普段は明るい髪色でいたいけど、急な行事や面接、面談などで「黒染めはしたくないけど一時的に黒い髪色にしたい」と悩まれたことはありませんか?
この記事では、市販のヘアカラー剤を使用して黒染めをせずに、自分で髪を暗くする方法をご紹介します。
黒染めをすると色が抜けにくくなる
髪を黒くするならば「黒染め」と考えるかもしれませんが、確かに黒染めをする事で髪色を黒くすることはできます。
しかし、黒染めをする事での”デメリット”もあるのをご存じですか?
黒染めは、色持ちが長く、3か月以上ほとんど色落ちする事もないため黒髪の状態が続きます。
しかしその反面、黒染めした状態の髪のままではブリーチをしても綺麗に色が抜けなかったり、思うような色にならない等、今後のヘアカラーに影響が出てしまいます。
一時的に黒い髪にして、いずれは明るい髪色に戻したいという場合には、黒染めをしてしまうと理想の髪色に戻すのが難しくなってしまうので注意が必要です。
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→電気代を節約するおすすめの方法はこちら黒染めではなく、黒髪ヘアカラーがおすすめ
「真っ黒すぎる髪色にはしたくない」
「一時的に黒髪にしたい」
そのように考えるならば、黒染めではなく「黒髪(暗め)ヘアカラー」がおすすめです。
グレイ、アッシュ、ブルーなどの色素を使用することで、髪の毛を暗くし黒っぽく見せる事が可能で、黒染め程真っ黒な髪にはならないので、黒っぽい髪色を望む方にはピッタリです。
費用や時間に余裕があるのであれば、美容院で黒髪(暗め)ヘアカラーをお願いするとよろしいかと思います。
美容院であれば、万が一色落ちが早かったり思うように暗くならなかった場合には、無料でお直しの対応をしてくれるところもあります。(美容院により対応は異なりますので事前の確認をお勧めします)
美容院に行かずに市販品でできる?
美容院でのヘアカラーが、急なことで予約が難しかったり、金銭的に難しい場合には、市販のヘアカラーでも黒髪ヘアカラーは可能です。
最近は、暗めの髪色の需要も高まっていることから、黒髪といっても、ニュアンスが異なる様々な種類の黒髪のヘアカラー剤が販売されています。
黒染めより黒髪ヘアカラーのメリット
黒染めではなく、暗めにする黒髪カラーにするメリットは何があるかみてみましょう。
なりたい暗さを選べる
髪の明度は20段階で表すことができ、数値が低いほど暗く、大きいほど明るい状態となります。
これに対して日本人の平均的な地毛の色が「3」であるといわれています。
黒染めでは「3~4」程度となるので、しっかりとした黒になります。
しかしカラー剤を使用した場合には、黒より明るい「暗め」の色を選ぶことができます。
一見すると黒髪でありながらも、太陽の下では明るさも感じられる透明感も出しつつ暗くすることが可能なので重くなり過ぎずお洒落な印象になります。
明るい髪色に変えやすい
黒染めをしてしまうと、髪の色を抜くことが難しく、すぐに髪の色を変える事が難しいです。
しかし、黒髪ヘアカラーであれば黒染めよりも色落ちがしやすいため、明るい髪色に変えやすいです。
黒い髪にするのは、一時的ですぐに髪の色を明るくしたいと考えているならば、間違いなく黒染めではなく黒髪ヘアカラーが良いでしょう。
市販のヘアカラー剤で暗くするデメリット
市販のヘアカラー剤を使用して黒髪にする場合のデメリットも確認しておきましょう。
想像していた髪色にならない場合がある
市販のヘアカラー剤にはカラー見本がありますが、あくまでも見本であり髪質や現在の髪色、またカラー剤使用時の条件などによっても仕上がりの色は変わってきます。
美容院の場合には、髪の状態を見て希望に合うようカラー剤を配合してもらえますが、市販品のカラー剤の場合には思い通りの色味にならない恐れがあります。
色味に強いこだわりがある場合には市販品で暗くすることはお勧めしません。
髪が傷みやすい
黒染めは髪を明るくする作用が無いため、ヘアカラーに比べて髪のダメージが少ないのが特徴です。
ヘアカラーの場合も市販品と美容院の物では、髪や頭皮への負担には違いがあり、市販品の方が髪へのダメージが大きいといわれています。
美容院では、髪のダメージ状況などを見てカラー剤を調合してくれます。
