家庭での掃除に役立つ万能洗剤として有名なオキシクリーンですが、具体的にどのような場所で使えるのか、使い方はどうしたらいいのかなど、疑問を抱いている人は多いはずです。
強力な洗剤と言われると、危険性がないのかも気になりますよね。
本記事ではオキシクリーンの成分からアメリカ版と日本版の違い、安全性、さまざまな用途に適したオキシクリーンの種類や使用方法を詳しく紹介します。
日常の掃除に取り入れてみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
オキシクリーンとは
オキシクリーンとは、アメリカ発祥の粉末タイプの酸素系漂白剤です。
酸素の泡でシミや油汚れなど落としにくい汚れを落とすだけでなく、漂白・消臭・除菌ができます。
弱アルカリ性で「油」や「皮脂」といった酸性の汚れを落とすのに適しており、塩素系漂白剤と違ってツンとした臭いがありません。食器やキッチン、リビング、トイレ、浴室など家中の掃除に使いやすいことが特徴があります。
オキシクリーンが人気な理由は、口に入るものへも使えることや、洗濯や拭き掃除以外に「オキシ漬け」や「オキシ足し」といったオリジナルの掃除方法があることです。
漬け置きしておくだけでしつこい汚れが取れて掃除時間の時短にもなるため、多くの人の間で話題になっています。
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オキシクリーンはアメリカ版と日本版の2種類あり、それぞれに成分が異なっています。
アメリカ版オキシクリーンの成分
過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(エトキシレートアルコール)、水柔化剤(炭酸ナトリウム)、洗浄補助剤
洗浄力が強いアメリカ版オキシクリーン
アメリカ版のオキシクリーンには主成分の過炭酸ナトリウムの他に「界面活性剤」と「水軟化剤(柔軟剤)」が含まれています。
界面活性剤が含まれているため、頑固な汚れを落としたいときに便利です。また、日本版よりも泡立ちがよく、汚れを落としやすい特徴もあります。
注意しなければならないのが、皮膚に長時間触れると手荒れや乾燥の原因になる可能性があるため、使用時はゴム手袋を着用するなど、直接洗剤に触れないようにしましょう。
アメリカ版には香料も入っているため、掃除後に香りがつくのが嫌な人は日本版がおすすめです。
日本版オキシクリーンの成分
過炭酸ナトリウム(酸素系)、アルカリ剤(炭酸ナトリウム)
食器にも安心して使える日本版オキシクリーン
日本版オキシクリーンの主成分はアメリカ版と同様で過炭酸ナトリウムですが、「界面活性剤」と「水軟化剤(柔軟剤)」が含まれていません。
アメリカ版よりも洗浄力は劣るものの、肌にやさしく使いやすいことが特徴です。
香料無添加なため、キッチン周りや食器など人の口に入るものへも安心して使用できます。
色落ちしにくく、色柄物の衣類の洗濯・漂白にもおすすめです。
日本版とアメリカ版の違いのポイントは「界面活性剤」
アメリカ版と日本版で違うのは「界面活性剤」が含まれているかどうかです。
界面活性剤は物質の表面を変化させ、水と油のように通常混ざることのないものを混ぜる効果があります。汚れを落とす線上の働きに役立つのです。
界面活性剤と聞くと危険な成分というイメージを持つ人も多いでしょう。
アメリカ版オキシクリーンに配合されている界面活性剤(エトキシレートアルコール)は比較的安全な界面活性剤です。石鹸や医薬品、化粧品、食品などの成分としても広く使われています。
*日本版「オキシクリーン」には界面活性剤が含まれていませんが、日本のオキシクリーンの商品ラインナップにある「オキシクリーンEX」や「オキシクリーンベイビー」など商品の種類によっては界面活性剤が含まれている場合があります。
