日本人の生活になくてはならないものはいくつかありますが、”たわし”もそのひとつですよね!
でも、たわしってどれもこれも見た目は似たようなものだから、なんとなーく同じのように思っていませんか?
いや、それが違うんですよ!!
本当にたかがたわし、されどたわし。
実際に使えば分かりますが、メーカー別、販売店別で食器洗い向き、家具向き、って分類できちゃうくらい
凄く奥深い世界なんです!!
でも、
具体的にどのたわしがどこに対応できるのか?って分かりませんよね?
そこで今回は、あなただけにこっそり用途別おすすめたわしについて教えちゃいます!!
台所用たわしのおすすめ
台所用のおすすめたわしはずばり明治40年から日本の台所で愛されている
「かめのこたわし」になります!
このレトロなラッピング、スーパーやホームセンターで見たことがありますよね?
100均のたわしになじんでいると、ひとつあたり税込みで400円位はするこのかめのこたわしが凄く高いように感じます。
さらに実際に買ってみれば分かりますが、とにかく硬くて使い始めはヤシの繊維がボロボロ出てきます。
でもね!ヤシの繊維がボロボロ出てこなくなる
一週間後くらいからがかめのこたわしの本当の姿なんです!
この硬さがとにかく汚れを良く落とします!
特に試してみて欲しいのがごぼうを洗うこと!
この硬い繊維がごぼうの皮をボロボロ落としていくんで、包丁の背でこすり落とす必要なんてありません!
食器洗いだって洗剤を使った後、かめのこたわしを使ってすすげば洗剤独特のヌメッとした感じがあっという間に落ちていきます!
他にも、こんな汚れを洗剤との併用であっという間にすすいでいきます。
- フライパンの焦げ付き
- 鍋のふちで固まったカレー
- オーブン皿についたソースの焦げ付き
- 魚焼きグリルのアミに張り付いた焦げ付き
これ、あなたも私も知っていると思いますが普通は苦戦する汚ればっかりです。
かめのこたわしの手にかかれば、こすりながらすすげばいいだけなのでこの作業が秒で終わります。
そしてこの硬さがゆえに耐久力も並ではありません。
なんと!私が初めて買ったかめのこたわしは5年もったんです!!
私も気が付いた時は本当にびっくりしたんですが、5年間食器だの調理器具だのを毎日すすぎまくっていて、やっと交換時期になったんです!!
この耐久力を考えると、いっこあたり税込み400円くらいとかって安すぎるくらいなんです。
ね?お値段以上でしょ?
でもね、たわしが使えるのは台所だけじゃないんですよ?
次の項目から意外な使い方を紹介します!
台所の家具、電化製品向けのたわし
では、台所の家具と電化製品向けのたわしを紹介します。
それはすばり、100均のたわしです。
あ?いきなりまさかの100均たわしで驚かしてしまいましたか?
いや本当、実は100均のたわしって
台所の家具や電化製品をすすぐのにちょうど良いんですよ。
特に普段ぞうきんで苦戦しているところに大活躍します!
ポイントは一週間くらい食器洗いで使うこと。
かめのこたわし同様最初の一週間はそれなりに硬いのですが、一週間食器洗いで使っていると繊維が柔らかくなって家具や電化製品に傷をつけにくくなります。
かめのこたわしと比較すると汚れがなかなか落ちないのが残念な所ですが、たまってしまったホコリはもちろん、ぞうきんだと落とすのが無茶苦茶大変な汚れに大活躍します。
ちょっとお湯で濡らしてこすればみるみる落としていきます。
種類が豊富なのもメリットの一つ。お値段も安いので、目的にあわせていくつか購入し、家中においておけば気が付いた時にすぐ掃除ができるようになります!
でもね、たわしって用途別の使い方ができる上にかなり万能なんですけど、どーしても一つだけできないことがあるんですよ。
そう、それは
「隙間と角の汚れを落とすこと」!
特に直角になっているところとかね!もう本当こすってもこすってもそこだけ落とせない。
これは丸い形をしているたわしの宿命みたいなものなのですが、このどうしても落とせない汚れはどうにもならないんでしょうか?
安心して下さい!日本にはそんな時に活躍するたわしが存在するんです!
次の項目で使い方からしっかり紹介します!
隙間と角用のおすすめたわし
はい、では隙間と角用のおすすめたわしについて紹介します!
みなさん、これ見たことありますか?
スーパーやホームセンターの一角に高確率である商品なのですが、一見するとスポンジについている緑色の部分にも見えますよね?
はい、お察しのとおりスポンジについている緑色の部分です!
正式名称を
「不織布たわし」というこちらのたわし、シートタイプのたわしになります。
シート状なので好きな形に折って使うことができるという凄い利点があります!
この利点を一番生かせるのが、かめのこたわしでも100均のたわしでも落とせない隙間と角の汚れなんですね。
使い方はいたって簡単。
あなたにとって使いやすいように、二つ折りか四つ折りにしてこするだけ!
