肌の赤みやそばかす、くすみなど肌の悩みは人それぞれあります。
肌悩みを目立たなくする方法として、コントロールカラーは活用してますか?
ついカバー力のあるファンデーションや下地、コンシーラーに頼りがちですが肌悩みは隠せても厚塗りになってしまうこともあります。
厚塗りになると毛穴やシワに化粧が入り込んでしまったり、メイクがよれやすくなったり、毛穴やシワに入りこみ汚い崩れ方になってしまったり…肌悩みをかえって目立たせてしまう原因になります。
今回はコントロールカラーを活用することで脱・厚塗りできる方法を解説します!
そもそもコントロールカラーとは
コントロールカラーには「くま、くすみ、赤み」などの肌悩みを”補色”を重ねることで目立たなくさせる効果があるベースメイクコスメアイテムのこと。
補色(ほしょく)とは反対色とも言われ、正反対の性質を持つ色のことです。
例えば肌の赤みには、補色の緑のコントロールカラーを使用することが多いです。
ファンデーションだけでは対応できない肌悩みを自然に隠し、肌のトーンが均一になるので、自然にメイクの仕上がりを底上げしてくれます。
最近のコントロールカラーは進化している
数年前まではコントロールカラーと言えば白浮きするイメージがありましたが、最近は進化していて肌にすっと溶け込みながらカバーできる優秀なテクスチャーのものも増えています。
隠せば隠すほどヨレやすくなったりシワに入り込んでしまったりと、厚塗り感が出てしまうもの。お悩みの方は、コントロールカラーを取り入れてみて下さい!
コントロールカラーと化粧下地の違い
「化粧下地」は、肌表面をなめらかに整えて、ベースメイクの仕上がりを上げるもの。
色というよりは凹凸を均一にすることを目的としています。
「コントロールカラー」は、色の悩みに特化しており、特定範囲をカバーするものです。
それぞれ役割が違うので、重ねて使用することが可能です。
近年では、下地にコントロールカラー機能も加わったハイブリッドなものも出ていますよ。
厚塗りメイクにならないようにコントロールカラーを
厚塗りメイクになると塗りたての時は綺麗な仕上がりに感じても、時間が経つほどに老けて見られたり、かえって肌悩みを目立たせる原因となります。
メイクは厚くなるほど崩れやすくなってしまうのです。
- 厚塗りデメリット① 肌の自然なツヤが失われてくすんだ印象になる
- 厚塗りデメリット② 毛穴やシワにメイクが入り込んで余計に目立たせてしまう
- 厚塗りデメリット③ メイクが崩れやすくなる上に、毛穴やシワに入りこみ汚い崩れ方になる
時間が経つとどうしても粉っぽさが出てしまうので、肌の年齢サインが気になる方ほど厚塗りメイクは避けたいところです。
しかしメイクにコントロールカラーを仕込むことで、補色のヴェールができ肌悩みの存在感を薄くしてくれるので、後から重ねるファンデーションやコンシーラーを厚塗りする必要がなくなります。
コントロールカラーの色の種類と効果
コントロールカラーは、肌の色のお悩みに特化しているアイテムなので、色ごとに効果を期待できるお悩みが違います。こちらでまとめたので参考にしてください。
- 「イエロー」しみ・そばかす、くすみ、色ムラ、
- 「ピンク」血色感を上げたい、自然なトーンアップ、華やかな印象にしたい
- 「オレンジ」クマ、ヒゲの剃り跡、健康的な印象にしたい
- 「グリーン」ニキビ跡、肌の赤み
- 「ブルー」トーンアップ、透明感を出したい、黄ぐすみ
- 「パープル」くすみ、トーンアップと血色感どちらも出したい
コントロールカラーの使い方
コントロールカラーを取り入れたいけれど、どのタイミングで使うのが正解なのか分からない方も多いはず。結論からいうと、
