数あるコーヒーショップの中でも代表格である「スタバ」こと「スターバックスコーヒー」
そんなスタバでは、環境問題への取り組みの一環として、プラスチックの削減を図るために紙のストローを提供していることはを知っていますか?
サステナブルな取り組みに積極的なスタバでは、他にもマイボトル持ち込みでドリンクの割引サービスがあったり、一部の店舗でコーヒーの豆かすを回収して牛の乳酸発酵飼育や野菜を育てるたい肥として再資源化を行なっています。
紙ストローの提供もスタバの素晴らしいサステナブルな取り組みの一環ではありますが、紙ストローは苦手という人も多く賛否両論。
今回の記事ではそんな紙ストローについて詳しく掘り下げていくとともに、プラスチックストローへの変更方法やマイストローの提案なども併せてご紹介していきます。
では早速読んでいきましょう♪
2020年1月より紙ストローでの提供開始
スターバックスコーヒーは、2020年末までに全世界のスターバックスにおいて使い捨てのプラスチックストローを全廃することを発表しました。
日本のスタバでも2020年1月より段階的に導入が開始され、徐々に導入店舗を増やし2024年の現在はスタバ全店舗で紙ストローでの提供となっています。
スタバの紙ストローは、適正に管理された森林およびその他の管理された供給源からの原材料で生産された紙であることが証明された「FSC®認証紙」が使用されています。
スタバではコールドドリンクの他、一部のフラペチーノに使用する太いストローも紙ストローに切り替えており、これらの資材変更により年間約2億本分のプラスチックストローの削減につながっているそうです。
苦手な方も多い紙ストローですが、大丈夫という方は紙ストローを使った方が環境に貢献することができそうですね。
ストローの包み紙には、お客様とスターバックスのパートナー(従業員)が一緒にサステナブルな未来を目指すスターバックスの想いを5つのメッセージに託して記されています。
筆者が受け取った紙ストローの包み紙には「Together,We can create a greener future 」と書かれていました。
Google翻訳にお任せしたところ,「一緒に、私たちはより環境にやさしい未来を創造することができます」とのことです。
お客さんである私たちもスタバと一緒に、環境に配慮したサステナブルな取り組みに協力できるのは、なんだか誇らしい気持ちになりますね。
紙ストローのここが苦手
スタバでは環境に配慮してプラスチックの削減を図るために紙ストローを提供していますが、「紙ストローが苦手…」という方は多いでしょう。
SNSでも紙ストローが苦手という投稿も多く、一部抜粋してみると
- コーヒーの味や香りが変わってしまう
- しばらくしたら水分を吸ってふにゃふにゃになる
- 唇に張り付く感じが不快
- 紙の味がする
という意見が多くみられました。
かくいう筆者も紙ストローが苦手派。。。
ダイレクトに紙の味がするのと、唇にくっつく口当たりの悪さが苦手です。
SNSの意見の中には「紙ストローが嫌でスタバに行けない…」なんて方も。
味や新作を楽しみにスタバに行くのに紙ストローが苦手なせいで、行くのを躊躇してしまうほどだと、お客さんもスタバのスタッフさんも不本意な結果ですよね。
スタバでプラスチックストローに変更してもらえる?
2024年1月現在、プラスチックストローは完全に廃止されたわけではなく、店員さんにお願いすれば紙ストローからプラスチックストローへの変更が可能です。
プラスチックストローへの変更の方法
プラスチックストローへの変更の頼み方は簡単!
レジでドリンクを注文する際に「プラスチックストローにしてください」と店員さんにお願いするだけです。
心配しなくても、店員さんも快くプラスチックストローを渡してくれますよ♪
もちろんプラスチックストローに変更することに料金はかからず無料です。
紙ストローを用意される前にお願いすることが望ましいですが、ドリンク受け渡し時に変更をお願いしても大丈夫でした。
筆者も店員さんにお願いしてプラスチックストローをいただいたので、早速プラスチックストローで飲んでみました。
やっぱりこの緑色のストローの方が「スタバに来た〜」って感じになりますよね。
プラスチックストローの方が飲み慣れている、というのもありますが、長時間ストローを使用していてもふやけないし、紙の味がしないので、ノンストレスで楽しむことができましたよ♪
環境への配慮はわかっているけど、ドリンクが楽しめなくなったら元も子もないですよね。
紙ストローが苦手な方は無理をせずプラスチックストローを使ったほうが良いかと思います。
2021年4月からストロー不要のリッドで提供を開始
筆者は今回アイスのキャラメルマキアートを注文したのですが、スタバでは2021年の4月16日から、冷たいドリンク23品目をストロー不要のリッドで提供を開始しています。
ストロー不要のリッドとはこの蓋のことですね。
カップに関しても、プラスチックカップからFSC®認証紙のペーパーカップに変更し、店舗で発生する使い捨てプラスチックをさらに減らしていく取り組みを進めています。
このストローレススリッドはホットドリンクで使われていた従来のリッドよりも飲み口を大きく設計しているので、コーヒーの香りをより楽しめるメリットもあるそうですよ。
さらにペーパーカップは内側外側ともにラミネート加工を施しているので、結露もしにくいのだそう。
アイスのドリンクを持っているとビチャビチャになってくるのが気になっていたのでこれはちょっと嬉しい!
