「40代になってから夫婦間のセックスの回数や内容に不満が出てきた」
「他の夫婦はどれくらいの頻度で、どんなことをしてるのかな?」
そんな悩みはないでしょうか?
40代になると、加齢による身体的な衰えやパートナーとの関係性の変化などが原因で、セックスに対する考え方や頻度が変わったという人も少なくないでしょう。
”たかがセックス”と考えがちですが、悩みや不満があっても周囲に相談しにくい内容のため、一人で抱え込んでしまっている人もいるのではないでしょうか。
今回は、
・40代夫婦のセックス頻度の調査や
・セックスの悩みへの対処法
などを詳しくご紹介します。
より豊かな夫婦生活をおくるヒントになれば幸いです。
夫婦仲とセックスの頻度は関係あるのか
一般的に、セックスの頻度が高ければ夫婦仲が良いという印象があります。
逆に言うとセックスレスだと夫婦仲は悪いということになってしまいますが、実態はどうなのでしょうか。
40代の既婚女性220名に対して実施した、「40代夫婦のセックス事情について」のアンケートを元に検証しました。
7割以上が夫婦仲が良い
「日常の夫婦仲は良いですか?」という問いに対しては、「まあまあ仲が良い」が最も多く、55.0%と半数以上でした。
2位は「とても仲が良い」で20.45%となり、実に約75%以上もの女性が夫婦仲は良いと回答しています。
また、「あまり仲が良くない」「とても仲が悪い」と答えた人は合わせても全体の約9%という結果になり、少数派であることが分かりました。
定期的なセックスについてはそれぞれ
「現在のセックスの頻度は?」という問いに対しては、「1年以上していない」が33.64%と、最も多い回答でした。
その一方で、「週に1回」が13.18%など、1ヶ月に1回以上セックスをしている人は全体の約45%となりました。定期的にセックスをする夫婦と、ほとんどしない夫婦はどちらも一定数存在するという結果となりました。
セックスをしない夫婦は夫婦仲が悪い傾向も
夫婦仲が「とても仲が良い」「まぁまぁ仲が良い」「どちらでもない」「あまり仲がよくない」「とても仲が悪い」の5段階ごとに、セックスの頻度を比較してみました。
その結果、「とても仲が良い」「まぁまぁ仲が良い」夫婦では、セックスを「1年以上していない」と回答した人の割合は、3割弱にとどまりました。
一方で、「どちらでもない」では27.06%、「あまり仲がよくない」では53.85%、「とても仲が悪い」に至っては100%と、セックスの頻度と仲の良さにはある程度の相関関係があるということが分かりました。
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→電気代を節約するおすすめの方法はこちら夫婦間で定期的にセックスをすることのメリットとは
そもそも、一体夫婦間でどの程度セックスをしていれば、「日常的にセックスをしている」という状況と言えるのでしょうか。
明確な定義はありませんが、日本性科学会が1994年に、セックスが「1か月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」がセックスレスにあたると発表しました。
「1ヵ月に1回以上」というのが一般的な目安になることが多いようです。
夫婦間でセックスを定期的にすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
コミュニケーションの充実
セックスは、夫婦が心から向き合う大切な時間です。日常生活の中で交わす会話とは異なり、深いレベルでのコミュニケーションを図る場となります。
普段は仕事や家事、育児で忙しく、なかなか話をする時間がないかもしれませんが、お互いの心身に直接触れることで、言葉では伝えきれない感情や思いやりを共有することができます。
特別なコミュニケーションの時間を持つことで、信頼関係や安心感が育まれます。それによって、夫婦関係の長期的な安定が望めるでしょう。
身体的・精神的な距離が近くなる
身体的な距離が近づくことで、心の距離も近くなります。
普段は口に出せないようなことを伝える良いチャンスにもなる上、グッと親密さも向上します。
ストレス発散にもなるため、お互いリフレッシュすることで、家庭内の雰囲気が明るく前向きなものになるでしょう。
お互いの健康状態を把握できる
定期的にセックスを行うことで、お互いの体の変化や健康状態の懸念点を見逃さずに済むかもしれません。
特に加齢とともに起こる体調の変化や、小さな目に見える病変など、細かいことにも気づいて指摘してくれる可能性が高くなります。
お互いの体調や体質の変化を把握することで、心身ともに支え合う基盤が生まるのです。
40代のセックスは何が変わる?