オキシクリーンの安全性
日本版オキシクリーンには界面活性剤も香料も含まれない無添加なため、安全性は高いと言われています。
では具体的な安全性は保証されているのでしょうか。
「人体への害」「ペットへの害」「環境への害」の3つのポイントについて解説します。
人体への害はあるのか
オキシクリーンの主成分の過炭酸ナトリウムは水に溶けると自然界に存在する無害な物質に分解されるため、人体への害はありません。
日本版オキシクリーンは無添加なため、赤ちゃんの服やタオルにも安心して使用できます。
水に溶けて無害な物質に分解されるとはいえ、分量を入れすぎると有害になる可能性があります。また、すすぎ残しがあると分解されてない成分が体内へ入る可能性もあり危険です。適度な分量で使用することや、十分にすすぎ洗いをしてすすぎ残しがないように注意しましょう。
ペットへの害はあるのか
オキシクリーンはペットがつける気になる臭いや汚れを落とすのにも使うことができます。界面活性剤の含まれていない日本版オキシクリーンの方が安全でおすすめです。
とはいえ使用後にペットが直接オキシクリーンを舐めないように注意が必要です。
オキシクリーンがペットの体内に入ってしまうと有害で体調を崩してしまうからです。
心配な場合は仕上げに水拭きする、可能なら丸ごと水ですすぐと安心ですね。
また、界面活性剤は含まれてしまいますが粉末状ではなくスプレー上でペット汚れ用の「オキシクリーンカーペットクリーナー」もあります。
環境への害はあるのか
オキシクリーンの主成分の過炭酸ナトリウムは、水に溶けると自然界の無害な物質に分解されます。そのため、洗濯後の水が排水や河川に流れても環境汚染する心配はありません。
ただ、アメリカ版オキシクリーンに含まれる界面活性剤は環境汚染の可能性があるのではないかと疑問に思う人もいるでしょう。
一般的な界面活性剤が大量に海や川に流れ出ると環境汚染の原因になります。界面活性剤で汚染された海や川で育った魚を食べて人体に害が出る危険もありますが、オキシクリーンに配合されている界面活性剤(エトキシレートアルコール)は使用後に自然に戻るとされているため、安全であると言えます。
オキシクリーンの種類
日本版オキシクリーンには用途によってさまざまな種類があります。
それぞれの商品の特徴や用途を紹介していきます。
ご家庭の使用目的に合った商品を考える参考にしてくださいね。
オキシクリーン(粉末)
【特徴】
無香料・界面活性剤不使用・酸素系漂白剤・色柄物OK・除菌効果あり
漂白と消臭のダブルパワーが一つになった除菌もできる無香料の酸素系漂白剤です。
【用途】
泥汚れや汗ジミ、食べこぼしなどの衣類の漂白、食器の茶渋やお風呂場、玄関等家中の汚れ
【おすすめの汚れ】
衣類の汗・皮脂汚れ、シャツの黄ばみ、食べ物などのシミ、衣類の泥汚れ、上履きの汚れ、血液の汚れ、洗濯槽、キッチン・食器、ベランダ、タオルの匂い、カーテンなどのインテリア、ごみ箱、プラスチック製の換気扇
オキシクリーンEX(粉末)
【特徴】
香り付き、酸素系漂白剤、色柄物OK
漂白・消臭・除菌のパワーが一つになったオキシクリーンに洗浄成分(界面活性剤)と香料をプラスした酸素系漂白剤です。
【用途】
皮脂汚れや黄ばみなどの頑固な汚れ
【おすすめの汚れ】
ペットの糞尿、カーペットの汚れ(飲みこぼしのシミなど)、襟や袖の皮脂汚れなど
衣類の汗・皮脂汚れ、シャツの黄ばみ、食べ物などのシミ、衣類の泥汚れ、上履きの汚れ、血液の汚れ、洗濯槽、キッチン・食器、ベランダ、タオルの匂い、カーテンなどのインテリア、ごみ箱、プラスチック製の換気扇
オキシクリーンホワイトリバイブ(粉末)
【特徴】
香り付き、酸素系漂白剤、色柄物OK
【用途】
頑固な泥汚れ、下着やYシャツなどの白物衣類のいつもの洗濯や漬けおき洗い
【おすすめの汚れ】