しかし市販品のヘアカラーは、誰でも簡単に髪色を変えられるように、複雑な調合を行わずに確実に髪色が染まるように強力な薬剤が使用されている事と、使用時に長めに時間を置きがちなため頭皮が傷みやすいといったデメリットがあります。
市販品のヘアカラー剤の選び方
黒髪にするために、いざ市販品のカラー剤を使用しようとおもうと様々な種類のカラー剤が売られていて何を選んだらいいか迷ってしまうと思います。
いくつかの条件から、それぞれおすすめの市販品のカラー剤の選び方をご紹介します。
髪色を変えたい期間やダメージで選ぶ
どのくらいの期間髪色を変えたいのかで、ヘアカラーの種類を選ぶと良いでしょう。
1.5~3か月
ヘアカラー
頭皮まで塗布するため、髪の根元まで綺麗に染める事ができて、染めた色も1.5~3か月と持続する。
しかし刺激の強い薬剤が使用されていて、その薬剤を髪の内部まで浸透させるため髪や頭皮のダメージが大きい。
2週間程度
ヘアマニキュア
頭皮に付かないように塗布するので、頭皮へのダメージは少ない。
また髪に対しても表面に塗布するためダメージも少なくなっている。しかし髪の根本が染まりにくく生え際の色が目立ってしまうこともある。
1日程度
ヘアカラースプレー
髪の毛の表面を色のついたスプレー剤で色をつける。シャンプーをする事で髪色をすぐにリセットできるのが特徴。
髪にスプレーを吹く時に失敗すると服なども汚してしまう恐れがあったり、汗や水によって色落ちがしやすい。また髪の表面がザラついたり固まったりしてしまう事もある。
仕上がりの色味で選ぶ
パット見は同じ黒でも、使用するカラー剤の色味によって印象には違いがあります。
ダークアッシュ系
黒過ぎず、柔らかい印象で透け感のある黒髪に
室内では黒く見えつつも、太陽の下ではアッシュの透け感が出ます。
ダークグレー系
アッシュ系よりも黒っぽい仕上がりになる。
黒っぽさはあるが、真っ黒ではない色味。
ブルー系
濃い目のブルーによって、黒っぽく暗く見せる。
ベースの髪色によっては、青みが見える事も
市販のヘアカラー剤の色落ちしにくくする方法
ヘアカラーで黒髪にした際の、色の持ち方は同じカラー剤を使用したとしても、その人の生活スタイルなどによっても個人差が出ます。
しかし、できるだけ気を付ける事で色落ちしにくく長持ちさせることも可能です。
刺激の弱い質の高いシャンプーを使う
一般のシャンプーは、シリコンや硫酸塩などの成分が含まれていて、髪に含まれる余分な脂まで洗浄してしまい、髪が乾燥しやすくなってしまいます。同時に色落ちもしやすくなっています。
質の高いシャンプーの場合には、刺激の強い成分を含まずに、髪に栄養を与えるアミノ酸やセラミドなどの成分が含まれているものがあります。
カラーケア用のシャンプーも売られているので、どのシャンプーを選ぶべきか分からない場合には、そのようなシャンプーを選ぶのも良いでしょう。
低い温度のお湯で洗う
髪の毛を洗う時に熱いお湯ではなく、低い温度のお湯で洗うのもポイントです。
熱いお湯は、髪の毛のキューティクルを開いてしまうことで、髪の毛の色素まで流れ出しやすくなってしまいます。
低い温度の場合には、キューティクルが開きにくく、色素が流れ出るのを防ぐことができます。
直射日光を避ける
太陽光の光によってヘアカラーは酸化しやすくなり、色落ちの原因となります。
屋外に出る時は、日傘や帽子を利用して、直射日光に当たるのを防ぐように気を付けましょう。
まとめ
髪の毛を黒くする方法として「黒染め」と「黒髪ヘアカラー」の違いを紹介しました。
長期間、黒い髪のままにしたい場合やできるだけ髪や頭皮のダメージを抑えたい場合には「黒染め」をするという選択肢もありますが、黒すぎる黒ではなく明るい印象のある黒髪が希望であったり、また明るい髪色に戻す予定がある場合には、黒髪ヘアカラーがおすすめです。
お金や時間に余裕がある場合には、美容院での黒髪ヘアカラーが安心ですが、難しい場合には市販のカラー剤を使用したセルフでの黒髪ヘアカラーも可能です。
使用するカラー剤の種類や色持ちの特徴などから、どのカラー剤を使用するべきか判断されると良いでしょう。
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