40代夫婦のセックスは、20代や30代のころと比べ何が変わってくるのでしょうか。
子作り・妊活の終了によりセックスの目的が変わる
40代になると、徐々に妊娠・出産を目的としたセックスをしなくなる夫婦が多くなってきます。
妊活が終わることで「セックスをしなければ」という義務感が薄れる一方、妊活に熱心だった時期が長かった場合、セックスに対する気持ちが冷めてしまうケースも見られます。
かつてのプレッシャーから解放され、純粋にお互いの心身を楽しむ関係へとシフトするのも、40代ならではの特徴です。
家族構成や生活環境の変化
40代は、子どもの成長や親の介護など、生活環境の変化が多い時期です。
子どもが大きくなり寝る時間が遅くなってくると、セックスをするタイミングや場所の確保が難しくなります。また、子どもがいることで、夫婦間の関係が「母親」「父親」としての役割に偏り、男女としての意識が薄れることもあるでしょう。
そのうえ、親の介護が始まる年代でもあります。
特に同居の必要がある場合は、24時間体制でケアをしなくてはならないケースも多く、セックスどころではなくなるかもしれません。
性欲が減退する
40代は、20代や30代と異なり、男女共に性欲に変化が現れる時期です。
ホルモンバランスの変化や、更年期症状が出現することにより、性欲が減退する人も珍しくありません。パートナーに誘われても、「なんだか最近セックスが面倒だなぁ」などと思ってしまい、そんな自分自身にショックを受けることもあるでしょう。
これは年齢を重ねると自然に出てくる現象とも言えます。
この変化に対する理解が、お互いの関係を大切に保つために重要です。
30代の時との性欲の変化についても、55%以上の女性が30代の時よりも性欲が衰えたと回答しています。
精神的・身体的な疲労がたまる
40代は仕事でも責任が増し、職場でのプレッシャーや長時間労働が日常化することが多い時期です。
精神的な負担に加えて、若い時と比べ体力の回復に時間がかかることで、セックスをするよりも身体を休めたいと感じる人も増えるでしょう。
こうした疲労が重なることで、二人の生活のリズムがずれやすくなる点も、40代の夫婦にとっての大きな変化のひとつです。
コミュニケーションの質が求められるようになる
40代ともなると、単なる「回数」ではなく、「質」の高いコミュニケーションが求められるようになります。
年齢を重ねるにつれ、互いへの理解が深まり、安心感や信頼関係が強まることで、より落ち着いた関係性が築かれます。
そのため、日常の会話やスキンシップを重ねることが、セックスに代わる重要なコミュニケーション手段として機能していくようになるかもしれません。
40代女性のセックスに対する不満と、その対処法とは
セックスをしている夫婦でも、全員がその内容に完全に満足しているわけではないようです。
「セックス時に相手に不満を感じる内容は」というアンケートでの40代女性がセックスにおいての不満の主な回答と、その対処法をまとめました。
不満①:マンネリ化
40代夫婦がセックスに対し最も不満に感じている点は、「マンネリ化」でした。
全体の約24%と、約4人に1人がマンネリ化が不満であると答えにあげていました。
40代ともなると、出会うのが早かったカップルの場合は、実に30年近くの付き合いになる人もいるでしょう。付き合い立ての頃と比べると、どうしても新鮮味がなくなるのは仕方がないことです。
いつも同じタイミング、同じ場所で同じ内容だと飽きてしまうため、「なんだか最近マンネリ気味!」と思う方は、以下のことを試してみてはどうでしょうか。
時間を変える
手っ取り早く新鮮味を出すのには、セックスをする時間を変えるのがおすすめです。
忙しい人は、いつも子供が寝た後や、仕事が終わった後など、夜遅くにパパッと事務的に行っている人もいるのではないでしょうか。
おすすめは、朝です。
「朝からセックスなんて…」と思うかもしれませんが、お互い睡眠をとった後で心身ともにリラックスしている状態なため、余裕をもって相手に接することができます。
朝はバタバタすることも多いため、時間のある日にしかできませんが、ちょっとした背徳感も手伝って刺激的に楽しめるでしょう。
その日は1日、相手をいつもより大切に思いながら過ごせるかもしれません。
場所を変える
場所を変えるのも、マンネリ化を防ぐ一つの手です。