Yシャツ、ユニフォーム白衣、上履き、体操、下着類など
衣類の汗・皮脂、シャツの黄ばみ、食べこぼしのシミ、衣類の泥汚れ、血液の汚れ
オキシクリーンダークプロテクト(液体)
【特徴】
香り付き、色柄物OK
色柄物の色あせを防ぎながら酸素の力で汚れを落とします。
【用途】
黒物、濃色衣類の色あせや毛羽立ちを防ぎながら汚れを落とせる
長く着続けたい大切な衣類の洗濯におすすめです。
【おすすめの汚れ】
色の濃いスカート、色の濃いパーカー、色の濃いシャツなど
衣類の汗・皮脂、シャツの黄ばみ、食べこぼしジミ、衣類の泥汚れ、上履きの汚れ、血液の汚れ
オキシクリーンデオドラント(粉末、アメリカ版)
【特徴】
香り付き、アメリカ版のオキシクリーンです。
洗浄力成分入りで香りがついています。
【用途】
洋服や枕カバーなどについた皮脂や汗汚れ、体臭などが気になる場合や部屋干しの臭い対策
【おすすめの汚れ】
匂いが気になる衣類(洋服や枕カバーなど)、油汚れが気になるもの、バスマットなど
オキシクリーンベイビー(粉末)
【特徴】
無香料、酸素系漂白剤、色柄物OK
赤ちゃんの衣類は専用の洗濯洗剤を使うことが多いですが、オキシクリーンベイビー
は酸素の力でシミや頑固な汚れを落とします。ツンとした匂いはありません。
【用途】
衣類の食べこぼしや泥汚れなど落ちにくいしつこい汚れをしっかり落とせる
【おすすめの汚れ】
赤ちゃんの衣類、食べこぼし、おむつなど、おもちゃ、日常の汚れ、血液などのタンパク汚れタンパク汚れ
オキシクリーンマックスフォース(スプレー、泡、ジェル)
【特徴】
香り付き、色柄物OK
スプレータイプ(354ml)、泡タイプ(266ml)、ジェルスティック(175g)の3種類あります。
スプレータイプ・泡タイプはオキシクリーンシリーズの中でも洗浄力に磨きがかかった商品。気にある汚れにピンポイントでアプローチできます。
ジェルスティックは直塗りできるスクラブヘッドが手を汚さず、もみ洗いするように汚れを落とします。
【用途】
スプレータイプ・泡タイプは今まで諦めていたシミ汚れや泥汚れ、食べこぼしなども酵素の力ですっきりきれいにします。
ジェルスティックはYシャツやブラウスの襟・袖口の皮脂汚れ、黄ばみにおすすめです。
【おすすめの汚れ】
泥汚れ、食べこぼし、血液などのタンパク汚れなど
衣類の汗・皮脂、シャツの黄ばみ、食べこぼしジミ、衣類の泥汚れ、血液の汚れ
オキシクリーン洗濯槽クリーナー(粉末)
【特徴】
香り付き、酸素系漂白剤
ドラム式、縦型どちらの洗濯槽も丸ごと洗浄できます。
【用途】
洗濯槽の匂いが気になり始めたら、洗濯槽クリーナーのモコモコ泡で汚れと匂いを一緒にオフできます。
【おすすめの汚れ】
洗濯槽の汚れ
オキシクリーンカーペットクリーナー(液体)
【特徴】
香り付き、酸素系漂白剤、色柄物OK
酸素のパワーと洗浄力でペットの糞尿の汚れやにおいを落としてくれます。
【用途】
カーペットについたペットの糞尿の汚れやにおいの除去
【おすすめの汚れ】
カーペットやラグについたペットの糞尿の汚れやにおい
オキシクリーンの基本的な使い方
オキシクリーンを使った掃除方法はさまざまですが、特に有名なのは一度にお湯に溶かして漬けおきする「オキシ漬け」です。
他にはオキシクリーンをお湯に溶かして作った溶液をそのままかける、溶液を含ませた布で拭き掃除をするといった方法があります。
オキシ漬けの基本:お湯の温度が重要
オキシクリーンは粉末のまま使うのではなく、お湯に混ぜて「オキシクリーン溶液」を作ってから使用するのが基本です。お湯の温度が高すぎたり低すぎたりすると効果が存分に発揮できないため、40〜60℃を目安が適しています。
よくある失敗は、冷水や熱湯にオキシクリーンの粉末を溶かしてしまい、思うように効果が得られないケースです。
