退職時はもちろん、異動や産休・育休など、職場を離れる際に「今までお世話になりました」と感謝の気持ちを伝える機会には、美味しいお菓子などの餞別の品がつきものです。
しかし、ひと口にお菓子といっても種類が豊富で「どんなものを選べば良いか分からない!」と悩む方も多いはず。
そこで今回は、退職の挨拶における気になるマナーやお菓子の選び方について紹介します。
定番の品から、「ハッ!」と目を引く見た目にこだわったもの、年齢を選ばない和菓子など、どれを選んでも「センスが良いね」と褒められそうな個包装でおすすめのお菓子を厳選しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
退職時にお菓子の用意は必須?
退職の日取りが近づき、挨拶の際にお菓子を用意しなければいけないのかと迷う人もいることでしょう。
退職時のお菓子は必ず渡さなければいけないというルールはありません。
しかし、お世話になった職場へ感謝の気持ちを伝える際に、お菓子とともに挨拶をすることで「マナーがしっかりしている人だ」と良い印象を残すことができ、円満退社につながります。
退職時にお菓子を渡すときの気になるマナー
実際にお菓子を渡すとなると、「どのタイミングで渡すの?」「金額はどうする?」など、疑問に思うことも多いはず。お菓子を渡す時のマナーについてみていきましょう。
渡すタイミングはいつ?
基本的には、最終出社日の当日に渡します。
終業前後や休憩時間など、なるべく業務に差し障りのない時間帯を選ぶのがポイントです。
ひとりひとりに直接手渡しできるのが理想ですが、忙しかったり席を外している人が多い場合は共有スペースなどにメッセージを添えて置いておくのも良いでしょう。
誰に渡せば良い?
誰にお菓子を用意するかは、会社の規模や部署の人数などによって変わります。
20人以上の規模の会社では、直属の上司や自分が所属していた部署のメンバー、関わり合いのあった人などに限定して問題ありません。
10~20人程の会社の場合は、社長を含めた全員に行き渡るように準備しておくのがおすすめです。
お菓子の予算はどれくらい?
職場の文化や勤続年数などによっても変わりますが、一般的には1人あたり100~300円程度のお菓子を選ぶと良いでしょう。
大人数に配る場合は高額になってしまうため、1人あたりの金額を下げて調整してみてください。少人数だとしてもあまりに高価なものでは気を遣わせてしまうため、無理のない範囲で検討してみましょう。
熨斗は必要?
退職時に渡すお菓子には、熨斗(のし)をつけなくても構いません。
1人1人に手渡しするか共有スペースに置くとしても、開封するのは自分ですので熨斗がなくても問題ないでしょう。
もしも熨斗を付ける場合は、紅白蝶結びの水引がついた用紙を選び、水引の上には「御礼」、水引の下には自分の名前を入れるようにします。
退職時のお菓子の選び方
実際に退職時に渡すお菓子を選ぶ際にはどんなことに気を付けるべきなのでしょうか?
お菓子選びで重視するポイントを3つ解説していきます。
個包装のお菓子
職場で配るお菓子のため、その場で食べる人もいれば、持ち帰ったり休憩時間に食べる人もいるはず。そのため、切り分けの手間の必要がなく、個別で保管も可能な個包装になっているものがマストです。
日持ちするお菓子
休暇中や出張中でお菓子をすぐに食べられない人がいたり、余った分がしばらく共有スペースに置かれたままになることもあるため、1週間以上は日持ちするものだと安心です。
購入の際は賞味期限をチェックするようにしましょう。
常温保存ができるお菓子
いくら美味しいからと言って、ケーキのような生ものやアイスクリームなど、溶けやすいものは避けた方が無難です。
クッキーや焼き菓子、せんべいなど、常温で保存できるものだと安心できますね。
チョコレートも退職の挨拶で人気のお菓子ですが、気温の高い夏場は溶けやすいので、渡す時期によっては注意が必要です。
退職時の挨拶におすすめ!個包装のお菓子12選
退職時のお菓子の選び方が分かったところで、「個包装」「日持ちする」「常温保存」の3つの条件をクリアしているおすすめのお菓子を12種類紹介します。
多くの人に選ばれている定番の品から、おしゃれで目を引く見た目重視のもの、甘いものが苦手な方でも食べやすい醤油菓子など、幅広く選定しているのでぜひ参考にしてみてください。
紹介する商品の価格は記事執筆時点での価格を記載しています。閲覧時には価格が異なる場合がある点をご了承ください。
① ブールミッシュ「グランリュクス」
洋菓子の老舗「ブールミッシュ」が手掛ける焼き菓子の集大成「グランリュクス」。
いちごバターケーキ、チョコオレンジケーキなど8種類の色とりどりの焼き菓子が詰め合わせになっていて、見た目も華やかで優しい味わいのため、お世話になった方々へ退職時に感謝の気持ちを伝えるにはうってつけの一品です。
数量:22個入り
価格:3,240円(税込)
1個あたり:約147円
② シーキューブ「焼きティラミス」
しっとり、じゅわっとコーヒーソースが染み込んだ「焼きティラミス」は、全国の百貨店でも多く取扱いのある「シーキューブ」の看板商品。
焼き菓子ながらもジューシーな食感はクセになる美味しさです。