いつも同じ寝室で行っていると、安心感はあるものの、どうしても新鮮さはなくなっていきます。
自宅の間取りにもよりますが、リビングのソファなど良いでしょう。
またお金はかかりますが、ラブホテルを利用してみると周りに気を遣わず楽しむことができるでしょう。
内容を変える
本格的にマンネリ化を防ぎたいのならば、やはりセックスの内容自体を変える必要があります。
例えば、セルフプレジャーグッズを投入するのも良いでしょう。
今は女性向けの可愛らしいグッズもたくさんあり、口コミを参考にしながらネットで気軽に購入することができます。
また、いつもと手順を変えたり、体位を変えたりするのもおすすめです。
不満②:ムードがない
「ムードがない」ということを不満に思っている人も、約24%いました。
付き合いが長期間に及ぶと、セックスも段々事務的なものになってしまう夫婦も多いのかもしれません。
女性はムードや雰囲気を大切にしますが、相手が「射精すればそれでよい」などと無意識のうちに思っていると、ただ挿入して終わり、という味気ないものになっていってしまいます。
まずは相手にもっと雰囲気を良くしてほしい旨を伝える必要がありますが、「ちゃんとムード作ってよ!」と相手任せな発言では、結局何も変わらないかもしれません。
ここでは、女性側もできるムード作りについてご紹介します。
アロマや音楽、照明の活用
まず手っ取り早く良いムードにしてくれるのが、アロマを炊いたり、音楽を流すことです。
間接照明に変えるだけでも、いつもの明るい照明より、グッと雰囲気を変えてくれます。
アロマキャンドルを利用するのが難しい場合は、イランイランなどリラックス効果のあるハーブのアロマスプレーをシュシュっと部屋全体に吹きかけるのもおすすめです。
スピーカーがない部屋でも、テレビやスマホのYouTubeで音楽を流すだけでムードが一気に変わるので是非1度試してみてくださいね。
お風呂に一緒に入る
セックスの前に一緒にお風呂に入るのも、良い手段です。
何年も一緒に入っていない場合は恥ずかしいと思うかもしれませんが、一緒にシャワーを浴びるだけで付き合った当初を思い出して良いムードを演出できる可能性があります。
思い切って1度試してみるのは如何でしょうか。
不満③:前戯が足りない
「前戯が足りない」と言う回答も多く見受けられました。
重要性をしっかり相手に伝える
前戯は、女性にとっては挿入時に痛みが発生しないようにするだけでなく、丁寧にしてもらうことで、相手からの愛情を感じる大切な時間です。
ほとんど前戯をしてくれない、と言う場合は、相手がその重要性を理解していないということも考えられます。
自分からリクエストするのには抵抗があるかもしれませんが、今後のセックスの充実度の向上のためには、相手にちゃんと伝えましょう。
その際には「ちゃんとやってよ!」などと強く言うのではなく、「丁寧にやってくれると、セックス自体がもっと幸せな時間に思える」「前戯自体も長く、お互いに楽しみたい」など優しく伝えると良いかもしれません。
その際は「ここをこうしてほしい」など、具体的にしてほしいことを言うと、相手にとって分かりやすいでしょう。
自分からもアクションする
前戯の最中、ずっと受け身でいると、相手も負担に思うかもしれません。
自分も相手の肌に触れたり、愛撫したりというアクションを挟んでみましょう。お互い楽しみながら長時間できるように工夫が必要です。
不満④:男性としての魅力が足りない
「男性としての魅力が足りない」という不満の声もあがりました。
40代に入ると体形や容姿が変化し、どうしても20代の頃のように異性としての魅力は感じにくくなります。その気持ちは珍しいことではありません。
長年一緒にいると「家族」としての感覚が強くなり、恋愛的な魅力が薄れてしまうことがあります。しかし、工夫次第で新鮮な魅力を取り戻すことも可能です。具体的な方法をいくつかご紹介します。
体型維持のため一緒に運動する
健康的に体型を維持するのには運動が一番ですが、ポイントは「一緒に運動」という点です。
女性が一緒にやってくれることで前向きに頑張る気持ちになりますし、旦那さんの健康だけでなく、夫婦の絆を強くするためにも効果的です。
週末に軽いウォーキングやジョギングを一緒にしたり、2人で使えるフィットネスアプリや歩数計を利用するなど、「健康のために」「一緒に始めてみよう」と声をかけ、生活の一部として取り入れましょう。