冷水はオキシクリーンが溶けにくく、漬けおきやもみ洗いをしても本来の効果が発揮できません。お湯が熱すぎるとオキシクリーンが一気に溶け、すぐに酸素を出し切ってしまいます。
オキシクリーンの効果を十分に発揮するためにはお湯の温度には注意しましょう。
オキシ漬けの基本:付属の計量スプーンで正確に計る
オキシクリーンにはの日本版・アメリカ版に共通して計量スプーンがついています。
アメリカ版の計量スプーンは1杯約116g、日本版の計量スプーンは1杯約28gと大きくサイズが違うため、日本版かアメリカ版かでスプーン何杯分で何gなのかは注意が必要です。
オキシクリーン溶液の濃度が濃すぎると、衣類のダメージを与える、素材に負担をかけるなどの可能性があるため、必ず計量スプーンで計量し、適切な量を使用しましょう。
日本版オキシクリーン溶液
日本版のオキシクリーンは、お湯4Ⅼに対してスプーン1杯が目安です。
日本版オキシクリーンは「バケツ」と「ボトルタイプ」の2種類のパッケージがあります。
ボトルタイプの場合はスプーンでなくキャップで計量する仕様です。それでもお湯4Lに対してキャップ1杯を目安にするといいでしょう。
アメリカ版オキシクリーン溶液
アメリカ版のオキシクリーンのスプーンには4本のラインが引いてあります。
ライン1:約23g
ライン2:約34g
ライン3:88g
ライン4:約116g
用途にもよりますが、基本的にはお湯3.8Lに対してライン2くらいの量を目安にするのがおすすめです。
オキシ漬けの基本:溶液の作り置きはせずに使い切る
オキシクリーン溶液は、漬けおき時間が長いほど効果が高まるわけではありません。
主成分の過炭酸ナトリウムは時間経過とともに分解が進み、6時間ほどで効果がなくなります。頑固な汚れやシミなどに使用する場合でも20分から最大6時間程度を目安に漬けおきして、適度な時間洗い流すようにしましょう。
オキシクリーンの溶液は時間経過につれて効果が薄まるため、掃除の度に新しく作り直すのがおすすめです。
一度に使いきれる量を作っておき、作り置きをしないように徹底しましょう。
オキシペースト
オキシクリーンと重曹を混ぜ合わせてペースト状にした応用編です。
作り方はオキシクリーン:重曹:ぬるま湯(40℃前後)=1:1:1で混ぜるだけで簡単に作れます。
お風呂場やキッチンに使えて、普通では落ちにくい汚れもオキシペーストなら落ちる可能性があるため、気になる人は試してみてくださいね。
オキシクリーンが使えないものや適さないもの
オキシクリーンを使う際の注意点として、使用できない素材を事前にチェックしておきましょう。
オキシクリーンはすべての素材に使用できるわけではなく、素材によっては変色やサビなどにつながる可能性があります。ウールや麻、シルク、革、天然木、畳、金属など水洗いできないデリケートな衣類やアルカリ性に弱い素材などは使用を控えましょう。
ステンレスは頑丈でさびにくい金属というイメージがあるかもしれませんが、オキシクリーンを使うとコーティングが取れ、変色やサビの原因になる可能性があります。
洗濯やシミ抜きをする際には洗濯表示を調べ、オキシ漬けやもみ洗いをする際は目立たない場所で試して、状態を確認するといいですね。
オキシクリーンを使って掃除ができる場所
オキシクリーンは一つあるだけでさまざまな場所の掃除に役立ちます。
家の中のどこで、どのように使うのかを、おすすめのYouTube動画も併せて紹介します。
衣類(帽子・バスタオル・衣服・布団カバーなど)
オキシクリーンは酸性の汚れに効果を発揮するため、衣類の頑固な汗や泥、皮脂汚れをきれいにしたい場合は、洗濯機で洗濯する前にオキシ漬けすると汚れが落ちやすいです。
【準備物】
・オキシクリーン
・漬けおき用の桶(もしくは浴槽)
・お湯
・ゴム手袋
・かき混ぜる棒
【洗濯の手順】
①桶(もしくは浴槽)に40~60℃のお湯を入れ、オキシクリーン粉末を溶かす
