「大人になったら友達付き合いが減ってしまった」
「同じ趣味の友達がほしいけど、なかなか出会うチャンスがない…」
大人になると、仕事や育児に忙しくなり定期的に友人と会うことが難しくなると感じる方は多いのではないでしょうか。
さらには、若い時と異なり新しく友人をつくる機会も減ってしまうため、少し寂しく感じることもあるかもしれません。
今回は、「大人になってからの交友関係を広げたい」と考える人のため、大人の交友関係のアンケート結果や、おすすめの出会いについてまとめました。
毎日を楽しく過ごすためのヒントになると幸いです。
大人の女性“現在も定期的に交流する友人”は?
「SHUFUFU」で実施した「30代以上の女性の現在の交友関係」に関するアンケート調査があります。
定期的に「会う」or「連絡を取る」友達は何人いますか?の問いに対して最も多かったのが「1人(24.5%)」、 次いで「2人(22.5%)」「3人(18%)」でした。
「0人(いない)」も7.5%となっていて、3人以下という回答が7割以上という結果になりました。大人になっても大勢の友人と交流を続けている人はあまりいないようです。
また、その友達と出会った場所についての調査では、1位「学生時代(大学生以降)(36%)」、2位「職場・仕事関係(34.5%)」、3位「学生時代(高校生)(34%)」、4位「学生時代(小学生まで)(21.5%)」となりました。
大人になってからできた友人よりも、それ以前の学生だった頃からの友人の方が、付き合いが長く続いている傾向にあるようです。
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→電気代を節約するおすすめの方法はこちら8割以上「大人になっての友達作りは難しい」その理由は
また、「SHUFUFU」で実施した「大人になってからの友達」に関するアンケート調査では
学生時代などにくらべ「大人になってからの友達は作りにくいと感じますか?」の問いに対して最も多かったのが「作りにくくなった」という回答で83%を占めました。
理由は、1位が「仕事でしか人との関わりがない(46.5%)」、2位が「家庭優先(45%)」という結果に。大人になって仕事や家庭をもつようになると忙しくなり、友人との交流の優先度が低くなってしまうようです。
大人の友達付き合いのメリットとは
大人の友達付き合いには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
会社や家族以外のコミュニティができる
会社や家庭で多くの時間を過ごすことの多い30代、40代ですが、より充実して豊かな人生をおくるために重要になるのが、それ以外の“第三の居場所“です。
経済的な結びつきや血縁関係にしばられず、ありのままの自分で自由にのびのびと過ごせるコミュニティの存在は、ストレスから解放されるために必要なものと言えます。
逆に、生活の全てが仕事や家庭だけになってしまうと、依存や執着につながりかねません。そこでの人間関係がうまくいかなくなると、心身のバランスを崩してしまうことにも。
入学や進級などで数年ごとに周りの環境が強制的に変化する学生時代と比べ、大人になって就職したり家庭をもってしばらく経ってしまうと、なかなか人間関係の変化はおこりません。
そうすると、新たな交流が生まれにくくなり、視野が狭くなってしまう可能性も。
新しい活力や学びを得るためにも、会社や家族以外のコミュニティに積極的に参加していくのが推奨されます。
仕事や家庭への理解がある
学生や若い時と異なり大人同士の場合、仕事や家庭などその人が置かれている環境への理解を示してくれます。
学生時代にお誘いを断り続けると「なんだか最近あの人付き合い悪いよね」なんて言われてしまいがちですが、大人になると事情を察してくれるものです
お互いそれまで培った人生の経験値があるため、「会社の繁忙期には飲み会に誘うのを遠慮しておこう」「子どもの受験や親の介護で忙しそうだから落ち着いたらまた連絡しよう」など、事情を考慮し、配慮し合えるのは、大人の友人関係の大きなメリットと言えます。
深い悩みを相談し合える