近隣のジムやヨガ教室で、カップルや家族割引がある場所を利用してみるのも良いでしょう。新しいことに一緒に挑戦する経験が、お互いの新鮮な魅力を引き出すきっかけになることもあります。
メンズ美容アイテムを利用してもらう
「最近は男性も美容に気を配る時代だよ!」と、手軽に取り入れられる美容アイテムを一緒に試してみましょう。
例えば、「これ、男性にも人気なんだよ」と新しいスキンケアアイテムを勧めてみると、自然に興味を持ってもらえるかもしれません。パッケージがシンプルで男性でも使いやすいものがおすすめです。
また、フェイスマスクやボディクリームなど、男女問わず使えるアイテムを選び、毎朝のスキンケアタイムを一緒に楽しむ習慣をつけるのもおすすめです。
ファッションを一緒に楽しむ
40代になると、毎日同じような服装になっている人も多いかもしれません。
「似合いそう!」と、トレンドアイテムを一緒に取り入れながら、旦那さんのファッションに小さな変化をつけてみましょう。
コーディネート全般を変えるのはハードルが高いという場合は、帽子や時計、ベルトといった小物から取り入れてもらうのもおすすめです。
また、一緒にSNSやファッション誌を見て、「こんなコーディネート良いね」と話す時間をつくると、気軽に新しいスタイルを取り入れやすくなります。
付き合った当時のことを思い出す
恋人同士だった頃の記憶を共有することで、新鮮な気持ちを取り戻すことができます。
結婚前にデートした場所や行きつけだったレストランを再び訪れてみたり、一緒に写真アルバムを見返したりしましょう。昔の記憶が蘇り、初心を思い出すきっかけになります。
不満⑤:回数が少ない
「回数が少ない」ことを不満に思っている人も多かったです。
この場合は、相手もしたいと考えているもののタイミングが合わず少なくなっているケースと、相手がしたがらないケースの2通りが考えられます。
「もっとたくさんしたいなぁ」など自分の希望を伝えることも重要ですが、それ以外にも以下の対象法あります。
自分から誘ってみる
前述しているアンケートでは「セックスをする時どちらから誘いますか?」という問いに対し、「男性から」が50.91%と最も多く、次いで「お互いがそれぞれ」と言う答えが24.55%という結果になっています。女性から誘うという回答は5.91%と、少数派でした。
このアンケートからも分かる通り、妻側からセックスしようと声をかけることが少ないのが現状のようです。
いつも誘ってもらっている、という自覚のある人は、たまには自分からお誘いしてみてはいかがでしょうか。旦那さんも喜んでくれるかもしれません。
日頃からスキンシップをとる
普段から夫婦間でよくスキンシップをとることは、夫婦間の体や心の距離を近づける意味で重要なことです。
妻が家事や育児で忙しそうにしていると、男性からはなかなかスキンシップが取りにくいものです。まずは女性側から手をつなぐ、ハグするなどの軽いものから取り入れてみましょう。
肩をもんであげたり、マッサージをし合うのもおすすめです。
40代女性が抱えるセックスの悩みと、その対処法とは
同アンケートでは、女性側のセックスの悩みについても調査を行いました。
主な回答とその対処法を以下にご紹介します。
女性の悩み①:容姿・体形の変化
悩みの第1位は、「容姿・体型の変化」で、全体の約31%でした。
- 「結婚当時に比べて13キロも体重が増えて、体を見られるのが嫌になった」
- 「見た目に自信がなくなってしまった」
など、若いころと今の自分を比較すると容姿や体型が衰えていることを実感しているようです。
普段はそこまで意識しなくても、セックス時は服を脱ぐ必要があるため、「お腹周りに脂肪がついた」「肌にハリがなくなった」など、細かい部分も気にしてしまいますよね。
対処法は以下の通りです。
パートナーと一緒に運動・美容に努める
前述したように、パートナーと一緒になって体系維持や美容に努めるのがおすすめです。
散歩やウォーキング、軽いヨガなどは、お互いに健康を意識し、気持ちを共有できる良い方法です。二人で頑張ることで、身体的な変化への不安も和らぎ、自分にも自信が持てるかもしれません。
年齢による変化を受け入れる
若いころにはなかった脂肪やシワ、たるみを見るとショックではありますが、これは加齢に伴った自然な姿でもあります。