*日本版は4Ⅼあたりスプーン1杯、アメリカ版はライン2が目安と異なるため要注意
②素材や汚れの程度によって濃度を調整して、オキシクリーンを入れたら棒でよくかき混ぜ、しっかりと粉を溶かす
③20分~6時間漬けおきする
*衣類を漬け込む際は皮膚に溶液が触れないようにゴム手袋を着用しましょう
④時間が経過したら桶(もしくは浴槽)の水を捨て、漬け込んだ衣類を絞って普段通り洗濯機で洗う
*各家庭の洗濯機の洗濯モードでのすすぎで問題ありませんが、万が一衣類がごわつく場合はすすぎ回数を増やすといいです
おすすめのオキシクリーン洗濯動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
帽子
タオル・衣服
洗濯槽
オキシクリーンを使った洗濯槽のお手入れは1・2ヶ月に1回ほどの頻度で行うのがおすすめです。
洗濯槽によってはオキシクリーンが使えないものもあるため、事前に説明書をよく確認しておきましょう。
「縦型洗濯機」と「ドラム式洗濯機」で手順が異なるため、順番に説明します。
【準備物】
・オキシクリーン
・バケツ
・お湯
・ゴミをすくうネット
・ブラシ
・ぞうきん
縦型洗濯機の場合
【洗濯の手順】
*始めに洗濯槽に付属のごみ取りネットを外しておく(ごみ取りネットの内部が最も汚れているため)
①洗濯槽に40~60度のお湯を入れる(ホースもしくはバケツで)
*途中で温度が下がる場合は沸騰したお湯を加えましょう
②お湯の量に対してオキシクリーンの目安量を計量しながら洗濯槽にオキシクリーン粉末を入れる
③洗濯機を5分ほど回してオキシクリーンをしっかり溶かし込んだら、蓋をしてそのまま6時間ほど漬けおきする
*待っている間にオキシ水を使って洗濯槽の溝やふちなど気にある部分をブラシでこすって掃除するのもおすすめです
④時間が経ち浮いてきた汚れをゴミをすくうネットで取り除いていく
⑤洗濯槽洗浄コースがある場合は洗濯槽洗浄コースで洗濯機を回す
⑥洗濯槽洗浄コースがない場合は、通常の洗濯コースで洗濯機を回し、汚れが浮いてくるようであればその都度ネットですくう(汚れがなくなるまでくり返す)
⑦最後にごみ取りネットをつけて2回ほど洗濯機を回す
⑧完了したら蓋を開けて洗濯槽を乾燥させて終了
ドラム式洗濯機の場合
【洗濯の手順】
①洗濯槽に40~60度のお湯にオキシクリーン粉末を溶かし、洗濯槽に投入する(ドアのギリギリの位置まで溜める)
②途中3~4回ほど洗濯槽を動かしてオキシクリーン溶液が洗濯槽全体に浸透するようにして、3時間ほど放置する
③通常の洗濯コースで1回洗濯機を回す
④内部が濡れたままだとカビの原因になるためしっかり拭き上げる
*内部だけでなく扉部分もしっかり乾燥させるために、しばらく洗濯扉を開けておきましょう
⑤糸くずフィルターにもカビの汚れが浮き上がっているため、しっかり確認して洗濯槽同様しっかりと拭き上げる
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
洗濯槽洗浄
トイレ
便器の黒ずみはオキシクリーン溶液を使った漬けおきで簡単に掃除できます。
水がたまらない部分に汚れがついている場合は、オキシクリーン溶液をトイレットペーパーに染み込ませ、便器には貼り付けると汚れが取れますよ。
【準備物】
・オキシクリーン
・バケツ
・お湯
・ゴム手袋
・泡立て器
・トイレットペーパー
・ブラシ
【掃除の手順】
①バケツに60~80℃のお湯を入れ、オキシクリーン日本版ならスプーン1杯分、アメリカ版ならライン2の分量を溶かす
*泡立て器でしっかりと泡立てるのがポイントです。溶液を混ぜている時はゴム手袋を着用しましょう
②便器にオキシクリーン溶液を流し入れ、30分~6時間ほど漬けおく