30代、40代になると、自分の人生のことや家族のこと、仕事のことなど、決して軽くはない悩みが増えてくるものです。
そういった悩みにも、相談すれば真摯に答えてくれ、一緒に解決策を探してくれるのが大人の友人関係の大きなメリットです。
数十年間、それぞれ別の人生を生きてきているため、もしかしたら自分では思いつかないような策を考えてくれるかもしれません。
また、あっと驚くような答えが見つからなくとも、一緒に悩んで考えてくれる人間がいるというだけで、心の負担は随分と少なくなるものです。
深い悩みというものは誰にでも相談できるものではないため、いざという時に相談できるような信頼に値する友人が1人でもいてくれると良いですよね。
自分のペースで気軽に付き合える
若い時や学生時代は、学校はもちろん、習い事、遊びなどでも集団行動の機会が多くなります。「いつも誰かと一緒に何かをする」という環境が実は負担になっていたという人もいるかもしれませんね。
大人の友人関係は、自分が会いたい時に会いたい人とだけ交流すれば良いので、非常に気楽です。
仕事で疲れていてテンションが低い時などは無理に顔を合わせなくていいですし、逆に元気な時には自分から頻繁に食事や外出に誘うこともできます。
嫌でも友人達と毎日学校で顔を突き合わせていた学生の時と比べると、自分のペースで付き合えるという点が、大人の友達付き合いの良いところではないでしょうか。
また、大人ならではの付き合い方として、程よい距離感で交流できるというメリットもあります。
いつも一緒にいることを前提としたベタベタした付き合いではなく、サラッとたまに会って食事する、というような気兼ねの無い付き合いができるようになるのも、大人の友達付き合いならではと言えます。
大人になってからのオススメの友達の作り方
大人になってから友達を作る場合、どのような出会いが考えられるでしょうか。
友達作りのためのおすすめの出会い方を紹介します。
子どもやパートナーなど、家族を通じて仲良くなる
前述のアンケート調査で、大人になってから友達を作った最も良い方法として1位だったのが、「子どものつながり」でした。
育児中のママにとって同じ年ごろの子どもをもつママ友は、単に情報共有し合う間柄だけでなく、その後も長く交流を続けるような友人関係にも発展しやすいようです。
赤ちゃん期は近所の児童館や公園、幼児期は幼稚園や保育園、そして就学後は小学校や習い事の場でなど、子どもの環境が変わるたびにたくさんのママやパパと関わり合うことになります。
例えば幼稚園のママたちとはあまり合わなかったとしても、小学校のママの中には自分と合う人がいるかもしれませんよ。友達が欲しい場合は、チャンスがあれば積極的に話しかけてみるのがおすすめです。
きっかけは子ども同士が仲良くなったことだとしても、なかには「子どもがいない時にも会いたい、おしゃべりをしたい!」と思えるくらい自分と相性が良いママもいるかもしれません。
また、パートナーの会社の家族同伴のイベントや、食事会などがある場合も、積極的に参加してみましょう。
パートナーが参加者の人柄などを把握しているため安心して参加できますし、同じコミュニティに属している人間同士、価値観が合いやすい可能性があります。
1度仲良くなってしまえば、家族ぐるみで長く交流していけるかもしれません。
職場で相性の良さそうな人に声をかける
会社などの職場は毎日同じ人がいるため、どのような人柄か把握しやすく、友達へ発展しやすい場所です。
初めは業務に必要な話しかしなかったという同僚も、ずっと同じ場所にいると少しずつ私生活のことを話すようになります。
その時に「会話していて楽しい、良さそうな人だな」と感じた場合は、相手もあなたとの相性が良い、フィーリングが合うと感じている可能性があります。
職場全体での食事会やイベントがあれば、良い機会ですので積極的に話しかけてみましょう。
そういったチャンスがない場合は、一度休憩時間を同じタイミングでとる、退社時間を合わせるなどして、自分で話せる機会をつくってみてもいいかもしれません。
SNSで共通の趣味がある人を見つける
特定の趣味や特技がある場合、ピンポイントで共通点のある友人をつくるのにおすすめなのが、やはりSNSです。