美意識の高い女性程受け入れがたいものかと思いますが、40代の自分をそのまま受けとめることも大切です。
無理をしてダイエットや若作りに励むのではなく、年齢に応じたケアを取り入れることに注力しましょう。アンチエイジングを目的としたスキンケアや体に優しい食事を取り入れることで、外見の変化を前向きに受け入れることができるようになります。
また、40代の女性の体型や美しさをテーマにしたメディアを参考にすると、ありのままの自分を肯定できる機会になるでしょう。
女性の悩み②:性欲がない
「性欲がない」ことが悩みという回答も多くありました。
- 「家事と仕事で毎日疲れているので、性欲がない」
- 「出産してから性欲がなくなり一度もしていない」
など、家事や仕事で疲れてしまったり、意識が子育てに向いてしまうことで性欲がなくなるようです。
前述した「30代のときと比べた性欲の変化は?」というアンケートにあったように、約55%の女性が40代になり性欲が衰えたと回答しています。
性欲が湧かない原因には、疲労、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど様々なことがあげられます。40代以降の女性の場合更年期の影響も考えられるため、そのことも年頭に置いておくようにしましょう。
対処法は以下の通りです。
心身ともにリラックスする
育児や家事、仕事や介護など、40代の女性にはやらなくてはいけないことがたくさんあります。
日々の生活に追われていると、タスクをこなすだけで1日が終わってしまい性欲なんてわかない、と言う人もいるでしょう。
性欲の低下には、日常のストレスや精神的苦痛が大きく関係することがあります。
ヨガや瞑想、深呼吸などを取り入れて心身をリラックスさせることから始めましょう。
体が凝り固まっている場合は、マッサージやストレッチを頻繁にすることもおすすめです。
食生活の見直しや質の良い睡眠を心がけ、効率的に疲労が回復できると、性欲だけでなく、日々の生活も快適になりますよ。
不安材料や懸念点を解消する
日常生活において不安な点や心配なことがある場合も、性欲が低下する可能性があります。
その場合は無理にセックスしようとせず、問題点が解消されるまで相手に待ってもらうのも一つの手です。
相手も、理由もなく断られ続けると不安になりますが、原因が分かれば安心するはずです。
懸念点がなくなれば、思いっきり夫婦の時間を楽しむことができますよ。
日常のスキンシップを増やす
そもそも性的な関わりに抵抗がある場合は、日常のスキンシップを増やすことを意識してはどうでしょうか。
手をつなぐ、肩を寄せるなど、小さなことでも大丈夫です。
愛情表現を増やすことで、少しずつ性的なつながりへの意欲も育まれるかもしれません。
女性の悩み③:性交痛
「性交痛」が悩みという女性も約16%の回答が得られました。
- 「性交痛が昔からひどく、子宮筋腫の影響もあって生理痛もひどい」
- 「行為をした後、立てなくなる暗い激痛が走る」
など、痛みがあることでセックス自体が負担になっているという意見が目立ちました。
性交痛は、ホルモンの変化や年齢による乾燥が原因であることが多く、無理せず改善策を探すことが大切です。以下の対処法があります。
潤滑ゼリーを使用する
乾燥による痛みには、潤滑ゼリーを使うことで痛みを和らげられることがあります。
潤滑ゼリーは、サラッとしたテクスチャでデリケートゾーンや膣内にうるおいを補う目的で使用します。
膣内に使用でき、性行為中のコンドームの摩擦や膣内の乾きによる性交痛に悩んでいる人に向いています。また、更年期によるうるおい不足に悩んでいる人にもおすすめです。
ネット通販はもちろん、薬局などでも気軽に購入できます。
コンドームへの影響が少ないものや、長く潤いが続くものもあるので、自分に合ったものを選びましょう。また、パートナーと一緒に選んでみると、コミュニケーションも深まります。
ゆっくり時間をかける
性交痛がある場合は、本番前に十分な前戯を行うことが重要です。
「これから痛いことが起こる」と緊張すると、体にも力が入り、ますます性交痛は強くなる傾向にあります。焦らずに時間をかけることでリラックスしやすくなり、自然と痛みも減少することがあります。
この場合はパートナーの協力が不可欠になります。
しっかりコミュニケーションをとって、「最近痛みがあるから、時間をかけてほしい」と伝えましょう。