③汚れの程度によって時間を調整し、汚れがきれいに落ちたら水を流して完了
*漬けおきやパックをしてもとれない頑固な汚れは、オキシクリーン溶液が残っているうちにブラシで軽くこすると落ちやすいです
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
トイレ掃除
トイレのつまりにもオキシクリーンは有効
「トイレットペーパー」「排泄物」など水に溶けるものが原因となるトイレのつまりに対してもオキシクリーンは有効です。オキシクリーンの化学反応によって効果的に分解することでトイレの排水管のつまりを解消することができます。
<参考>オキシクリーンが効果的!トイレつまりの解消法を紹介(トイレつまりの救急センター)
換気扇
台所の換気扇は頑固な油汚れがこびりついて落とすのが難しい場所です。
高い洗浄力を持つオキシクリーンを使えば、頑固な油汚れもすっきり落とすことができます。
オキシクリーン公式サイトによると、金属製のものをオキシ漬けすると変色する可能性があるため、プラスチック製の換気扇やカバーであれば安心して掃除することができるでしょう。
台所にある水切りラックやごみ入れなどの備品やトイレや部屋にある換気扇カバーも紹介する方法できれいにすることができます。ぜひお試しください。
【準備物】
・オキシクリーン
・お湯
・ゴム手袋
・かき混ぜる棒
・スポンジ(汚れてもよいもの)
【掃除の手順】
①シンクに40~50℃ほどのお湯を溜め、オキシクリーン溶液をつくる(大型のバケツでも問題ない)
*オキシクリーンを入れた後は、棒やゴム手袋をした手などで混ぜましょう
②取り外しておいた換気扇の部品をオキシクリーン溶液に漬ける(1~6時間程度)
*長時間つけすぎると素材の表面が傷む可能性があるため、こまめに状況を確認しましょう
③残った汚れはスポンジでこすり、きれいになったら水で洗流して終了
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
換気扇掃除
シンク・ガスコンロ周辺
ガスコンロは毎日使うため油汚れが蓄積されやすく、きれいにするのは大変というイメージがありますが、オキシクリーンを使えばしつこい汚れも力を入れることなく簡単に落とすことができます。
素材によっては使用できない場合があるため、事前に天板の素材は確認しておきましょう。
【準備物】
・オキシクリーン
・お湯
・ゴム手袋
・かき混ぜる棒
・スポンジ(汚れてもよいもの)
・ぞうきん
【掃除の手順】
①バケツに40〜50度のお湯を入れ、オキシクリーン溶液を作る。溶け残りがないように棒でよくかき混ぜる
②スポンジにオキシクリーン溶液を浸し、ガスコンロをこすっていく
*温度が高い方が効果を発揮するため、やけどや肌荒れを起こさないようにゴム手袋を着用しましょう。
③汚れを落としたら雑巾にお湯を含ませ手よく絞り、コンロを拭き上げて終了
*表面のぬめりが取れないときはお湯拭きを何度か繰り返しましょう
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
キッチン掃除
風呂場(浴槽・床)
浴槽の掃除方法
浴槽は汗や皮脂、カビなどの汚れが溜まりやすい場所です。残り湯にオキシクリーンを投入して追い炊きすることで簡単に本格的なお手入れができ、浴槽と排水溝をまとめて掃除できます。
お風呂のふたや洗面器などを浴槽内に一緒に入れて漬けおきするのもおすすめです。
漬けおき後は、ブラシでこすると簡単に汚れが落ちます。
【準備物】
・オキシクリーン
・お湯
・ゴム手袋
・バケツ
・ナイロン製ブラシ
【掃除の手順】
①浴槽の穴から5~10㎝ほど上部までお湯を張り、オキシクリーン粉末を投入する
*残り湯を使用できますが、入浴剤が入ったお湯は使えないので注意してください
