子どもの身長の高さで計測した「こども気温」は、大人の温度よりも+7℃も高いことを知っていますか?
地面からの照り返しの影響を受けやすい子どもは、熱中症のリスクが高まります。
今回は、熱中症管理士の多胡安那さんに伺った、子どもを熱中症から守るためのポイントをご紹介します!
・こども気温について
・子どもの熱中症対策
・水分補給のポイント
大人に知ってほしい「こども気温」とは?
サントリー食品インターナショナルと、気象専門会社ウェザーマップが共同検証実験を行われました。
地面の照り返しの影響の差などにより、子どもの身長の高さで計測した気温が大人と比較して+7℃程度になることを確認し、それを「こども気温」と命名しています。
普段、私たちが生活している街や公園は、日光はもちろん、地面やビルからの照り返しが強くなるため、天気予報よりも気温が高くなり、体温が上昇し熱中症を発症しやすくなります。
とくに、身長が低い子どもは、地面からの照り返しの影響を受けやすいといわれています。
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→買取品目&価格実績を見る日本の夏はロングラン猛暑。蒸し暑い梅雨は特に熱中症に注意
熱中症管理士・多胡安那さんに、子どもの熱中症対策のポイントを聞きました。
ひと昔前とは違って、暑いのは夏だけではなくなりました。
夏は夏で災害レベルとも言われる危険な暑さまでヒートアップしており、熱中症のリスクはかなり高くなっていますが、暑い時期が長くなっていることも注意しなければいけません。
最高気温が25℃以上の日のことを「夏日」といいますが、その夏日が春から頻発するようになり、梅雨時には30℃以上の「真夏日」が当たり前になってきました。
さらに夏が過ぎても暑さは収まらず、10月になってもなかなか衰えないという”ロングラン猛暑”。「厳しく、長い暑さ」が定着してきてしまっています。
今年は全国的に梅雨入りが遅れましたが、だからといって夏も遅れたり、短くなったりするということはありません。
むしろ、梅雨入りが遅れたことで梅雨の時期から気温が高く、蒸し暑さによる熱中症のリスクが高まっています。
そして、今年の夏も気温は全国的に平年より高い予想で、例年以上の暑さになることが見込まれます。気温が高くてもカラッとしていれば体感的にラクですが、日本の夏は湿気が多く、蒸し暑い所が辛い所です。
晴れの日でも蒸し風呂のような暑さが続くことになりますので、体調管理がとても重要です。
熱中症リスクは昼間だけではない!
また、「厳しく、長い暑さ」は、季節的なことだけでなく、一日の中でもいえることです。
というのも、暑いのは昼間だけの問題ではなくなってきており、朝から夜までどの時間帯も暑いというのも熱中症リスクを上げているからです。
一晩中気温が25℃を下回らない夜のことを「熱帯夜」といいますが、その熱帯夜の日数も増えており、朝晩の熱中症対策も必須です。時間問わず、こまめな水分補給をするようにしましよう。
こまめな水分補給で熱中症予防
水分を摂るのとほぼ同量の水分を排泄して、体内のバランスを保っていますが、体重のわずか1%程度の脱水が起きただけでのどの渇きを感じ、4~5%失うと吐き気や頭痛などの症状が出てくるといわれています。
そのため水分補給は、のどの渇きを感じる前に行うことがポイントです。
たとえば、朝起きたとき、お風呂あがりなど1日の中で時間を決めて、コップ1~2杯(200~400ml)の水分を摂ると、無理なく1リットル以上の水分を補給することができます。
飲み方のポイント
1度に大量の水を飲んだり、冷やし過ぎた水を一気に飲むと胃腸に負担がかかるので要注意。
夏の暑い時期は、洋服が汗でぬれるくらいになったら多めに水分を補給しましょう。
水分・ミネラル補給のためにミネラル量や浸透圧が調整された飲料を飲むことで、汗をかいて出ていった水分だけでなく、一緒に排出されてしまったナトリウムや、その他ミネラルも補うことができます。
引用:サントリー/熱中症と水分補給 グリーン ダ・カ・ラ GREEN DA・KA・RA
まとめ
これから本格的に気温が高くなる季節。
子どもたちを熱中症から守るために、こまめな水分補給と暑さに慣れることが重要です。
ご紹介したポイントを参考にして、お子さんが安全に楽しく過ごせるよう、しっかりとした熱中症対策を心がけましょう!
コメント
最近、気温が上がってきているので、熱中症を気を付けなくちゃいけないなと思いました。