婦人科に相談する
症状が続く場合は婦人科の受診を検討することも重要です。
特に性交痛に関しては、40代になると更年期の影響が出てくることがあります。
女性ホルモンの減少とともに更年期には体にさまざまな変化が起こりますが、女性器が萎縮したり、潤いが不足したり、摩擦に弱くなったりします。それに伴い、性交渉の際に痛みを感じるようになり、以前のように快感が得られなくなるケースもあるのです。
この場合は、我慢せずに婦人科を受診するのがおすすめです。適切な治療法やケアのアドバイスをもらうことで、安心して対処できるようになります。
女性の悩み④:相手が満足しているか不安
- 「いつも同じようなことしかできないので、相手が満足しているのか疑問」
- 「年齢と共にテクニックが衰えてきているから相手がしっかり満足出来ているか不安になる」
と、「相手が満足しているか不安」という点を悩みとしてあげている人もいました。
このような不安は、相手の反応に対する配慮が増える40代という年代特有の悩みでもあります。コミュニケーションを重視し、お互いがリラックスして楽しめるように工夫しましょう。
素直な気持ちを言葉で示す
落ち着いた年代のセックスでは、パートナーと素直に話し合い、お互いの気持ちや望みを共有することが大切です。
「こういうふうにされると嬉しい」「これが気持ちいい」というようなことを、少しずつ打ち明けることで、お互いの満足度も高まります。恥ずかしがるより、自分も積極的に参加する姿勢を見せましょう。
愛情をしっかり言葉で表す
パートナーに対して、愛情や感謝の言葉を積極的に伝えましょう。「一緒にいると安心する」「ありがとう」といった言葉を重ねることで、旦那さんも自信を持てるようになります。
また、「大好き」など、言葉でも愛情を伝えるとより良い雰囲気になるでしょう。
20代、30代とは違う?40代男女のセックスの楽しみ方とは
前述している通り、40代は若いころのような体力はないものの、大人の落ち着きと余裕をもっています。
セックスを豊かに楽しむためのポイントを知ることで、パートナーシップはより深まるでしょう。40代における男女別のセックスの楽しみ方をご紹介します。
40代男性のセックス
前戯は丁寧に、しっかり時間をとる
20代、30代の頃とは違い、40代は大人の余裕を見せる時です。
若い頃のようにがむしゃらにセックスに臨むのではなく、丁寧に時間をかけて前戯を楽しむ姿勢が、相手に安心感と心地よさを与えます。
女性がリラックスし、心から楽しめるような時間を演出することは、相手を深く満たすための大切なステップです。
例えば、肩や背中のマッサージから始める、手をつないで深呼吸を合わせるなど、触れ合いながらゆっくり距離を縮めていくのもおすすめです。
相手に寄り添う
会話を交えながら、お互いが心地良いと感じることを共有するのは、大人のセックスの醍醐味です。
「どうしたら気持ちいい?」「こういうのはどう?」などと穏やかに問いかけることで、女性も心を開きやすくなり、リラックスした時間が過ごせるようになります。
相手の望みに寄り添い、自分が良いと思うことだけでなく、相手の反応を大切にするのがポイントです。
アフターセックスも楽しむ
セックスが終わった後も、「射精したら終了」ではなく、感想や感謝の言葉を交わして余韻を楽しむことを心がけてみましょう。
例えば、「今日の夜も素敵だったね」「すごく楽しかった、ありがとう」と声をかけるだけで、女性も安心し、幸福感に包まれます。
また、手を握ったり、抱きしめたりして静かな時間を過ごすことで、セックスそのもの以上に満ち足りた時間が二人の間に流れます。
40代女性のセックス
筋トレやストレッチ
筋トレやストレッチでセックスを楽しめるからだづくりをするのがおすすめです。
セックスを心から楽しむためには、健康的で柔軟な体が大切です。
セックスの際の体の動きもスムーズになり、無理なく楽しむことができるようになります。
ヨガやピラティスは体の柔軟性を高め、バランス感覚も整えてくれるため、体に自信が持てるようになります。
小さな努力の積み重ねが、大きな安心感と快適さにつながります。
最低限の身だしなみに気を配る
家の中はついリラックスした格好が増えてしまうこともあるかもしれません。しかし、40代の女性こそ、身だしなみに少し気を配ることで、自信を持ってパートナーと向き合えるようになります。