②40~50度になるように追い炊きして、20分~2時間漬けおきする
*追い炊きすることで浴槽や配管の奥までオキシクリーンを行き届かせ、細かい部分の汚れも除去できます
③漬けおきが完了したらお湯を入れ替え、再度追い炊きをする
*オキシクリーンの成分が残らないように2~3回ほど繰り返してください
追い炊き機能がない場合は、始めから60℃のお湯を浴槽いっぱいにためて漬けおきをしてください。
浴室の床掃除
ぬめりや皮脂、カビなどが発生しやすい浴室の床は、浴槽とまとめてオキシクリーンで掃除しましょう。
【準備物】
・オキシクリーン
・お湯
・ゴム手袋
・バケツ
・かき混ぜる棒
・スポンジ
・デッキブラシ
・ビニール袋
・バスブーツ
【掃除の手順】
①バケツに40~60℃のお湯を入れ、オキシクリーン溶液を作る
②オキシクリーン溶液を床にまき、5分ほど放置する
*汚れがひどい場合は排水溝をビニール袋でふさぎ、オキシクリーン溶液を貯めて漬けおきすると汚れが取りやすくなります
③汚れが浮いてきたらデッキブラシやスポンジなどで床をこすっていく
*肌荒れ防止のためにゴム手袋とバスブーツを着用しましょう
④水で洗い流して終了
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
お風呂掃除
玄関
雨の多い梅雨時期は特に玄関の汚れが目立ってしまいますよね。そうでなくても毎日使う場所なのでなかり汚れが貯まっています。
掃き掃除だけでは落ちない汚れは、オキシクリーンを使ってきれいにしましょう。
【準備物】
・オキシクリーン
・お湯
・ゴム手袋
・バケツ
・かき混ぜる棒
・ぞうきん
・デッキブラシ
【掃除の手順】
①バケツに40〜60℃のお湯を入れ、オキシクリーン溶液を作る。他の場所よりも濃いめに作るのがポイント。
*肌に直接触れないように必ずゴム手袋をしてください
②床にオキシクリーン溶液をかけ5分~1時間ほど放置する
*汚れの程度によって時間を調整し、途中で乾くようであればをの都度溶液を足しましょう
③汚れが浮いてきたらデッキブラシで床をこすっていく
④水で洗い流すか水拭きをして、自然乾燥させて水分がなくなたら終了
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
玄関掃除
靴
靴についた泥は落ちにくく、石鹸をつけて力いっぱいこすっても落ちないことが多いです。
雨の日のひどい泥汚れでもオキシクリーンを使えばピカピカに汚れが落ちます。
皮やエナメル、合皮といった素材を使用した靴には使用できないため注意しましょう。
【準備物】
・オキシクリーン
・お湯
・ゴム手袋
・バケツ
・かき混ぜる棒
・ブラシ
【掃除の手順】
①大き目のバケツなどに40〜60℃のお湯を入れ、オキシクリーン溶液を作る。汚れがひどい場合は濃度を濃く作るといいでしょう
②バケツの中に靴を入れ、漬けおきする(最大6時間まで)
③大部分の汚れが取れたらブラシで軽くこすり、水ですすぐ
*オキシクリーンの成分が残っていると黄ばみの原因になるため、しっかりとすすぎましょう
強くこすりすぎると靴の素材を痛めてしまうため、優しくブラッシングするのがポイントです。
④汚れが取れ水洗いが十分できたら、風通しのいい所に干して終了
おすすめのオキシクリーン洗浄動画
※紹介している手順とは異なる場合もあります
靴掃除
まとめ
家中の掃除に使えると話題のオキシクリーンについて紹介しました。
便利なだけでなく、危険性についても安心して使えると言われているため、使い方に注意しながら日々の掃除のアイテムとして活用してください。
日本版では用途によってさまざまな種類があるため、ご家庭での目的に合ったオキシクリーンを使ってくださいね。
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