今回筆者は「やっぱアイスのドリンクはストローいるでしょ!」と、ストローを頂いちゃいましたが…この記事を書いているきっかけでスタバのサステナブルな取り組みについて詳しく知ることができたので、次回からはこのストローレススリッドで提供された時はストローは使わないことにします!
プラスチックストローは無料?有料?
前述もしましたが、2024年1月現在はスタバのプラスチックストローは無料でもらうことができます。
現段階では無料での提供ですが、今後有料に変わる可能性もありますので、気になる方は公式HPなどで確認するかレジで店員さんに聞いてみてください。
スタバのプラスチックストローは環境に優しくない?
紙のストローのほうが環境に良いのはわかったけど、プラスチックのストローだと環境には配慮されていないのか気になってしまいますよね?
しかしスタバのプラスチックストローには生分解される環境に配慮した素材が使用されています。
生分解性プラスチックは、土の中に埋めておくとバクテリアが二酸化炭素と水に分解してくれる環境に配慮された素材となっています。
しかし現段階では温度などの条件が揃わないと分解できないバクテリアしか見つかっておらず、陸地は海に比べてバクテリアの数も少ないので、生分解性プラスチックは環境においての完全な救世主というわけではないようです。
やはりプラスチックストローに比べ紙ストローの方が分解するのが早く、リサイクルや焼却処分ができたりと環境にやさしいのは確かですね。
今の私たちには、どんな条件下でも土に還るプラスチックが生まれることを祈ることしかできません。
プラスチックストローの在庫がない時は我慢して
スタバでは紙ストローの提供を推奨しているので、プラスチックストローの在庫がない場合や、在庫が少ない場合には、誤飲の危険性がある小さいお子さんを優先して提供しているので、断られる場合があります。
その時は残念ですが、我慢して!
そんな事もあろうかと、筆者はいつも車やサブバッグの中に自前のプラスチックストローを数本ストックしています。
スタバに限らず他のお店でも紙ストロー化が進んでいて子供でも紙ストローが出される場合があるので、何本か持ち歩いているといざという時に便利ですよ。
その他前述したように、現在23品目、およそ70%の定番アイスドリンクが「ストローレスリッド」で提供されています。
ストローレスリッドを使用したドリンクを注文する場合は、ストローがなくても大丈夫ですね。
どのドリンクがストローレスリッドを使用しているかは、店員さんに尋ねてみてください♪
環境にも配慮したマイストローという選択肢も
紙ストローは苦手だけど、環境のことを考えるとプラスチックストローも使いづらい…という方は、マイストローを持ち歩くという選択肢もあります。
生活雑貨屋さんで扱っている場合もありますが、ネット通販で購入した方が種類も多いですよ。
素材は洗いやすいシリコン製のものやステンレス製が主流。
価格は500円〜1000円くらいとなっています。
物によっては食洗機対応のストローもあるので、お手入れが簡単だと使いやすいですよね。
洗いやすいシリコン製ストロー
シリコン製のものにはストローに切れ目が入っているタイプの製品もあり、開いて隅々まで洗えるところが魅力的。
柔らかく自由に変形するので持ち運びの際コンパクトにまとめることが可能です。
飲みやすさのステンレス製ストロー
ステンレスやアルミはツルツルとした口当たりがプラスチックストローに近く、飲みやすさや見た目のスタイリッシュさを求めたい方におすすめです。
ステンレスやアルミ製の物は、ストローを噛んでしまうというお子さんにも良いですね♪
スタバオリジナルのマイストローも
ちなみにスタバでもオリジナルのシリコンストローが販売されているんです。
こちらは一部店舗での取り扱い&ネット通販での販売となっています。
価格:税込990円
専用のケアブラシと持ち運びに便利なケースのセットなのが嬉しいセットです♪
価格も990円とプチプラなので、ちょっとしたプレゼントにもおすすめですよ。
まとめ
スタバでは全店舗で紙ストローの提供が始まっていますが、店員さんにお願いすればプラスチックストローへの変更していただけるということがわかりましたね。
また23品目の冷たいドリンクでは「ストローレスリッド」で提供されているということも学べました。
サステナブルな取り組みは重要ですが、紙ストローがどうしても苦手!という方は無理をせず、店員さんにプラスチックストローをもらうか、お気に入りのマイストローを購入してドリンクを楽しんでください♪
ここまで読んでくださってありがとうございました!
コメント
知りたいことがほぼまとめられていたので分かりやすかったです。
紙ストローは小さい子どもなどは噛みちぎって飲み込む心配があるので、プラストローも引き続き使えると知れてよかったです