子どもの成長とともに、ママ友との付き合いも増えてくるかと思います。
同じ年頃の子どもを持つ親同士として、悩み事を相談したり、困ったことは助け合ったりと心強い味方になります。
もし子どもの事で困っていたら、助けてあげたいという気持ちにもなりますよね。
今回は、ママ友への善意をきっかけにトラブルとなったママさんの体験談をご紹介します。
仕事の都合がつかず悩むママ友
私は40代の主婦で、小学生の息子と保育園に通う娘がいます。
ある日、保育園のママ友であるAさん(シングルマザー)から思いがけない相談を受けました。
「どうしても外せない仕事が入って…」Aさんの声は震えていた。
「子どもを預けられる場所がなくて…」彼女の目には涙が浮かんでいる。
シングルマザーの大変さを想像し、「うちで良かったら預かるよ」と声を掛けると。
「本当に!ありがとう!とっても助かる」
さっきまで思い悩んでいた暗い表情のAさんがパッと明るくなり、とても嬉しそうにしてくれた。
子ども同士も仲が良いし、面倒を見るのも嫌いではないので、こんな事で喜んでもらえるならと私自身も嬉しい気持ちになりました。
エスカレートする依頼
それから何度か丁寧にお願いされていたものの、次第にLINEだけでの一方的な依頼に変わっていきました。
「明日も仕事が…」「今日も急に…」
そんなメッセージが毎日のように届くようになる。
私の予定など考慮せずに、まるで当然のように連絡してくるAさんに、少しずつ違和感を覚え始めた。
まるで託児所代わり
このようなやり取りが増え、断っても強引に押し付けてくるように。
子どもの事を思うと断れず、結局預かることが多くなっていった。
まるで託児所かのように、預けることを当たり前だと思っている感じでした。
衝撃の発見
ある金曜日の夜、いつものように預かっていた時のこと。
駅の方に急な用事ができ、早く帰ってきた夫に子どもたちを見てもらい、駅に向かいました。
駅前の繁華街で目に飛び込んできたのは、見覚えのある後ろ姿。
Aさんらしき女性が、若い男性と手をつないでいる。
笑い声が聞こえてくる。まさか…と思いながら近づくと、間違いなくAさんだった。
真実の露呈
動揺を抑えながら、その場でLINEを送った。
嘘をつくAさんに怒りが込み上げてくる。咄嗟に、男性と一緒にいる写真を撮影し送信した。
すると、すぐに返信が。
謝罪と反省
30分後、Aさんが子どもを迎えに来た。
顔は真っ青で、目は泣きはらしていて「ごめんなさい…」と号泣しながら謝罪する彼女。
シングルマザーで寂しくて出会いを求めていて、つい甘えてしまったという。
私は「パートナーを見つけることは応援したいわ」と伝えつつも、厳しい口調で続けた。
「でも、子どもや周りのことを考えずに自分のことばかり考えた行動は見直すべきよ」
それ以降、Aさんは時間通りにしっかりとお迎えに来るようになり、以前のような無理な依頼もなくなりました。
最初に相談をしてきたときは、本当に仕事の都合がつかなかったそうですが、そのすぐ後に男性と知り合い私が面倒を見れるということをいい事に止められなかったとのこと。
その男性とはその後、子どもがいることを話すと途端に連絡が取れなくなってしまったそうです。
※本記事は、実際の体験談を元に作成しています。取材対象者が特定されないよう登場人物や内容などに変更を加え構成しています。
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