どんな人がいるか分からないという怖さはありますが、きちんとマナーを守って使用すればこれほど便利なコミュニティツールは他にありません。
同じ趣味をもっている友人がいれば、環境や年齢の違いは気にせず趣味の話でずっと盛り上がることができます。
逆に、趣味の界隈で悲しいことや腹立たしいことがあった場合は、話や愚痴をきいて共感してくれるため、最高のストレス発散になります。
SNS友達のメリットは、ずばり、“会わなくても友人と呼べる”ということ。
「友達」というと、頻繁に会ったり食事をするような間柄が想定しやすいですが、SNSの場合24時間いつでもスマホからメッセージの送受信ができるため、そのやり取りだけでも短時間で、対面しなくても濃密な関係性が築けるのが大きな特徴です。
ただ、共通の知り合いなどがいない分、どのような人か分からないというデメリットも。詐欺行為を働くアカウントもありますので、実際に会う約束などは相手が十分に信用できる人物と分かってから、周囲に他の人がいる場所で会うことをおすすめします。
オンラインサロンに入る
オンラインサロンは、有名人や企業、影響力の大きいインフルエンサーなどが主体となって行われる、インターネット上のコミュニティです。
月会費などの形態で利用料金が発生することが多く、費用がかかる代わりに、主催者の芸能人の情報や、企業が提供するセミナーなどを受けることができます。
主催する人物のファンクラブのような側面もあり、サロンの会員同士が交流できるようなオフラインのイベントが行われることも。
同じ人物や企業を応援している人達の集まりで会話もはずみやすい環境ですので、友達づくりに適しているかもしれません。
いくつも掛け持ちで参加している人もいますし、全て対面形式のサークルなどと比べると気軽にネット上で入会や退会ができますので、おすすめです。
習い事を始める
子育てや仕事に少し余裕ができたら、習い事で友達づくりをするのも良いでしょう。習い事の場はプライベートのため心に余裕がある状態の人も多く、リラックスしながら楽しく雑談できるはずです。
ただし、一言で社会人向けの習い事と言っても、参加者の男女比や年齢などはさまざまです。
「女性の友達がほしい」「同じ年代の友達がほしい」「同じ趣味の友達がほしい」などほしい友人の希望がある場合は、始める前にそれぞれの習い事の特徴をチェックしておいた方がいいかもしれません。
資格セミナーや英会話などスキルアップ系の習い事では仕事に対するモチベーションの高い人との出会いが期待できますし、ジムのエクササイズやテニス・ゴルフスクールなどは体を動かすことが好きな人が多いことが、料理教室やワインスクールなどはグルメに興味がある人が多いことが予想できます。
また、「女性限定」「男性限定」「30〜40代限定」などと銘打っている習い事のプログラムを探してみるのもおすすめです。
ボランティアをする
大人の友達づくりの場として見過ごせないのがボランティア活動です。
ボランティアの情報サイトでは、社会人を対象に募集しているプログラムを検索して応募することが可能です。
単発でなく長期で募集しているものを選ぶと、同じメンバーで何度も活動していくうちに自然と顔見知りになり、会話も生まれるようになります。
他のコミュニティと異なり、ボランティア活動では少し大変な作業をする可能性もあります。そういった場面を一緒に乗り越えていくことで、仲間との絆も深まり、友人関係にも発展しやすいでしょう。
人のためになることで満足感も生まれ、まさに一石二鳥と言えるかもしれません。
まとめ
今回は、大人になってからの交友関係や、友達づくりについてご紹介しました。
若い頃に比べると難しくなってくるものの、人生をより豊かにするために、友人との付き合いは継続するのがおすすめです。
定期的に連絡をとる友人が今いないという方も、オンラインやオフラインで積極的に行動することで新たな出会いが期待できますよ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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