく、食事や睡眠などの生活習慣を見直すことも重要です。
成長ホルモンはお肌の修復をしてくれる作用があるのですが、そのホルモンは睡眠直後の3時間後に分泌されるといわれている為、成長ホルモンが出てくる時間帯には深い眠りに入っていることが大変重要になってきます。
寝つきが悪い方や夜型になってしまっている方は、朝目覚めたら寝室のカーテンをあけて日光を浴びるようにするなどの習慣を取り入れて、寝つきをよくする努力をしてみましょう。
ビタミンB群を含む食事を摂る
ビタミンB群は粘膜や皮膚を健康に保ってくれる作用があります。
ビタミンBを多く含む食品はレバー・ウナギ・カツオ・マグロ・卵・牛乳・納豆・乳製品などです。
自宅で毛穴ケアにおすすめアイテム
サロンでお手入れするのには自宅ケアより早く結果を出せるメリットはありますが、継続していくには家計の負担になってしまうのが現実。
そして、毛穴ケアは改善したらやめるのではなく、継続していくことが大切です。
継続して毛穴ケアをするのにはやはり、自宅ケアが一番!ということで身近なドラッグストアで購入できる商品から毛穴ケアに優秀なおすすめアイテムをご紹介します。
カネボウ suisai(スイサイ)ビューティクリア パウダーウォッシュN
スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN
価格:0.4g×32個(通常サイズ)/1,980円(税込)
0.4g×15個(トライアル)/990円(税込)
ふわっとした泡立ちで酵素洗顔をはじめて使うという方にもおすすめ。
皮脂を分解する酵素と、角栓の成分であるタンパク質を分解する2種類の酵素が配合されており皮脂汚れと角栓汚れの2つをケア可能!肌を柔軟にしてくれて毛穴のつまりを洗浄してくれます。
ティス ディープオフオイルN
ティス ディープオフオイルN
価格:1,320円 (税込) / 230mL
角栓ケアしながら、メイクも落とせる優れもの!
指先で優しく、くるくるメイクになじませていると、角栓でざらざらしていたところがすべすべになるのを実感できます!
メイクもしっかり落ちて、洗いあがりもべたつくことなくすっきりしているのに、うるおいはキープしてくれます。
スーパーKeanaローション(ラボラボ)
ラボラボ スーパーKEANAローション
価格:1,540円 (税込) /100mL
洗顔だけでは落としきれない古い角質を優しくふきとることで、毛穴の奥に入り込んだ汚れ、つまりを取り除くことができる、ふき取り用化粧水。
アルコールフリーなのに使い心地すっきりで皮脂を抑え、素肌を引き締めます。
毎日使えてつるつるお肌を目指せます。
毛穴ケア美容家電
「美容家電」と聞くとお高いイメージがありますが、プチプラで優秀な商品もたくさんあります。サロンに行く余裕はないけれど自宅ケアにプラスしてより手厚いケアをしたい方にはこちらの「美容家電」がおすすめです。
パナソニック毛穴吸引 スポットクリアEH2513P
パナソニック 毛穴吸引 スポットクリア ピンク EH2513P-P
価格:税込5,000円 ※Amazon参考価格
パナソニック「毛穴吸引 スポットクリア」は、
クレンジングや洗顔では落としきれない毛穴の奥に詰まってしまった汚れ、皮脂もしっかり吸引、除去してくれます。
一般的に吸引圧が50kPa以上あれば、毛穴汚れが取れた実感が得られるといわれていますがこちらの商品も吸引圧は約50kPaあるので効果を感じることができると話題。
卵を使用した実験では、ほとんど表面に傷がつかなかったという結果がでているのも安心の商品です!
まとめ
大人世代だけではなく、多くの世代の女性が悩んでいる「毛穴」のトラブル
角栓について調べてみると、スキンケアだけではなく日々の生活習慣も関係していることがわかりました。生活習慣を見直すことでお肌だけではなく健康まで改善できると思うので、角栓が気になった今、お肌も身体も綺麗になるチャンスかもしれませんね。
コメント
カネボウのsuisaiを使うとさっぱりして、毛穴の黒さが軽減しているように見えます。
日が経つとまた毛穴汚れを感じるので、週に1度のケアに欠かせません!
泡立てネットを使うとモコモコ泡が作れるのでおすすめです(^^)