こちらの不織布たわしは窓サッシなどにも使うことができます。
こちらも使い方は自分が使いやすいように折りたたむだけ!
特にある程度濡らしてからざっとこすれば、サッシにたまったほこりやゴミまで一掃してくれるので本当に「おお!」と言いたくなってしまいます。
特におすすめなのが、結露がひどい冬にあえてこの不織布たわしを使ってサッシ掃除をすることなんですね。やれば分かりますが、結露でサッシの汚れが浮き上がっているので凄く簡単に汚れ落としができるんです!
この掃除、別にテッシュとかでも良いんですが洗えばまた使えるようになる不織布たわしの方がエコだし地球にやさしい。それに使えば分かりますが、使い古しの歯ブラシよりサッシの奥深くまで届くんです。
おまけに、テッシュでよくやる「ゴミを包んで捨てる」ということまでできます。
後、不織布たわしは洗面台の様な陶器製の商品の汚れを落とすのにも大活躍します。こちらはクレンザーをつけてこすらないといけない時もありますが、ちょっとヌメッとした汚れなら水だけで十分!
どんなに種類豊富でも、たわしでは絶対に入れない蛇口の隙間にも難なく入って行きます。意外と洗いにくい歯ブラシ入れだって、内側も外側もばっちり。
もちろんうっかり落してしまった歯磨き粉だって、ささっと落してみせます!広告文句と違ってこびりつき汚れとか全然落とせませんが、それ以外の場所なら大活躍なのでぜひそろえてみて下さい!
え?「じゃあ本当のこびりつきにはどのたわしが良いの?」ですって?
それを今から話そうとしているところです。
私が使っているたわしの中で
最強のたわしを紹介します!
こびりつき汚れにおすすめのたわし
ダイソーとかでこの画像の商品を見たことがありますか?
こちら、ぱっと見では何に使う商品なのか分からないかもですが、実は「研磨剤付きスチールたわし」なんです。ピンクの部分が研磨剤、早い話が固形のクレンザーになっています。
素材はスチールウールと言う髪の毛と同じ太さの鉄の糸でして、この研磨剤付きスチールウールをふわっとまとめて研磨剤を付けたのがこちらの商品です。
それこそ昭和の頃からあるお掃除グッズでして、この研磨剤の色もスチールウールの形も当時のまま全然変わっていません。
そんな昭和の頃にはあるこの研磨剤付きスチールたわしが、こびりつき汚れを落とす最強のたわしとして私がおすすめしたいたわしになります!
あ!そうだ!この話をしないと混乱しちゃうかもしれませんね。
頑固なこびりつき汚れを落とすたわしと言えば、こっちを想像する人もいるんじゃないんでしょうか?
こちら「金たわし」と呼ばれる時もあるステンレスたわしです。
今メインで紹介しているのが研磨剤付きスチールたわしで、別名金たわしなのがステンレスたわし。
このふたつ、特徴が似ています。
- 金属製なのにふわふわしている
- 頑固なこびりつき汚れを落とす
- 金属製の物にしか使えない
でも違いは、
スチールたわしが使い捨てで、ステンレスたわしは再利用ができるということなんですね。
後、研磨剤付きの商品があるのはスチールたわしだけ。と言うのも違いの一つ。
あらかじめ研磨剤がついているので、スチールたわしは水にぬらせばすぐ使えます。
でもステンレスたわしは別にクレンザーを買ってくる必要があります。
両方とも100均で販売している商品なのですが、値段が同じなら研磨剤付きスチールたわしの方がお買い得なんです。
後、使い捨てな分研磨剤付きスチールたわしの方が衛生的でお手入れいらず。ああ、それとステンレスたわしより研磨剤付きスチールたわしの方が傷がついても目立ちません。
なので洗面所のような陶器製の商品にも使えます。
私は研磨剤付きスチールたわしを使う時はついででよく台所の固まってしまった汚れも落としています。油汚れとカチカチに固まった米粒以外なら大体の汚れはこれで落せます。
ちなみにさっきから「研磨剤付き」スチールたわしと言っているのに気が付きましたでしょうか?
はい、実はこのスチールたわしには
「研磨剤あり」と「研磨剤なし」があるんですね。
両方とも使い方や用途は同じです。
ただ、研磨剤なしの方はクレンザーが必要になるだけ。
どっちが良いか?というのはもう完全に個人の好みと使う目的によります。
クレンザーが必要な用途なら研磨剤ありの方がお買い得ですし、研磨剤なしの方なら濡らしてはいけない場所でも使えます。
さあ、あなたはどっちを選びますか?
最後に
用途別にたわしのおすすめを紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
最初に「たかがたわし、されどたわし」と言わせて頂きましたが、本当に奥深い世界でしょ?
余談ですが、現在のたわしの原型であるかめのこたわしは海外でも評判がいいそうで、アマゾンのレビューには驚きの声が多数あるそうですよ。
たわしはみんな同じじゃない。ということが分かって頂けるととても嬉しいです。
コメント