まずは下地で肌の表面をなめらかに整え、コントロールカラーで色を整え、最後にファンデーションでカバーする順序での使い方になります。
コントロールカラーの中には、全顔に塗るタイプ以外にも、コンシーラーのようにチップでファンデーションの上から使えるものもあります。
カラー補正効果を最大限に引き出したい時は、ファンデーションの上に塗るタイプも活用してみると良いでしょう。
コントロールカラー使用時の注意点
コントロールカラーは、肌のお悩みに合うものを使えば良い効果を発揮してくれますが、お悩みに合わないカラーを使ってしまうと効果が半減してしまうどころか美肌から遠のいてしまうことも…
たとえば、もともと血色感が少なめの方がブルーのコントロールカラーを使ってしまうと、透明感を通り越して不健康な印象になってしまいます。
血色感がある方も、ブルーやグリーン系のカラーを全顔に塗ってしまうと顔だけ白く浮いてしまいます。
ブルーは透明感を出すために頬の高い位置のみ、グリーンは小鼻横やニキビ跡など赤みが気になる部分にピンポイントでつけましょう。
コントロールカラー選び方のポイント
肌悩みに合わせて選ぶ
前述の通り、コントロールカラーの効果を最大限に発揮するには、肌悩みに合ったものを選ぶことがポイントです。自分に合うものを選びましょう。
形状や機能で選ぶ
コントロールカラーはチューブタイプやチップタイプなど、容器の形状にもにも種類があるので全顔に塗る場合はチューブ、ピンポイントで使う場合はチップと合うものを選べます。
UVカット処方や保湿効果など機能で選ぶのも良いでしょう。
金額で選ぶ
プチプラ、デパコス、韓国コスメ、ミドルコスメなど様々なコスメブランドからコントロールカラーが出ているので予算に合わせて選ぶのもおすすめです。
応用編:コントロールカラーの2色使い
コントロールカラーは2色を組み合わせて使うことも可能です。
ただし、多色使いしすぎてしまうと色んな色が混ざり、発色が変わってしまう場合があるので避けましょう。
2色を混ぜて使うのではなく、【顔全体に塗る色】【ピンポイントで使う色】に分けると良いです。
顔全体に塗るのにおすすめな色
ピンク、イエロー、パープル
ピンポイント使用におすすめな色
ブルー、グリーン
例えば、しみ・そばかすも隠したいし小鼻の赤みも気になる場合は全体にイエローを、小鼻の横だけグリーンを使うと綺麗な仕上がりに。
血色感は出したいけど頬の赤みは消したい場合は顔全体に薄くピンクを伸ばして、赤みのある部分だけパープル(青みより)を忍ばせます。
雑誌「MORE」公式サイトでは指原莉乃さんがくすみやすい目の下、鼻・口周りにイエローを仕込み、おでこと頬にラベンダーをのせトーンアップする組み合わせ方もおすすめしていますよ♪
肌悩みが複数ある方も多いと思いますが、2色使いでより薄膜で美肌に近づくことができますよ!
まとめ
今回はコントロールカラーの活用法を解説しました。
使い方が難しいのでは?と感じる方もいるかと思いますが、正しい色選びさえすれば特に難しいことはありません。
手順も簡単で普段のベースメイクに簡単に取り入れやすいので、コントロールカラーを今までより身近に感じて頂けたら嬉しいです。
肌悩みは「徹底敵に消す」よりは「存在感を薄くする」位のほうが、メイクが自然な仕上がりになります。
コントロールカラーを使うことで、ファンデーションやコンシーラーを使う量が減るのでよりナチュラルな美肌に近づけるのではないでしょうか。
ただし、肌悩みと違うカラーを使ってしまうと効果は半減してしまうので要注意。
コントロールカラーを使う上で、自分の肌悩みがどのタイプなのかを知ることがとても重要です。
自分に合ったコントロールカラーを活用すれば、メイクが更に楽しくなりますよ!
コメント
これイイ感じ
コントロールカラー、使いこなせるようになりたいですね!