サイズやバリエーションも豊富で、人数や予算に合わせて選べるのも嬉しいポイント。退職の挨拶にはピッタリの商品です。
数量:18個入り
価格:3,240円(税込)
1個あたり:180円
③ シャトレーゼ「ガトーアソート」
創業70年を超える生菓子の老舗「シャトレーゼ」なら、個包装の焼き菓子が豊富に揃っているので退職時のお菓子選びには困りません。
「ガトーアソート」はベイクドチーズタルト、バウムクーヘン、マドレーヌ、フィナンシェ、シャトー・レザンの5種類が入った贅沢な焼き菓子の詰め合わせです。
数量:22個入り
価格:3,456円(税込)
1個あたり:約157円
④ ガレー「ミニバー」
「ガレー」の定番商品「ミニバー」はカラーごとにフレイバーが異なり、お菓子を配る際に好きな色を選んでいただけるので会話も弾むことでしょう。
見た目もカラフルで食べる際に手も汚れにくく、職場で配るには最適のお菓子です。
但し、周りがチョコレートでコーティングされたお菓子になるので夏場など気温の暑い季節や環境の場合には注意が必要です。
数量:12個入り
価格:2,980円(税込)
1個あたり:約248円
⑤ ガトーフェスタ ハラダ「グーテ デ ロワ」
ラスクの定番と言えば、「ガトーフェスタハラダ」の「グーテ デ ロワ」。
賞味期限が50日と日持ちするため、渡す当日に不在の方がいても後日味わっていただけます。1袋に2枚入っているので嬉しさもひとしお。
数量:18袋(36枚)入り
価格:3,280円(税込)
1袋あたり:約182円
⑥ ベルアメール「パレショコラ」
丸い板チョコレートに香ばしいナッツや旨みの凝縮されたドライフルーツがトッピングされた「パレショコラ」なら、見た目の華やかさに心が躍ること間違いなし!1枚1枚違う味わいなので、「どれがいい?」と選んでいただきながら楽しくコミュニケーションをとることができます。
数量:12枚入り
価格:4,212円(税込)
1枚あたり:351円
⑦ CAFE OHZAN「スティックラスク」
女性が多い職場や、おしゃれで可愛いものを好む方がいる場合におすすめなのが、「CAFE OHZAN」の「スティックラスク」。
色とりどりのチョコレートやドライフルーツ、ナッツでデコレーションされたラスクは、まるでスイーツの宝石箱のよう。
数量:15本入り
価格:3,726円(税込)
1本あたり:約248円
⑧ NOAKE「ボンボンキャラメル ブーケ」
カラフルなチョコレートをブーケのように束ねた「ボンボンキャラメル ブーケ」。
代表で誰かにお渡しする際にも絵になります。オプションでスティック部分に「Thank You」などのメッセージを刻印することもできるので、感謝の気持ちを伝えたい時にはピッタリですね。
数量:10本入り
価格:2,700円(税込)
1本あたり:270円
⑨ ぎんざ空也「たいよう&つき」
和菓子にしようか、洋菓子にしようか悩んでいる方には「ぎんざ空也」の「たいよう&つき」がおすすめ。
絶品あんこを使ったどら焼き3種類と、あんこを挟んだクッキーサンド4種類の詰め合わせなら、和洋どちらも楽しめるので幅広い層に喜んでもらえるでしょう。
数量:18個入り
価格:3,974円(税込)
1個あたり:約221円
⑩ 志満秀「クアトロえびチーズ」
ちょっと変わった珍しいお菓子を探している方は、新感覚えびせんの「クアトロえびチーズ」をぜひチョイスしてみてください。
本格チーズソースとえびせんべいのこれまでになかった味わいが楽しめます。持ち帰ってワインのお供にしても◎。
数量:16袋入り
価格:2,700円(税込)
1袋あたり:約169円
⑪ 日本橋錦豊琳「かりんとう」
気軽につまめて手土産としても人気の高いかりんとう。
「日本橋錦豊琳」が手掛けるのは、きんぴらごぼう・野菜・むらさきいも・和風だし・ごまなど日本伝統の味わいを活かした身体と心にやさしいかりんとうです。
年齢層を気にせずに配れるのが嬉しいお菓子です。
数量:20袋入り
価格:3,456円(税込)
1袋あたり:約173円
⑫ フランソワ「醤油パイ」
和洋テイストが新しい「醤油パイ」は、創業160年の歴史を持つ「福原醤油」の醤油を使用したパイ菓子です。
表面パリッと、中はサクサク、甘さと香ばしさのバランスが絶妙で、甘いものが苦手な方でも楽しんでいただけます。
数量:24枚入り
価格:4,230円(税込)
1枚あたり:約176円
まとめ
退職時の挨拶で配るお菓子の選び方やマナーから、おすすめの個包装お菓子を紹介してきましたが、いかがでしたか?
気になるマナーとして、お菓子を渡すタイミングは最終出勤日の終業前後や休憩時間、予算は1人100~300円程度のものが良いでしょう。お菓子を選ぶポイントは、「個包装」「日持ちする」「常温保存」の3つの条件をクリアしているものを選ぶこと。
定番の品、見た目が華やかなもの、年齢を選ばない和菓子など、退職時の挨拶におすすめのお菓子12種類をピックアップしてみたのでぜひ参考にしてみてください。
お世話になった職場の方へ感謝の気持ちを伝えるきっかけになるようなお菓子が見つかることを祈っています。
コメント
ブールミッシュのグランリュクスがお気に入りです!
見栄えもして食べ応えがあって、おいしいです!