たとえば、軽いメイクや整った髪型、姿勢に気をつけること、さらには、脱毛や香りのケアを取り入れると、心もシャキッとして気分が引き締まります。小さな工夫が、パートナーにも新鮮な印象を与えるでしょう。
積極的な姿勢を見せる
大人の女性は、セックスに対しても主体的に取り組むことが大切です。
自分から誘ったり、パートナーに愛情を示したりすることで、関係がより対等で充実したものになります。例えば、パートナーに「今日はあなたとゆっくりしたいな」などと伝えるだけで、セックスをより楽しく感じることができるでしょう。
自分から行動することで、お互いの間に活気と喜びが生まれます。
また、自分がどこで心地良さを感じ、どのような触れ合いがリラックスを生むかを知るなど、自分が好きなポイントを把握するのも大切です。
相手にそのポイントを伝えたり、自然に誘導したりすることで、自分もパートナーも共に満たされる時間が増えるかもしれません。
夫婦で楽しく過ごすために気を付けるべきポイント
若者ではないもののまだまだ現役世代の40代は、セックスに関しても重要な時期と言えます。
その後も不満のあるセックスを続けるのか、それとも夫婦でより豊かに楽しめるようになるのかは、まさに40代がターニングポイントととなるかもしれません。
体や心の変化に向き合いながら、関係をより深めるためには、工夫と心遣いが大切です。
最後に、40代の夫婦がこれからも楽しくセックスを楽しむために押さえておきたいポイントをお伝えします。
相手への気遣いを忘れない
長年連れ添ったパートナーとは、つい気遣いを忘れがちになりますが、日常的な感謝と尊重の気持ちを伝えることが、雰囲気の良いセックスにもつながってきます。
日々の小さな「ありがとう」や「ごめんね」を忘れずに伝えることは、お互いに対する愛情を実感できる秘訣です。
また、相手から誘われたものの、今日はどうしてもセックスをしたくないという日もあるでしょう。その場合は、「今日は体調が良くないから、また来週にしよう。楽しみにしてるね」など相手の気持ちを尊重し、柔らかく伝えることが重要です。
次の機会に気持ちよく向き合えるようになり、パートナーにも安心してもらえます。
挿入にこだわらない
40代以降は、お互いの体の反応も変わってきます。
若い頃のように「挿入」をメインにするのではなく、愛撫やキス、触れ合いを大切にしたコミュニケーションを意識しましょう。
時には、男性が挿入できないときや、準備が整わないときもあるでしょう。
その場合も「今日は触れ合うだけで満たされた」と伝えるのが重要です。お互いの気持ちが通じ合い、無理なく楽しめるでしょう。
年齢による変化に向き合う
年齢を重ねるとともに外見や体の変化が現れますが、お互いにその変化を受け入れることが、40代以降の夫婦関係をより豊かなものにするでしょう。
若い頃の理想や外見にこだわらず、「今のパートナーの姿」を心から愛することが大切です。
また、前述したとおり一緒に運動や美容を始めることで、変化もポジティブに楽しむことができます。年代にふさわしい美しさを見つけたいものです。
心と体の健康を保つ習慣を持つ
40代は、心身の健康がセックスを含む日常生活全体の質に影響を及ぼす年代でもあります。
ストレス解消や体力向上のために、運動・食事・睡眠の質の向上を心がけることも重要です。
また、日常のストレスを溜め込みすぎず、上手に気分転換していくことも大切です。
お互いに話を聞き合い気持ちを共有する時間を作ることで、精神的に安定しながらその後の夫婦関係も充実させることができるでしょう。
まとめ
今回は、40代夫婦のセックス事情や、悩み別の対処法などをご紹介しました。
若い頃とは違う「大人の愛し合い方」を見つけられることは、長い夫婦生活にとって重要なポイントにもなります。
気遣いや安心感を大切にしながらお互いの変化を受け入れ、サポートし合うことで、年齢を重ねるほどに深まる愛情を感じられるようになるはずです。
これからも楽しく、豊かな夫婦の時間を過ごしていくために、ぜひ少しずつ取り入れてみてくださいね。
以上、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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